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マーズ・アタック!|突如地球に襲来した火星人たちに翻弄される人々の狂騒を描いたSFパニック・コメディ。

映画 マーズ・アタック!
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マーズ・アタック!は、1996年公開のアメリカ合衆国の映画。突如地球に襲来した火星人たちに翻弄される人々の狂騒を描いたSFパニック・コメディ。1962年にアメリカのトップス社から発売されたトレーディングカード「マーズ・アタック」(en)が原案。

マーズ・アタック! 映画批評・評価・考察


マーズ・アタック!(原題:Mars Attacks!)

脚本:31点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計79点

これぞティム・バートン版の宇宙戦争みたいなノリの映画で、ずっと薄ら笑いを浮かべながら見てしまう感じです。爆笑というより不思議ワールドを楽しむ感じですね。ホラー的な演出も多くありますが、怖いと言えば怖いんですが、どこかギャグっぽいので怖いのに笑ってしまう感じでもあります。このティム・バートンの世界観に合わせてジャック・ニコルソンやピアース・ブロスナンがシュールな演技を披露しているのも面白いです。作風から好き嫌いが出る映画ですが、個人的には好きな映画で時々見ています。


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マーズ・アタック! あらすじ(ネタバレ)

火星人大襲来!宇宙からの訪問者を歓迎すべきか、火星に追い返すべきか?世界は合衆国大統領デイル(ジャック・ニコルソン)の決断を固唾を飲んで見守っていた。宇宙生物学者のケスラー教授(ピアース・ブロスナン)、報道官のロス(マーティン・ショート)、タカ派のデッカー将軍(ロッド・スタイガー)、ハト派のケイシー将軍(ポール・ウィンフィールド)らと協議を重ねる大統領。その傍らには、ホワイトハウスの改装にしか興味のないファーストレディのマーシャ(グレン・クローズ)と、何事にも無関心な娘タフィ(ナタリー・ポートマン)がいる。

一方、ラスベガスでは、火星人来訪を機にひと儲けしようとホテルを建設中の不動産王アート(ジャック・ニコルソン=二役)がいた。その妻でアル中のニューエイジのバーバラ(アネット・ベニング)は、火星人たちを地球に差し向けられた救世主と思い込み、一人で異種間の交流を図ろうとしていた。

また、あるホテルのショーに出演中の元プロボクサーのバイロン(ジム・ブラウン)は、ワシントンにいる別れた妻ルイーズ(パム・グリアー)と子供たちと連絡を取ろうとしていた。ベガス中が火星人来訪の報に沸く中、平然たるのは勝負に賭けるギャンブラー(ダニー・デヴィート)と、今日もステージを続ける真のエンターティナー、トム・ジョーンズ(本人)だけだ。

カンザス州の田舎町に、好戦的な父親グレンと血気盛んな兄ビリーとトレーラーハウスに住むリッチーは、耳の遠い祖母のことを気にかけている。テレビリポーターのナタリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とその恋人でGNNの報道記者ジェイソン(マイケル・J・フォックス)は、火星人来訪のスクープをとろうと躍起。そして、ついにアリゾナ州の砂漠に火星人の宇宙船が着陸した。体長70センチ、脳髄が肥大化した頭部と骸骨のような顔に飛び出した目玉を持つ火星人たちは、狡猾で残忍な習性を剥き出しにして、友好の手を差し伸べる地球人たちを熱戦銃で殺戮し始めた。

火星人の猛攻はとどまる所を知らず、被害は世界各地に広がり、人々は次々に殺されていく。ホワイトハウスにまで妖艶な美女に化けた火星のスパイ(リサ・マリー)が潜入し、大暴れする始末。人類の抵抗は無力で、核攻撃も全く効果がない。大統領は火星人の代表と講和を申し込み、感動的な演説で彼らの目にも涙を浮かべさせるが、結局、殺されてしまう。地球危うし。

火星人の魔手がついにリッチーの祖母(シルヴィア・シドニー)にまで迫ったその時、彼女の聴いていたスリム・ホイットマンのレコードの歌声に火星人たちが激しく身悶えして苦しみだし、死んでしまった。火星人の弱点に気づいたリッチーの呼びかけで、レコードの音を大音声で宇宙船に浴びせると次々と墜落。各地で反旗が上がり、ついに火星人は撃退された。

おばあちゃんとリッチーは、政権関係者の中でただ一人生き残ったタフィから名誉勲章を贈られる。辛くも生還したバイロンは、妻と子供達との関係をやり直すことを決意し、家族の元へ帰還。そしてバーバラたちは、タホ湖に墜落した数多くの宇宙船を目にするのだった。

マーズ・アタック! スタッフ

監督:ティム・バートン
脚本:ジョナサン・ジェムズ
製作:ティム・バートン,ラリー・J・フランコ
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:ピーター・サシツキー
編集:クリス・レベンゾン
製作会社:ティム・バートン・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース

マーズ・アタック! キャスト

ジェームズ・デイル大統領/アート・ランド(二役):ジャック・ニコルソン
マーシャ・デイル:グレン・クローズ
バーバラ・ランド:アネット・ベニング
ドナルド・ケスラー教授:ピアース・ブロスナン
ギャンブラー:ダニー・デヴィート
ジェリー・ロス広報官:マーティン・ショート
ナタリー・レイク:サラ・ジェシカ・パーカー
ジェーソン・ストーン:マイケル・J・フォックス
デッカー将軍:ロッド・スタイガー
トム・ジョーンズ(本人役)
リッチー・ノリス:ルーカス・ハース
タフィ・デイル:ナタリー・ポートマン
バイロン・ウィリアムス:ジム・ブラウン
火星ガール:リサ・マリー
フローレンス・ノリス(リッチーの祖母):シルヴィア・シドニー
ケイシー将軍:ポール・ウィンフィールド
ルイーズ・ウィリアムス:パム・グリア
ビリー・グレン・ノリス:ジャック・ブラック
リッチーの父:ジョー・ドン・ベイカー
リッチーの母:オーラン・ジョーンズ
シャローナ(ビリーの恋人):クリスティナ・アップルゲイト
大統領護衛官ミッチ:ブライアン・ヘイリー
フランス大統領:バーベット・シュローダー
ツィーグラー教授:イエジー・スコリモフスキー
セドリック:レイ・ジェイ
投資家:ランス・ハワード
デコレイター:ジョゼフ・メイハー
局プロデューサー:ウィリー・ガーソン
火星人(声):フランク・ウェルカー
翻訳機(声):ロジャー・L・ジャクソン

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