ミラクル・ニール! 72点

ミラクル・ニール!
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2015年公開のイギリス映画。モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが監督を務め、他のメンバーも声優として出演している。パイソンズが揃って映画に出演するのは、1983年に公開された『人生狂騒曲』以来のことであった。またこの作品は、ロビン・ウィリアムズの最後の出演作品となった。アフレコはウィリアムズが自殺する約1ヶ月前に行われたという。

ミラクル・ニール! 映画批評・備忘録


ミラクル・ニール!(原題:Absolutely Anything)

脚本:27点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計72点

 サイモン・ペッグの田舎の人懐っこい感じのおっさんのような雰囲気をなんか好きになってしまう今日この頃です。最近、彼が出演している映画をよく見ているからなのか親近感を覚える俳優です。この作品の原題はAbsolutely Anythingで意味は”絶対に、何でも”ということです。作中の内容からすれば、何でも思い通りになるという意味になると思います。主人公がこの能力を身に着けて善い行いをしようとするも、どうもうまくいかないというコメディです。これに似た作品にジム・キャリーが演じた『マスク』があります。今作品もジム・キャリーが演じてても違和感ないかもしれませんが、キアヌーやジョニー・デップが演じたら全く違う映画になってしまうと思います。また、犬のデニスの声がロビン・ウィリアムズでユーモアに溢れたセリフで笑わせてくれるんですが、まさかこれが彼の遺作となるとは夢にも思いませんでした。モンティ・パイソンが集うということもあり出演を承諾したような気もします。

モンティ・パイソンとは?
イギリスの代表的なコメディグループ。グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリンの6人で構成される(ただし、ニール・イネスとキャロル・クリーヴランドを「7人目のパイソン」と表現することもある)。明らかにモンティ・パイソンを話題にしている場合、単にパイソンズと言うこともある。 1969年から始まったBBCテレビ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』で人気を博し、その後もライブ、映画、アルバム、書籍、舞台劇等で活躍の場を広げ、その爆発的なインパクトはメンバー個人をスターの座に押し上げた。そのスケッチとスケッチの境界線をなくした革新的な構成と完成度の高いスケッチの数々は、アメリカのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』をはじめ様々なジャンルのポップ・カルチャーに大きな影響を与え、「コメディ界におけるビートルズ」と表現された。その不条理なスタイルは「Pythonesque」という造語で表され、『オックスフォード英語辞書』にも収録されている。

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ミラクル・ニール! あらすじ

地球外生命体を求めて打ち上げられた探査船が、遠い宇宙の果てにいるエイリアンたちの「評議会」(声:モンティ・パイソン)へ届く。彼らは地球人の無能さに呆れ、これまでの星と同じように地球を消滅させることにするが、1度は機会を与えるべきだとする銀河法の規定により、適当に1人の地球人を選んで「ほとんど何でも」(“Absolutely Anything”) 叶えることのできる力を授けると決める。彼らに選ばれたニール(演:サイモン・ペッグ)は冴えない中学校教師で、フラットの規則を破ってオス犬・デニスを飼っており、隣人のキャサリン(演:ケイト・ベッキンセイル)に気がある。当初自分が力を得たことに気付いていなかったニールだったが、同僚の理科教師レイ(演:サンジーヴ・バスカー)との会話でふと口にした「自分のクラスが宇宙船に襲われて消滅すればいい」との言葉が現実になってしまう。力の存在に気付いたニールは、正確に話さないと思い通りの結果になってくれない力に手こずるが、その使い方を習得しようと試みる。理想の身体を手に入れたり、愛犬デニス(声:ロビン・ウィリアムズ)に喋れる能力と理性的な思考回路を授けたり、レイが心を寄せる体育教師に彼を崇拝させたりと、ニールの使い道はどれもしょうもなく、宇宙の果てのエイリアンたちは地球人たちを嘲笑する。

ニールの隣人キャサリンは、書評番組制作会社で働いており、セクハラ上司(演:ロバート・バサースト)やパーティ以来付きまとわれているグラント大佐(演:ロブ・リグル)に辟易している。ある日彼女は友人の勧めに乗り、酔っ払った状態でニールの家に押しかけ一夜を明かすが、その様子をキャサリンのストーカーと化したグラント大佐に目撃される。翌日謝罪に来たキャサリンは、キッチンで喋るデニスの声を聞いてニールがゲイだと勘違いしてしまう。この夜キャサリンは、フラットに押しかけてきたグラント大佐を振り切ってニールと会食するが、大佐の闖入に激怒してニールの部屋を出て行く。ニールから力について聞いた大佐は、彼を気絶させてデニスもろとも自分のフラットへと連れて行く。

翌朝ニールとの会話通りのオフィスを手に入れたキャサリンは、彼の力が本物だと気付き、お礼を言うため帰宅する。乱闘の後ニールが大佐に連れ去られたことを知った彼女は、ワードローブに隠れていたレイと共に、大佐に貰った鍵を頼りに救出に向かう。グラント大佐はニールを拘束して、デニスを人質に自分の望みを叶えるよう迫っており、駆けつけたキャサリンに自分を愛させるよう求める。ニールは大佐の願いを叶えつつも、隙をついて彼を犬に変えて窮地を脱するが、力でとんだ騒動に遭ったキャサリンとレイに嫌われてしまう。

ニールは心を入れ替えて善行に力を使おうとするが、言い方が悪く全て裏目に出てしまう。力に辟易したニールはテムズ川に飛び込んで自殺未遂を起こす。失敗後デニスと公園に立ち寄ったニールは、デニスから犬は飼い主の命令に従うのだから自分に力を授ければいいと勧められる。ニールがデニスに力を与えた頃、「評議会」では地球の滅亡が決まるが、彼らが実行に移そうとしたところで、力の源を破壊して2度と同じようなことが起きないようにしてほしいとデニスが唱え、銀河パワーもろとも「評議会」は消滅する。その後ニールはフラットに戻り、力を失ったことを明かした上でキャサリンを食事に誘って了承されるのだった。

ミラクル・ニール! スタッフ

監督:テリー・ジョーンズ
脚本:テリー・ジョーンズ,ギャヴィン・スコット
製作:ビル・ジョーンズ,ベン・ティムレット
製作総指揮:マイク・メダヴォイ,クリス・チェサー,ベン・ホワイト,マーク・サンデル,エドワード・シモンズ,ケント・ウォルウィン,ディーン・ゴールドバーグ,デヴィッド・ロジャース,ジェイソン・ギャレット,ジェレミー・マーテル
音楽:ジョージ・フェントン
撮影:ピーター・ハナン
編集:ジュリアン・ロッド
製作会社:ビル&ベンプロダクション,GFMフィルムズ,プレミアピクチャー
配給:ライオンズゲート・フィルムズ

ミラクル・ニール! キャスト

ニール・クラーク – サイモン・ペッグ
キャサリン – ケイト・ベッキンセイル
レイ – サンジーヴ・バスカー
グラント – ロブ・リグル
ジェームズ – ロバート・バサースト
校長 – エディー・イザード
フェネッラ – ジョアンナ・ラムリー
ロージー – マリアンヌ・オルダム
ドロシー – エマ・ピアソン
フィオナ – ミーラ・サイアル
犬のデニス – モジョ
犬のデニスの声 – ロビン・ウィリアムズ
宇宙人の声 – モンティ・パイソン
チーフ宇宙人の声 – ジョン・クリーズ
武闘派宇宙人の声 – テリー・ギリアム
はつらつギャットの声 – エリック・アイドル
知性派宇宙人の声、バンの運転手 – テリー・ジョーンズ
穏健派宇宙人の声 – マイケル・ペイリン
カメオ出演 – ブライアン・コックス

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