アライバル2は、1998年製作のカナダのビデオ映画。地味な作りながら、SFの醍醐味を味あわせてくれる『アライバル 侵略者』の続編。前作の主人公ゼイン（チャーリー・シーン）の弟でコンピュータ・プログラマーのジャック（スターシップ・トゥルーパーズのザンダー役」のパトリック・マルドゥーン）が、兄の残したエイリアン侵略の証拠の謎を暴いていく。共演は「フレンズ」のキャロル（ロスの元妻）でおなじみのジェーン・シベット。
アライバル2 映画批評・評価・考察
アライバル2（原題：Arrival II）
脚本：19点
演技・演出：12点
撮影・美術：9点
編集：6点
音響・音楽：6点
合計52点
B級映画ながら演出が良く見応え十分だった前作『アライバル/侵略者』の良さをほとんど生かしきれず、ストーリーも前作からさらに進んだものになるどころか、終始、宇宙人と追いかけっこしているような話になっています。『ヒドゥン２』を思い出してしまうほど、よろしくない続編でした。
終始ヤル気を感じさせない主演のパトリック・マルドゥーンは、ジェイソン・パトリックにそっくりというか区別がつきませんでした。『スターシップ・トゥルーパーズ』の主人公のライバル役ザンダーを憎たらしく演じていましたが、今作ではそういう熱量を感じませんでした。
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アライバル2 あらすじ（ネタバレ）
ゼイン・ザミンスキー ( アライバル 侵略者の主人公) は、人里離れたイヌイット コミュニティで死んでいるのが発見され、心臓発作で亡くなったとされていた。宇宙人に関する彼の世界への放送は、彼がNASAから解雇されたため、UFO デマであると広く信じられていた(地球が記録的な気温を維持し続けているにもかかわらず)。彼の死がテレビで発表されると、5 人がエイリアンの詳細が記載された封筒が送られた。この 5人のグループは、3人の科学者、ゼインの義理の兄弟であるジャック・アディソン (彼が 7 年間会っていないコンピューターの専門家)、およびブリジット・リオーダンという名前のレポーターで構成されていた。彼らは、地球温暖化と、エイリアンが地球をテラフォーミングして、自分たちの死にゆく世界のように暑い惑星にすることについて話している論文を受け取った。
グループは大きな冷凍庫に集まり（エイリアンは寒さに耐えられないため）、ゼインが何を残したのかを確認した。彼らは、グループに残された封筒の中にいくつかのエイリアンのアーティファクトを見つけた。5人のうちの1人であるトレバー・アンギラールは風邪をひき、エイリアンであることが明らかになった。彼は金属球を発射した（「ブラックホール爆弾」またはBHBが空中に上昇し、回転してから広い領域のすべてを吸い込み、永久に消滅させる）。エイリアンと男性の1人であるトム・ビリングスは、BHBの影響範囲で吸い込まれたが、アディソン、リオーダン、ザーコフはなんとか逃げ出せた。
ホテルの部屋にいるザーコフは、毒を注入するエイリアンの金属スパイダーマシンによって殺され、心臓発作による死と判断された。アディソンは自分の部屋に戻り、BHBがすべてを片付けたことを確認した。彼が拾って昨夜一緒に寝た女の子、サンドラ・ウルフはエイリアンであることが判明した。彼女と別のエイリアン、ヴォータンはアディソンに注射し、彼は後で目を覚ますと、自分が「乗っていた」ことに気づいた。
アディソンは車から転がり出て、ひどい見当識障害にもかかわらず、なんとか彼らを逃れ、リオーダンと再びチームを組む. エイリアンは2人にFBIを設定し、クレジットカードをキャンセルし、アディソンの銀行口座15,000ドルを空にした。アディソンとリオーダンには 1 つのアーティファクトしか残っていなかったが、レーザービームを当てると完全な 3D ホログラムが生成されることを発見した。彼らはそれを使用して、ケベックにある場所の近くで開かれる予定の原子力発電所がエイリアンの手にあることを知った。後で、それが臨界に達し、致命的な放射線を数百マイルにわたって拡散させることが明らかになった（エイリアンは放射線の影響を受けません）。
アディソンとリオーダンは気候セミナーでホログラムを見せようとし、アディソンの上司であるバークは彼らを助けることに同意した。しかし、彼らがデバイスをアクティブにする前に、FBI にデバイスを売却したアディソンの別の同僚であるデイブ・サイラスに捕まった。バークはサイラスを殺し、アディソンをそのためにフレームに入れ、自分自身もエイリアンであることを明らかにした。かろうじて逃げ出したアディソンとリオーダンは大学に侵入し、産業用レーザーを使用してアーティファクトを適切にアクティブにした。
アディソンはコンピューターのスキルを使って宇宙を歩き回り、エイリアンの船とやり取りし、発電所の奥深くにある巨大な BHB を 1 時間で作動させるようにプログラムした。エイリアンが到着し、両方がホログラムからキャプチャされた。原子力発電所では、巨大なBHBがその下のエイリアンエリアで爆発し、バラバラになって原子力発電所を飲み込み始めた。 ヴォータンとウルフは、床のぽっかりと開いた穴に引きずり込まれた。アディソンは自分自身がその影響範囲に引きずり込まれそうになり、小さな BHB を使用して、彼とリオーダンが逃げるのに十分な時間、巨大な BHB を止めることができた。発電所に残っているのは地面にある巨大な穴だけになった。バークも生き残ったが負傷しており、エイリアンの特徴が部分的に見えていた。彼は、エイリアンが止められていないだけで、遅れているだけだとアディソンに警告した。
しばらくして、リオーダンの本エイリアン・アジェンダ(彼らの最近の冒険と世界に対するエイリアンの計画を詳しく説明している) は、2 か月経った今でもニューヨーク タイムズのベストセラー リストのトップだった。世界はまだそれをすべてフィクションと見なしているようだった。映画は二人がアラスカに向かって運転するところで終わり、国境を越えると雪が降り始めていた。
アライバル2 スタッフ
監督：ケヴィン・S・テニー
製作：クラウディオ・カストラヴェッリ
原案：デヴィッド・トゥーヒー
脚本：マーク・デビッド・ペリー
音楽：ネッド・ブハラッサ
撮影：ブルーノ・フィリップ
編集：ハイディ・ヘインズ
アライバル2 キャスト
ジャック・アディソン：パトリック・マルドゥーン
前作の主人公ゼイン・ザミンスキーの異母兄弟。
ネルソン・ザーコフ教授：マイケル・サラザン
ジャックとゼインの協力者。
ブリジット・リオーダン：ジェーン・シベット
新聞社で働く野心的な記者。
サンドラ・ウルフ：キャサリン・ブライス
ジャックが一夜を共にした女性。
ヴォータン：マイケル・シェラー
バークに雇われたエージェントで、地球外生命体の侵略計画を暴露した人物を追跡する。
バーク：ラリー・デイ
デイブ・サイラス：スティーブ・アダムス
トム・ビリングス：ステファン・ブランシェット
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