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オブリビオン|人類のいなくなった地球で静かに監視活動を続ける孤高のヒーローに扮してスリリングな冒険を繰り広げるSFアクション。

映画 オブリビオン
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オブリビオンは、2013年公開のアメリカ合衆国の映画。エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていくSFアクション映画。映画に渋みと重厚感を与えるモーガン・フリーマン、オルガ・キュレンコ、アンドレア・ライズブローというタイプの違う美女が永遠の大スタートム・クルーズとの競演!

オブリビオン 映画批評・評価・考察

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オブリビオン(原題:Oblivion)

脚本:32点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計76点

SF映画としては新しいものを感じなかった作品ですが、近代アート的なシンプルなメカニックデザイン等、これまでのSF映画に比べてスマートだと思えます。ゴチャゴチャしているのもどうかなと思いますが、空虚な感じが作品全体に漂っています。その分、登場人物に焦点が行く感じがしました。そのためトム・クルーズが主演じゃなかったら興味持たなかったかも?と思えます。今作は賛否両論ある映画なのですが、主にエンディングが気に入らない方が多いようです。僕は、トムじゃなかったら演じ方によって微妙な気持ちになったかも?って思いました。かなりトム・クルーズの魅力に支えられている映画じゃないかなと思えた作品です。作品全体としては、つまらない映画じゃないけど、傑作かと言われたらそうじゃないなと。

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オブリビオン あらすじ(ネタバレ)

西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴからの侵略を食い止めたものの、核兵器によって荒廃してしまった地球。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。そんな中、元海兵隊司令官コードネーム「Tech49」ジャック・ハーパーはヴィクトリア・オルセンと共にたった二人で地球に残され、スカヴの残党を始末するため、高度1,000メートルの上空から地上を監視する役目を担っていた。

ある日、ジャックは地上パトロールの途中で墜落した宇宙船を発見。その残骸から謎の女性ジュリア・ルサコーヴァを助け出す。目覚めた彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にする。ジャックも断片的な記憶の中に彼女を見るが、そんな中で彼は突然スカヴに捕えられ、連行された先でマルコム・ビーチと名乗る謎の男と出会う。彼にスカヴがエイリアンではなく人類の生き残りであること、タイタンに移民者などいないこと、移民前の一時的な避難先である宇宙ステーションと教えられていた「テット」という物体こそが人類の敵であることを告げられる。

そして、マルコムに送り出されて「汚染地区」へと向かったジャックは、自分と全く同じ容姿の「Tech52」のジャックと遭遇する。そしてジャックは自分とヴィクトリアが量産されたクローンであり、テットの手先として人類を抹殺する任務をこなしていることを知る。その後、かつてジャックとジュリアが共に終の住処にしようと語った湖畔の家で二人は結ばれ、戦いが終わったらここに戻ると誓う。

スカヴの基地へと戻ったジャックは、マルコム達の計画に従い、殺人マシンであるドローンを再プログラミングし、テットへ核爆弾として送り込む準備をする。しかし実行しようとした矢先にテット側のドローンの襲撃を受け、確保したドローンも再起不能になってしまう。そこでジャックとジュリアは、宇宙船の生存者を連行するよう求めていたテットの指示を利用し、自分たち自身でテット内部に特攻する計画を考えつく。

テットへ進入する際、交信で「嘘をついている声」であることを解析されたジャックは「ジュリアを死なせず、人類を存続させたい」と”真実”を言ってテットの警戒を解き、おびただしい数のクローンが眠る中枢に乗り込む。ジャックがテットの前でコールドスリープ装置を開けると中にいたのはマルコム。テットはドローンを差し向けるが、ジャックとマルコムは爆弾のスイッチを押す。テットは爆発、崩壊し、地上のドローンは活動を停止。ジュリアはジャックとの約束の地で目覚め、空に輝くテットの爆発時の光を目にする。

3年後、湖畔で娘と暮らすジュリアの元にスカヴ達とジャックが現れる。彼は汚染地区で出会ったTech52だったが、「”彼”は”自分”だからこの場所を探し出せた」とモノローグ調のナレーションが流れる。

オブリビオン スタッフ

監督:ジョセフ・コシンスキー
脚本:ジョセフ・コシンスキー,カール・ガイダシェク,マイケル・アーント
原作:ジョセフ・コシンスキー,アーヴィッド・ネルソン
製作:ジョセフ・コシンスキー,ピーター・チャーニン,ディラン・クラーク,バリー・レヴィン,ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮:イェッセ・ベルガー,デイヴ・モリソン
音楽:M83
撮影:クラウディオ・ミランダ
編集:リチャード・フランシス=ブルース
製作会社:チャーニン・エンターテインメント,アイアンヘッド・スタジオズ,ラディカル・ピクチャーズ,レラティビティ・メディア
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ,東宝東和

オブリビオン キャスト

ジャック・ハーパー/Tech 49トム・クルーズ
地球上のドローンを修理するために働く技術者。元々はタイタンへのミッションの司令官であったが、その後テットに捕らえられ、人類と戦うためにクローン化された。トムはテットに忠誠を誓うクローンであるジャック・ハーパー(Tech 52)も演じる。

マルコム・ビーチモーガン・フリーマン
ベテランの兵士であり、テットの攻撃から生き残った人類である「スカベンジャーズ=“スカヴ”」の大規模コミュニティのリーダー。

ジュリア・ルサコーヴァオルガ・キュリレンコ
ジャックの妻であり、「オデッセイ」の乗組員。襲撃の際にテットから彼女を守るために、ジャック本人(クローンの素体)によって地球に送られた。

ヴィクトリア・“ヴィカ”・オルセンアンドレア・ライズボロー
ジャックの通信パートナーであり、同居人。元々は、ジャックがタイタンに向かった時の副操縦士で、テットの人類に対する戦争を助けるために捕らえられ、クローン化された。ライズボローは、ジャックが医療品を手に入れるために誤魔化すヴィカのクローンも演じている。

サイクス軍曹ニコライ・コスター=ワルドー
ビーチと共にスカヴを守るコミュニティの主要な軍司令官で、ジャックに懐疑的な態度を示す。

テット/“サリー”メリッサ・レオ
地球の天然資源を獲得し、人類を絶滅させようとする異星人の人工知能。サリーは、ジャックとジュリアがタイタンで行ったミッションの責任者であり、彼女の肖像はテットがコピーして視覚・聴覚に訴える役割を果たした。

ジュリアの娘アビゲイル・ロウイザベル・ロウ

カラゾーイ・ベル
兵士であり、スカヴの一員。

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