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96時間|父の愛が、パリの街を暴走する。娘を誘拐された父親が警察の助けを借りず、たった一人で異国の敵からの奪還を試みる!

96時間
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96時間は、2008年公開のフランス・アメリカ合衆国合作映画。96時間というタイムリミットの中、誘拐された娘を奪還する元秘密工作員の姿を描くアクション・スリラー。「レオン」「トランスポーター」シリーズのリュック・ベッソンが製作・脚本を務め、「パリより愛をこめて」のピエール・モレルが監督した。2012年に続編『96時間/リベンジ』が、2014年には第3作目『96時間/レクイエム』が製作された。

96時間 映画批評・評価・考察


96時間(原題:Taken)

脚本:34点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:8点
合計88点

本作に続きベッソン製作「パリより愛をこめて」も手掛ける撮影監督出身のピエール・モレル監督が、その男っぽい作風を先駆けて開花。愛するひとり娘を救うという、たった一つの目的に向かって邁進し続ける主人公像はB級テイストながら骨太の魅力です。展開の速さは邦題のルーツとなったであろうドラマ「24 -TWENTY FOUR-」(日本語題は作中で語られる、「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」から。)を凌駕し、バトルまたバトルという見せ場の畳み掛けはかつてのハリウッドのタフガイものの再来を思わせるものです。


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96時間 あらすじ(ネタバレ)

アメリカ政府のもとで秘密工作の仕事に携わってきたブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、今は引退してカリフォルニアで孤独な毎日を過ごしている。そんな彼の唯一の願いは、ずっと疎遠だったひとり娘キム(マギー・グレイス)との絆を修復することだった。別れた妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)の再婚相手である資産家と一緒に暮らしているキムももう17歳。親友のアマンダとふたりでパリに行きたいというキムの訴えを、ブライアンは一度は頑なに却下するが、娘の喜ぶ姿を見たいという親心から結局許してしまう。

だが、ブライアンの不安は最悪の形で現実のものとなった。キムとアマンダが滞在するパリのアパルトマンに、突然謎の一味が乱入。バスルームにいたキムはブライアンと携帯で話している最中で、窓越しにアマンダが拉致される光景を目撃する。ブライアンは彼女を励まし、一味の人数や特徴を聞きだすが、やがて彼女の凄まじい絶叫を聞く。自らの手で娘の奪還を誓ったブライアンは、通話の音声から犯人一味はパリで勢力を拡大しているアルバニア系の人身売買マフィアであることをつきとめる。これまでの事例によると、事件発生から96時間が過ぎると被害者は救出不可能という絶望的なデータがはじき出され、ブライアンはレノーアの夫のプライベート・ジェット機で急遽パリへ飛ぶ。

まず犯行現場で見つけたキムの壊れた携帯電話のメモリーをチェックし、一味の手先である青年を特定。さらにパリ警察の刑事から組織の縄張りを聞き出したブライアンは、秘かに売春が行なわれている工事現場へと向かった。キムのデニム・ジャケットを所持していた少女の証言から、拉致グループの隠れ家を割り出すがそこにキムの姿はなく、麻薬中毒で息絶えたアマンダの死体を発見する。地下にある電気椅子を使って、ブライアンはマルコを尋問する。マルコはキムのような処女は地下マーケットで高値がついてすぐに売れると言う。マルコが購入者の名前パトリス・サンクレアを漏らすと、ブライアンはマルコを電気椅子に残して死なせる。その夜、ブライアンはジャン=クロード家を訪ねて、裏の商売を知っていると話し、妻を怪我させて脅してサンクレアの場所を聞き出す。

ブライアンはサンクレア邸でのオークションに出る。キムが競売にかけられると、アラブ人のアビルに強いてキムを買わせる。だがアビルを盾に競売場を出ようとした時、捕えられてパイプに縛り付けられる。その間にアビルはサンクレア邸からキムを連れ去る。サンクレアの指示でまさに始末されようとする瞬間、ブライアンは無事窮地を脱してサンクレアを含む全員を殺す。サンクレアは死ぬ前にキムが河岸のボートにいると漏らす。ブライアンは奪った車で購入者のアラブ人富豪ラマンのボートに追いつき、橋から単身ボートに飛び降りて忍び込み、刺されながらもアビルら護衛全員を殺す。ラマンがキムにナイフを突き付けて取引しようとする。ブライアンは躊躇せずラマンの顔を撃つ。ブライアンはキムとアメリカ合衆国に帰り、キムはレノーアとスチュアートに迎えられる。後に、ブライアンは歌のレッスンとオーディションのために、キムをシーラのもとに連れて行く。

96時間 スタッフ

監督:ピエール・モレル
脚本:リュック・ベッソン,ロバート・マーク・ケイメン
製作:リュック・ベッソン
製作総指揮:ディディエ・オアロ
音楽:ナサニエル・メカリー
撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
編集:フレデリック・トラヴァル
製作会社:ヨーロッパ・コープ
配給:20世紀フォックス

96時間 キャスト

ブライアン・ミルズリーアム・ニーソン
主人公。CIAの元工作員。格闘、狙撃、爆弾のスペシャリストで、引退した現在もその能力は衰えておらず、昔の仲間がやっている要人の警備などをたまにしながら生活している。昔の仕事柄か几帳面で細かい性格だが、約束や決まり事はあまり守れない。現役時代は仕事と家庭との両立ができず、妻レノーアとは離婚。一人娘のキムとも離れ離れの生活になってしまったが、今でも彼女に深い愛情を注いでいる。そのキムがパリで何者かに誘拐されたことを知り、彼女を取り戻すため奮闘する。

キムマギー・グレイス
ブライアンの娘。17歳の高校生。両親が離婚した後は、母親のレノーアと再婚相手のスチュアートと共に暮らしている。しかし、ブライアンのことは今でも慕っており、自分の夢が歌手だということも彼にだけは打ち明けている。女友達のアマンダと共にパリへ旅行した際、何者かによって連れ去られてしまう。

レノーアファムケ・ヤンセン
ブライアンの元妻。愛称は「レニー」。家庭を顧みなかったブライアンと離婚した後、裕福なスチュワートと再婚し、現在は幸せに生活している。そういった過去の出来事からか、現在もブライアンに対しては冷たい態度をとっており、彼の忠告にも耳を貸そうとしない。

サムリーランド・オーサー
ブライアンの友人で元同僚。CIAの元工作員。ブライアンとは現在も親しくしており、共にボディーガードの仕事を行うこともある。情報の解析などでブライアンを手助けする。

ケイシージョン・グリース
ブライアンの友人で元同僚。CIAの元工作員。サム同様、ブライアンとは現在も親しくしている。

バーニーデヴィッド・ウォーショフスキー
ブライアンの友人で元同僚。CIAの元工作員。サム同様、ブライアンとは現在も親しくしている。

シーラホリー・バランス
人気女性歌手。ライブ会場でブライアンに暴漢から命を助けられる。

アマンダケイティ・キャシディ
キムの女友達。キムと比べると奔放な性格。キムと共に何者かに連れ去られる。

スチュアートザンダー・バークレー
レノーアの再婚相手。いくつもの会社を経営している大富豪。

ジャン=クロードオリヴィエ・ラブルダン
フランスの国土監視局の副局長。かつてはフランスの諜報機関で工作員をしており、ブライアンとも顔馴染である。パリで次々と騒動を起こすブライアンを危険視し、彼に監視をつける。

パトリス・サンクレア:ジェラール・ワトキンス
フランスの人身売買組織の一員。

マルコアーベン・バジラクタラジ
フランスのアルバニア系犯罪組織のリーダー。トロポヤ県の出身。キムを連れ去った主犯格。

イザベルカミーユ・ジャピ
ジャン=クロードの妻。

ピーターニコラ・ジロー
フランスの人身売買組織の一員。空港でキムとアマンダに声をかけ、二人の情報をアルバニア系犯罪組織に渡した。しかし、逃走中に車に轢かれて死亡。

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