ゴーストバスターズ2は、1989年公開のアメリカ合衆国の映画。1984年公開の『ゴーストバスターズ』の続編。史上最強! ?の男たち《ゴーストバスターズ》が帰ってきた! !ニューヨークを大王ビーゴから救え! !興行的には成功したが、前作ほどの好評は博していない。公開当初、動員数で北米第1位を獲得したが、1週間後ティム・バートン監督の『バットマン』に塗り替えられた。
ゴーストバスターズ2 映画批評・評価・考察
ゴーストバスターズ2(原題:Ghost Busters II)
脚本:34点
演技・演出:16点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計83点
前作と負けず劣らずのおもしろさなんですが、なぜか前作ほどの印象が残らない作品です。どう考えても前作以上の予算とスケールの大きさなんですが、やはり敵役が普通の悪い奴になってしまったことが大きいように思います。マシュマロマンほどのインパクトが残らないんです。コメディパートはさすがの役者揃いなので笑わせてくれます。
ゴーストバスターズ2 あらすじ(ネタバレ)
前作から5年。破壊の神ゴーザからニューヨークを救った彼らだったが、破壊した高層ビルのマンションや建物などの賠償金を市と州より請求された上、数々の違法行為の責任を押し付けられ「ゴーストバスターズ」社は破産してしまい、依頼もぱったりと来なくなった。市民も彼らと超常現象を忘れ去り、4人組もそれぞれ別の道を歩んでいた。ピーター・ヴェンクマンはテレビ番組の司会者(担当番組の視聴率は最悪)、エゴン・スペングラーは研究所で心理学を研究、レイモンド・スタンツはオカルト書専門の本屋を営むかたわらウィンストン・ゼドモアと共にゴーストバスターズの仮装をして、パーティーに芸人として出ていた。
そんな中、シングルマザーになったディナ・バレットは息子・オスカーが乗った乳母車が突然暴走を始め、交差点の中心で止まったことなどの怪奇現象を不審に思い、レイモンドに調査を依頼。彼らの独自調査で、50年前に廃線となったニューヨーク地下トンネルにスライムの川を見つける。しかし、調査の方法が道路工事を装った違法な手段だった上、調査の影響でニューヨーク中を停電させてしまい、市長補佐のジャックにより、彼らは法廷で裁かれることとなる。数々の揺るぎない証拠を提示され、敗色感濃厚の裁判中、ニューヨーク地下で採取したスライムが暴走をはじめ、かつて裁判長が死刑判決を下した凶悪犯罪者スコレーリ兄弟がゴーストとして蘇る。裁判所で暴れるスコレーリ兄弟のゴーストを退治してくれと裁判長に迫られた4人は、その代償として判決を覆してもらい無罪となり、再び「ゴーストバスターズ」を設立して数々のゴースト事件を解決していくようになる。
一方、ディナの勤める美術館では、16世紀に魔術師で狂人と恐れられた霊界の大魔王、ヴィーゴ大公が、自身の肖像画から甦ろうと機会をうかがっていた。そしてディナに下心を持つ、美術館で絵を管理するヤノシュは、ヴィーゴの魔力で操られるようになり、赤子を連れてくるように命じられた。
4人は地下トンネルで採取したスライムが人間の感情に強く反応することを突き止めるが、そんな中、オスカーがスライムに襲われる事件が起き、ディナの勤める美術館の調査に乗り出すと、ヴィーゴ大公の絵画から強い霊気が出ている事をつきとめる。再び廃線となった地下トンネルのスライムを調べに乗り出すと、スライムはニューヨークの人々の怒りや憎しみから生じたものである事をつきとめ、それをヴィーゴ大公が吸い上げてエネルギーにしている事を知る。このままではニューヨークが危ないと市長に直談判する4人だが、市長から相手にされず、かえってジャックによって精神病院に収容されてしまう。
そのころ、オスカーはヤノシュによって連れ去られてしまい、ディナは美術館に救出に向かう。しかし、ヴィーゴ大公の魔力にはばまれ手が出せず、ヴィーゴ大公は今やオスカーの肉体に乗り移り甦ろうとしていた。
そんな中、美術館をはじめニューヨークのいたるところにスライムが出現し、様々なゴーストがいっせいに出現し始めニューヨーク中が大混乱となる。市長はゴーストバスターズに助けを求め、4人は装備を持って美術館にまず向かうが、美術館はスライムで覆われ手が出せない。そこで悪の力を上回る善の力を引き出すため、自由の女神にスライムをふきかけ陽気な音楽を流すと、善の感情に反応したスライムが自由の女神を動かしはじめる。それを見たニューヨーク市民はハッピーな気分で盛り上がり、その善のエネルギーと、自由の女神とともに美術館に乗り込んだ4人の活躍によってヴィーゴ大公を退治し、危ういところでディナとオスカーを救い出し町のみんなから歓声を浴びるのだった。
ゴーストバスターズ2 スタッフ
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ダン・エイクロイド,ハロルド・ライミス
製作:アイヴァン・ライトマン
製作総指揮:バーニー・ブリルスタイン,ジョー・メジャック,マイケル・C・グロス
音楽:ランディ・エデルマン
撮影:マイケル・チャップマン
編集:ドン・キャンバーン,シェルドン・カーン
配給:コロンビア ピクチャーズ
ゴーストバスターズ2 キャスト
ピーター・ヴェンクマン博士:ビル・マーレイ
レイモンド・スタンツ博士:ダン・エイクロイド
イゴン・スペングラー博士:ハロルド・ライミス
ディナ・バレット:シガニー・ウィーバー
ルイス・タリー:リック・モラニス
ジャニーン・メルニッツ:アニー・ポッツ
ウィンストン・ゼドモア:アーニー・ハドソン
ヤノシュ・ポーハ博士:ピーター・マクニコル
スティーヴン・ウェクスラー裁判長:ハリス・ユーリン
検察官:ジャネット・マーゴリン
レニー市長:デヴィッド・マーギュリーズ
ジャック・ハードメイヤー:カート・フラー
ヴィーゴ:ヴィルヘルム・フォン・ホンブルグ(演)マックス・フォン・シドー(声)
オスカー:ウィル・デュッチェンドーフ,ハンク・デュッチェンドーフ
港の作業員:チーチ・マリン
精神科医:ブライアン・ドイル=マーレイ
市役所員:ベン・スタイン
警視総監:フィリップ・ベイカー・ホール
消防総監:エリック・ホランド
ミルトン・アングランド:ケヴィン・ダン
エレイン:クロエ・ウェッブ
母親:メアリー・エレン・トレイナー
ノーマン:アーロン・ラスティグ
松葉杖の女性:スーザン・ボーム
巡査部長:ラルフ・モナコ
警部補:ロン・カミンズ
最初の警官:デイヴ・フロレック
ジェイソン:ジェイソン・ライトマン
市長公邸のドアマン:ボビー・ブラウン
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