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エル・マリアッチ|メキシコの小さな町にたどり着いたミュージシャンが、殺し屋に間違えられたことから起きた騒動記。

映画 エル・マリアッチ
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エル・マリアッチは、1992年制作のアクション映画、1993年公開。ロバート・ロドリゲスのマリアッチ3部作の一作目。メキシコの小さな町にたどり着いたミュージシャンが、殺し屋に間違えられたことから起きた騒動記。弱冠24歳のロバート・ロドリゲスが、監督・製作・脚本ほか7役を兼ね、製作費わずか7千ドル(当時のレートで約77万円)、撮影日数14日間で撮り上げた作品。

エル・マリアッチ 映画批評・評価・考察


エル・マリアッチ(原題:El Mariachi)

脚本:30点
演技・演出:11点
撮影・美術:11点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計65点

100万円以下の低予算でこのクオリティが出せるロバート・ロドリゲスは天才だと、当時は話題になりました。とはいえ、このような予算で体を張ったアクションをやった俳優たちを褒めるべきでもありますし、それを撮ったロドリゲスも大したものです。メキシカンの香港映画というのは例えがおかしいかもしれませんが、ノリはそんな感じだと思います。

すべてにおいて、デスペラードに劣りますが、映画への情熱が伝わってくる作品です。

続編にあたる『デスペラード』では主役のエル・マリアッチをアントニオ・バンデラスが演じており、本作でマリアッチを演じていたカルロス・ガラルドーはマリアッチの仲間の一人である二丁マシンガン使いのカンパ役として再出演しています。

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エル・マリアッチ あらすじ(ネタバレ)

メキシコの小さな田舎町、アクーナに黒いギター・ケースを抱えたマリアッチ・ミュージシャン(カルロス・ガラルド)が、仕事を探してやってきた。同じ頃刑務所を脱獄したアズール(レイノル・マーティネス)が、盗んだ金をひとり占めした昔の仲間、モーリシオ(ピーター・マルカルド)の配下を皆殺しにしていた。アズールはマリアッチと同じような黒いギター・ケースにマシンガンを入れ、同じような黒い衣装に身を包んでいた。手下を殺されたことに激怒したモーリシオは、アズールの行方を追い、町中に黒いギター・ケースを持った黒服の男を探し出すよう指令を出す。

一方、何も知らぬマリアッチはホテルにチェックイン、フロントがモーリシオに知らせたために殺し屋たちがホテルに急行する。自分が殺し屋に狙われていることを知ったマリアッチはホテルを脱出。からくも逃げのびるが大切なギター・ケースを置いてきたことに気付き、危険を覚悟でホテルに戻った。再び殺し屋たちに見つかった彼は、機転を利かせて4人の殺し屋たちを倒した。

行き場のなくなったマリアッチは、仕事の売り込みに立ち寄ったバーの美しい経営者のドミノ(コンスエロ・ゴメス)を頼り、ドミノは彼をかくまう。だが彼女はモーリシオの愛人だった。モーリシオの手下が彼女に、黒いギター・ケースを持った黒服の男のことを告げると、彼女はマリアッチに疑いを抱くが、彼に歌わせ本当のミュージシャンであることを信用する。一方ドミノを利用してモーリシオに接近しようと考えたアズールは、彼女の店でマリアッチのギター・ケースを間違って持って帰ってしまう。それに気付いたマリアッチは取り戻そうとマシンガンの入ったギター・ケースを抱えてアズールを追いかけるが、殺し屋たちに見つかり、逆に捕らえられる。

モーリシオはマリアッチを見て人違いに気付き、彼は釈放される。その頃、アズールはドミノを捕らえ、モーリシオの家に向かっていた。マリアッチは彼女を救うべく、単身現場に向かう。敵を片付けるが撃たれて指を失いギターが弾けなくなった彼は、マシンガンを提げてまた町を去って行った。

エル・マリアッチ スタッフ

監督:ロバート・ロドリゲス
脚本:ロバート・ロドリゲス
製作:ロバート・ロドリゲス,カルロス・ガラルドー
音楽:マーク・トルエーロ,アルバロ・ロドリゲス,ファン・スアレス,セシリオ・ロドリゲス,エリック・ガスリー
撮影:ロバート・ロドリゲス
編集:ロバート・ロドリゲス
配給:コロンビア映画

エル・マリアッチ キャスト

エル・マリアッチ:カルロス・ガラルドー
ドミノ:コンスエロ・ゴメス
ビゴトン:ジェイム・デ・ホヨス
アズール:レイノル・マーティネス
モーリシオ:ピーター・マーコート

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