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激突!|ハイウエイでのトラブルが殺意にまで発展する現代の恐怖をスリリングに描く。

映画 激突!
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激突!は、1971年公開のアメリカ合衆国の映画。車を連転する人間なら少なからず経験する大型トラックの無謀運転ぶりを自ら体験しヒントに執筆したリチヤード・マチソンが、ハイウエイでのトラブルが殺意にまで発展する現代の恐怖をスリリングに描く。「『激突! 』は機械への批判だ。僕は早い段階で、この映画のすべては技術社会全体が完全に崩壊したことを描くことだと心に決めていた」—スティーブン・スピルバーグ。

激突! 映画批評・評価・考察


激突!(原題: Duel)

脚本:35点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:10点
音響・音楽:7点
合計87点

低予算ながら、スピルバーグが描こうと思ったものを忠実に映像化できた作品です。僕はこの映画と似たような経験があるので、この主人公の恐怖感が理解できるところがあります。僕がまだ22,23歳の頃に、夜間の山道で大型トラックを追い越したんです。もちろん、追い越し車線ですよ。そしたら、突然追い抜いた大型トラックが猛スピードで追いかけてきて、煽り運転と言うレベルを超えて、超スレスレで後ろに付けてきたんです。ブレーキ踏んでビビらせてやれよと思うかもしれませんが、ブレーキ踏んだら押しつぶされると思うくらいデカいトラックだったので本気で殺されると思いました。数十分の間それを続けられて、恐怖でした。幸い途中で道の駅があったのでそこへ入ってやり過ごせました。この映画にでてくるようなトラックの運転手は、個人的な感想ですが、けっこういると思います。トラックの追突事故の多さが証明してますよね。煽り運転は止めましょう。イラついた時は、深呼吸してください。


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激突! あらすじ(ネタバレ)

トラベリングセールスマンであるデイヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は商談のため車でカリフォルニアへ向かう途中、荒野のハイウェイで低速走行する1台の大型トレーラー型タンクローリーを追い越す。しかし追い越した直後より、今度はトレーラーがマンの車を追いかけ回してくるようになる。

幾度となく振り切ったように見せかけては突如姿を現し、トレーラーは列車が通過中の踏切にマンの車を押し込もうとしたり、警察に通報するマンを電話ボックスごと跳ね飛ばそうとするなど、次第に殺意をあらわにしながら執拗に後を追ってくる。マンは大型車の不利な峠道へと逃げ込むが、出がけに立ち寄ったガソリンスタンドでラジエーターホースの劣化を指摘されており、車は峠道の上り坂でオーバーヒートを起こしスピードダウンしてしまう。なんとか峠の上にたどり着いたマンだったが、運転を誤り車を岩場に衝突させてしまう。車がしばらく動かなくなってしまうが、上り坂で再びエンジンを掛けて走る。

逃げ切ることが難しいと悟ったマンはトレーラーとの決闘を決意し、峠の途中の崖へと続く丘にトレーラーを誘い込む。車をUターンさせてトレーラーに向かって走り、正面衝突する直前に飛び降りるが、衝突の炎と煙で視界を奪われたトレーラーの運転手はマンが車ごと突っ込んできたものと思い込み、そのまま崖に向かって走り続ける。崖に気づき、慌てて急ブレーキを掛けるものの、ホーンを鳴らしながら、マンの車もろとも崖下へと転落。辺りには2台の車が落下しながら捻じれ軋む音が咆哮のように響く。マンは崖から2台の残骸を見つめながら決闘から生還した事を1人喜ぶも、その表情はすぐに晴れやかさを失い呆然と佇む。

マンは力なく崖の縁に腰掛け、時折石を投げながら、ただ2台の車の残骸を見つめていた。

激突! スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:リチャード・マシスン
原作:リチャード・マシスン『Duel』
製作:ジョージ・エクスタイン
音楽:ビリー・ゴールデンバーグ
撮影:ジャック・A・マータ
編集:フランク・モリス
製作会社:ユニバーサル・テレビジョン
配給:ユニバーサル・テレビジョン,ユニバーサル・ピクチャーズ/CIC

激突! キャスト

デイヴィッド・マンデニス・ウィーバー
主人公。サングラスを掛けた、どこにでもいる一般的なサラリーマン。愛車のプリムス・ヴァリアントでハイウェイを走行中に大型トレーラータンクローリーを追い越した事がきっかけで、トレーラーの運転手に命を狙われるハメになる。最初はスピードを上げて追い抜いたり、引き離したりしてトレーラーから逃げていたが、トレーラーに決闘を挑む。

トレーラーの運転手キャリー・ロフティン
マンが追い越した大型トレーラータンクローリーの運転手。錆びついた古いピータービルト281を愛用し、執拗にマンの命を狙う。マンの車を無理やり追い越した後、故意に減速して進路妨害したり、先の見えないカーブで窓から腕を出して先に行くように指示し、対向車に衝突させようとするなど、当初は嫌がらせのような妨害が多かったが、次第に殺意をあらわに追跡してくるようになる。マンの車を追い越した後かなりの距離が離れてもスクールバスを助けようとするマンの元に戻ったり、路肩に停め待ち伏せしたり、物陰に隠れてやり過ごしたマンが車内で眠るほど休憩したにもかかわらず、来る事を予想してその先で長時間待ち伏せるなど、執念深さを見せる。中盤ではタイヤが地面にはまり動けなくなったスクールバスを後ろから押して助ける一面を見せるが、あくまでマンへの殺意をカモフラージュするための行いにすぎない。待ち伏せしている際にマンが顔を見ようと走り寄って来た際は再び走り出して距離を置こうとするなど、最後までマンに姿を現すことはなかった。物語では一切判明しなかったが、本作で登場するトレーラーの運転手の正体は各州で同じ手口でドライバーを狙う殺人トレーラー運転手。トレーラーのフロントバンパーに付けてある各州数枚のナンバープレートは犯行時に自分が付けていた州ごとのナンバーで犯行の証。一見マンに追い越された事で怒りを抱いた行き摩りの犯行に見えるが、ただマンを標的にしただけだった。物語では一貫して大型トレーラーの運転手(スタントマンのキャリー・ロフティン)の顔が見えず手足しか見えない。これによりあたかも大型トレーラー自体が意思を持ち、追って来るような効果を演出している。運転手が顔を見せず執拗にマンを追いかけるトレーラーを監督は「怪獣のように考えた」と語る。本作では最後までトレーラーの運転士の名前と顔が不明だが、原作では「ケラー」という名字で顔は「角ばった顔、黒い目、黒い髪の毛」とのことである。

妻:ジャクリーン・スコット
カフェの店主:エディ・ファイアストーン
スクールバスの運転手:ルー・フリッゼル
ガソリンスタンドの女店主:ルシール・ベンソン
ラジオのパーソナリティ:スウィート・ディック・ウィッティントン

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