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エンド・オブ・デイズ|新ミレニアムに復活をもくろむ魔王サタンの野望に立ち向かうタフガイの姿を描く。

エンド・オブ・デイズ
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エンド・オブ・デイズは、1999年公開のアメリカ合衆国の映画。新ミレニアムに復活をもくろむ魔王サタンの野望に立ち向かうタフガイの姿を描くアクション・ホラー。監督・撮影は「タイムコップ」のピーター・ハイアムズ。日本版のポスター等でのキャッチコピーは、「1000年紀《ミレニアム》最後の衝撃」。

エンド・オブ・デイズ 映画批評・評価・考察


エンド・オブ・デイズ(原題:End of Days)

脚本:30点
演技・演出:16点
撮影・美術:17点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計77点

終末思想が吹き荒れた1999年を舞台に、黙示録の最終戦争“ハルマゲドン”をもたらそうとする悪魔と、その復活を阻止せんと奮戦する主人公の活躍を描く。西暦の由来の真の意味や、悪魔がシュワルツェネッガー扮する主人公を悪の道に誘惑する場面など、聖書やオカルトに題材を取った伏線、暗喩があちこちに隠されており、なぜ普通人の主人公が魔王に対することができたかを考えながら伏線を拾っていくと、より楽しめます。監督は「2010年」「タイムコップ」などのピーター・ハイアムズ。


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エンド・オブ・デイズ あらすじ(ネタバレ)

1999年、大晦日目前のニューヨーク。民間の警備会社で働く元刑事ジェリコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、依頼人の株屋を狙撃した犯人を追い詰めるが、その男は「悪魔が復活する」と不可解な言葉を吐く。ジェリコは男がヴァチカンの元修道士であることを突き止め、彼の住居にあった写真の女性クリスティーン(ロビン・タニー)を訪ねる。謎の神父の一団に襲われた彼女を助けたジェリコは彼女を連れて教会に逃げ込んだ。彼らを迎えたコヴァック神父(ロッド・スタイガー)は、クリスティーンがミレニアムの終わりに蘇ったサタンが次の世を支配するために選んだ悪魔の花嫁で、彼女がサタンと結ばれた時世界は滅ぶと告げる。信じられないジェリコの前に、あの株屋に姿を変えていたサタン(ガブリエル・バーン)が現れる。殺された妻子を蘇らせると甘言で誘うサタンを窓から突き落としたジェリコはクリスティーンを守るため教会に戻るが、そこにサタンが現れて彼女を奪っていった。コヴァックらに命を救われたジェリコは地下で行われていたサタン復活の儀式の会場に完全武装で乗り込み、クリスティーンを奪い返す。教会に難を逃れたジェリコだが、サタンはついに真の姿を現してジェリコに迫り、彼に憑依してクリスティーンを組み敷く。だが、ジェリコは我が身を犠牲にすることでクリスティーンと世界を救うのだった。

エンド・オブ・デイズ スタッフ

監督:ピーター・ハイアムズ
脚本:アンドリュー・W・マーロウ
製作:アーミアン・バーンスタイン,ビル・ボーデン
製作総指揮:マーク・エイブラハム,トーマス・エイ・ブリス
音楽:ジョン・デブニー
主題歌:ガンズ・アンド・ローゼズ「Oh My God」
撮影:ピーター・ハイアムズ
編集:スティーヴン・ケンパー
製作会社:ビーコン・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ,東宝東和/ギャガ

エンド・オブ・デイズ キャスト

ジェリコ・ケイン:アーノルド・シュワルツェネッガー
民間警備会社で働く男。元刑事。株屋を狙った男からクリスティーンに辿り着き、彼女を襲撃者から必ず守ることを決意する。サタンの誘惑にも負けない強い心を持つが、刑事時代に妻と娘を殺害されたことで神への信仰心は捨てており、自殺願望に駆られながら毎日を過ごしている。

株屋/サタン:ガブリエル・バーン
民間警備会社に護衛を頼んだ男。元はただの人間だが、現世に現れたサタンが肉体を奪った。自身の妻になる女としてクリスティーンを狙う。冷酷な性格で、役に立たない者は容赦なく命を絶つが、使い道のある者は蘇らせもする。炎と爆発を操る能力を持ち、可燃性の黒い液体を小便のように出すこともできる。小さな傷であれば瞬時に治癒し、もし治癒の追いつかない傷を負ってもサタン自身が死ぬことはない。身体能力も軽い蹴りで大柄なジェリコを吹き飛ばすほど。また、居合わせた男の妻の胸を揉みながらキスをする、悪魔教信者の男の妻と娘と3人で性行為を行うなど性欲旺盛でもある。

クリスティーン・ヨーク:ロビン・タニー
サタンの子を宿すと預言された女性。実の両親は他界しており、現在はメイベルの養子である。サタンの影響で幻覚や悪夢に悩まされている。

ボビー・シカゴ:ケヴィン・ポラック
ジェリコの相棒。車の爆発で死亡したと思われていたが、サタンを撃退したジェリコの自宅にやってくる。実際は死後にサタンの手先として蘇っており、クリスティーンを奪還したジェリコを殺すように命じられるが、銃を撃つことができずその身を炎で焼かれてしまう。

コバック神父:ロッド・スタイガー
神父。サタン復活を阻止するためにクリスティーンを守ろうとする。

マージ:CCH・パウンダー
女刑事。ジェリコの元同僚。実は悪魔教の手先。クリスティーンを逃がすジェリコを殺そうとするが逆に撃ち殺され、サタンの手で蘇る。儀式に潜り込んだジェリコに気付いて背後に忍び寄るが、再び返り討ちにあって死亡する。

メイベル:ミリアム・マーゴリーズ
クリスティーンの養母。彼女が生まれた場にいた看護師でもある。正体は悪魔教の信者で、夫と共にクリスティーンを監視している。ジェリコとクリスティーンを逃がした罰でサタンに息の根を止められる。

エイブル:ウド・キア
精神科医。クリスティーンのかかりつけ医だが、悪魔教の信者でメイベルと同じ監視役。

トマス・アキナス:デリック・オコナー
元神父で預言者。秘密を他者に明かすことを避けるため、みずからの舌を切り取っている。サタンが憑依した株屋を殺すため狙撃を行うが、ジェリコによって阻まれた。逮捕後に入院した病院でサタンに襲われる。病室の天井に磔にされた姿を訪ねてきたジェリコによって発見され、下に降ろされた後でいったん息を吹き返すが、サタンに籠絡されていた監視役の警察官に射殺される。

アルビーノ:ヴィクター・ヴェルナド
カーソン:ロバート・レッサー
ローマ法王:マーク・マーゴリス
枢機卿:マイケル・オハガン
ケロッグ:ジャック・シアラー
修道士:モー・ガリーニ
神父の助手:デイヴ・フランコ
車掌:ウォルター・フォン・ヒューン
実業家:スティーブ・クレイマー
病院の警官:ジョン・ニールセン
トマスの担当医:エリオット・ゴールドワーグ
エイブルの妻:リン・マリー・セイガー
エイブルの娘:リンダ・パイン
ジェリコの妻子を殺す強盗:スヴェン=オーレ・トールセン

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