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アイランド|マイケル・ベイが未来を舞台に、臓器調達のために作られたクローン人間の逃走劇をスタイリッシュに描くSFアクション大作。

映画 アイランド
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アイランドは、2005年公開のアメリカ合衆国の映画。ワーナー・ブラザースとドリームワークスが共同制作したマイケル・ベイ監督のSFアクション映画。マイケル・ベイが未来を舞台に、臓器調達のために作られたクローン人間の逃走劇をスタイリッシュに描くSFアクション大作。

アイランド 映画批評・評価・考察


アイランド(原題: The Island)

脚本:30点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計81点

今作もベイ・ヘム全開の序盤から中盤まで、ストーリー、アクションともに良くできておりハラハラしながら楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっている。終盤になるとマイケル・ベイの悪い癖なのか大味の展開で傑作になりそこねる。
この作品を改めて見ると、アクションと近未来設定(エンタメ要素)を外すと、「わたしを離さないで」になってしまう。小説を参考にしたのかな?
ユアン・マクレガージャイモン・フンスーの演技・演出がカッコよく、メカニックデザインなどもカッコ良いので個人的には好きなエレメントが多い作品。

※ベイ・ヘム(Bay-hem)について
ベイ・ヘムとは、マイケル・ベイ監督作品の現実では有り得ないような演出・展開を造語で表現しています。
作品の特徴として下記のものが挙げられる。
・斬新でスタイリッシュな映像
・テンポがよく、大胆な物語
・ド迫力のアクション(全ての監督作品にアクションが盛り込まれている)
・1つの作品に5回以上のハプニング
・戦う男たちの描写
・車のCMを手がけており、それらの演出が映画でも活かされていて、スティーヴン・スピルバーグをして「車をカッコよく撮らせたら彼の右に出る者はいない」と言わしめた(ほとんどの監督作でカーチェイスバトルが盛り込まれている)
・映像の色彩表現がカラフル
・カメラアングルが過剰なまでに動き回る演出で「画面酔い」を引き起こす観客が多く、「カメラが動きすぎ」という意見があるが、カメラアングルがよく動く作品は『バッド・ボーイズ2バッド』と『トランスフォーマー』のみ
・米軍が頻繁に登場し、実際の基地や兵士を使って撮影を行うことも多い。作中で軍を格好良く描くことが多いため、撮影許可が下りやすいという。

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アイランド あらすじ(ネタバレ)

2019年。地球の大気は汚染され、生き残った人々は、徹底管理のゆき届いたハイテクなコロニーで暮らしていた。ここに暮らす全ての住人の夢は、唯一汚染を免れた自然豊かな美しい島「アイランド」に移住すること。しかし、誰でもアイランドへ行けるわけではなく、コロニーでは毎日抽選が行われ、運よく当選した人物だけがアイランド行きを許されるのだった。

主人公リンカーンもコロニーに暮らす一人であり、そして今日もまた抽選に外れては肩を落としていた。コロニーでの暮らしは安全且つ快適だが、下界は汚染されているため外には出られず、唯一の楽しみは施設内の女性棟に住むジョーダンと時折会話を交わすことだけ。リンカーンは、コロニーでのそんな生活に退屈し始めていた。ある日リンカーンは、たまたま換気口から侵入して来た蛾を発見し、外の空気は汚染されているはずではなかったかという疑問を抱く。そして、部屋を抜けだしてこっそりコロニーを探索した彼は、恐るべきものを目撃してしまう。それは、数日前に当選して「アイランド」へ行ったはずの男が臓器を摘出され、また代理出産に選ばれた女性が出産後に薬殺されてしまう姿だった。リンカーンは危険を察知し、「アイランド」行きに選ばれたばかりのジョーダンを連れて施設から脱走する。

地上に出た彼らが目にしたのは、汚染とは程遠い澄み切った青空と広がる大地だった。二人は、コロニーで友人になった技術者のマッコードを捜し出し、施設が隠している秘密を話すよう迫る。そして、自分たちが保険会社のクライアントに臓器や代理母を提供するためのクローンでしかないこと、彼らの幼い時の記憶でさえもプログラムで捏造されたものなのだということを知らされる。その後、マッコードの協力も得て、初めての下界に戸惑いつつも、手に手を取って逃亡を図るリンカーンとジョーダン。初めての外の世界へ逃れ出たふたりは、監視の目から解放され、いつしか友情以上の関係を育んでいく。だが、彼らを施設から派遣された追っ手が執拗に追跡する。

アイランド スタッフ

監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン,アレックス・カーツマン,ロベルト・オーチー
原案:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
製作:マイケル・ベイ,イアン・ブライス,ウォルター・F・パークス
製作総指揮:ローリー・マクドナルド
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ポール・ルベル,クリスチャン・ワグナー
製作会社:ドリームワークス,パークス/マクドナルド・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース

アイランド キャスト

リンカーン・6・エコー / トム・リンカーン:ユアン・マクレガー
ジョーダン・2・デルタ / サラ・ジョーダン:スカーレット・ヨハンソン
アルバート・ローラン:ジャイモン・フンスー
バーナード・メリック医師:ショーン・ビーン
スタークウェザー・2・デルタ / ジャマル・スタークウェザー:マイケル・クラーク・ダンカン
ジェームス・”マック”・マッコード:スティーヴ・ブシェミ
ジョーンズ・3・エコー:イーサン・フィリップス
救急運搬人:グレン・モーシャワー
ローランのチームメンバ:ゲイリー・ニケンズ
ガンドゥ・3・エコー:ブライアン・ステパニック

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