トレマーズ 地獄島は、2020年に発売されたアメリカ合衆国のオリジナルビデオ映画。人気モンスターパニックアクションシリーズ第7弾。遺伝子操作されたモンスターが島に持ち込まれる。だが、最強のグラボイドハンター・バートはやる気を失い引退していた。
トレマーズ 地獄島 映画批評・評価・考察
トレマーズ 地獄島(原題:Tremors: Shrieker Island)
脚本:21点
演技・演出:14点
撮影・美術:13点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計61点
トレマーズのタイトルよりも、バート・ガンマーの生きざまを見守る作風が濃くなってきてついに7作目。バートを演じるマイケル・グロスの演技とグラボイドのバリエーションで生き残ってる作品であることは間違いないのですが、シチュエーションが異なるだけで、基本的なプロットが全部同じに感じてしまい、マンネリ感がずっと拭えません。ファンならともかく、初見で今作は見ていてつらいかもしれません。
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トレマーズ 地獄島 あらすじ(ネタバレ)
エイベックス・バイオのオーナーであるビルは遺伝子操作したグラボイドを私有島に持ち込み、富裕層のハンターを集めてグラボイド狩りを楽しんでいた。隣の島にいた研究者のジャスとジミーは不自然な地震振動を察知して島の調査に向かい、そこでグラボイドの死骸を発見する。2人は島を離れようとするが、同行者のイシモンがシュリーカーに襲われ殺されてしまう。ジャスはグラボイドを駆除するため、ジミーにパプアニューギニアにいるバート・ガンマーを連れてくるように指示する。一方、ジャスの抗議を受けたビルはグラボイド狩りを邪魔されないように外部との通信を遮断してしまう。パプアニューギニアに到着したジミーはバートと接触するが、彼はすでにグラボイド狩りから引退していた。バートは息子トラヴィスに依頼するように告げるが、ジミーから「トラヴィスは幻覚キノコの密輸でメキシコの刑務所に収監されている」と聞かされ、彼に説得されて島に向かう。
島に到着したバートは、トラヴィスの母親で自分の元交際相手だったジャスと再会する。バートはグラボイド狩りのための銃器を調達しようとするが、研究施設には銃器は置いておらず、ジミーに第二次世界大戦時のバンカーに案内され、そこでマチェテや火炎放射器、ダイナマイトを調達する。バートたちはビルの島に向かうが、島ではシュリーカーによってハンターたちが襲われていた。シュリーカーを追い払ったバートは研究施設に戻り、ビルにグラボイド狩りを止めるように警告するが拒否され、麻酔銃を撃たれて意識を失ってしまう。ビルはハンターたちが次々と犠牲になる中でグラボイド狩りを続けるが、愛想を尽かしたアンナに離反されてしまう。アンナはバートたちと合流し、ダイナマイトを使用してグラボイドを爆殺する。翌朝、バートはビルと接触してグラボイド狩りを止めるように説得するが聞き入れられず、ビルはグラボイドに殺されてしまう。
バートは、かつて友人バルとアールが用いた方法でグラボイドを倒そうと考え、島の台地にグラボイドを誘き出す作戦を思いつく。ジャスとフレディたちが準備を整える一方、バートとジミーは残っているシュリーカーを倒しに向かう。シュリーカーを倒したバートはグラボイドを誘導しながら台地に到着し、ジミーと共に崖に向かって走り出す。バートは途中でジミーを守るために進行方向から突き飛ばして砂煙の中に消えていき、グラボイドは崖下に落下してジャスたちによって爆破される。ジミーやジャスたちはバートを探すが彼の姿はどこにもなく、彼らはバートの墓を作り、バートの帽子や戦いに用いた武器を手向ける。
トレマーズ 地獄島 スタッフ
監督:ドン・マイケル・ポール
脚本:ドン・マイケル・ポール,ブライアン・ブライトリー
原作:キャラクター創造 S・S・ウィルソン,ブレント・マドック,ロン・アンダーウッド
製作:トッド・ウィリアムズ
製作総指揮:クリス・ローウェンスタイン
音楽:フレデリック・ウィードマン
撮影:アレクサンダー・クルモフ
編集:ヒース・ライアン
製作会社:ユニバーサル1440エンターテインメント,リビング・フィルムズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメント
トレマーズ 地獄島 キャスト
バート・ガンマー:マイケル・グロス
ジミー:ジョン・ヘダー
ジャスミン・”ジャス”・ウェルカー:キャロライン・ラングリッシュ
ビル:リチャード・ブレイク
フレディ:ジャッキー・クルーズ
アンナ:キャシー・クレア
ボーティ:サハジャック・ブーンタナキット
リチャーズ博士:マシュー・ダグラス
ウォールストリート:パーンデー・カルシ
プリティボーイ:デヴィッド・アサバノン
イシモン:ブーンマ・ランフォン