トーマス・クラウン・アフェアー 100点(満点)

トーマス・クラウン・アフェアー
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1999年公開のアメリカ合衆国の映画。1968年のスティーブ・マックイーン主演『華麗なる賭け』(原題:The Thomas Crown Affair)のリメイク映画。

トーマス・クラウン・アフェアー 映画批評・備忘録


トーマス・クラウン・アフェアー(原題: The Thomas Crown Affair)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点

心地よいほどリズミカルなテンポでストーリーが展開していく素晴らしい作品です。プレデター、ダイハードとアクション映画で有名なジョン・マクティアナン監督の快作なんですが、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンド役とはまた違ったダンディさと清々しさで観客を手玉に取ってしまいます。そういう演出ができているのがすごいし、やはり見終わって気分が良い映画です。犯罪映画なのにね。ルパン三世みたいな感じなのか?
マクティアナン監督は、2006年にFBIの捜査で虚偽行為をしたことから逮捕されて以来、新しい作品を作れていない状態です。天性の才能が勿体ないです。この映画のようにはいかないものです。

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トーマス・クラウン・アフェアー あらすじ(ネタバレ)

トーマス・クラウンはニューヨークの企業のオーナーである。カウンセリングにおいて、女性はトーマスを信用していいものかという精神分析医の問いに対し「利害があまりに対立するのでない限り信用していい」と答える。

ある朝、出勤の途中、トーマスはメトロポリタン美術館に立ち寄り、クロワッサンをかじりながらゴッホを眺めていた。その後トーマスは仕事に向かったが、その時メトロポリタン美術館には4人組の美術品泥棒が入り込んで、美術品強奪の準備を始めていた。仕事を終えた後、トーマスが再びメトロポリタン美術館に行くと、美術品泥棒たちが警備員を装って、いよいよ美術品の強奪に取り掛かろうとしているところであった。ところが本物の警備員に犯行の意図を見破られ逃げ出した。一方トーマスは、泥棒騒ぎで館内が騒然としている隙をついてモネを盗み出す。

ニューヨーク市警のマイケル・マッキャン刑事が犯行現場を検分しているところへ、キャサリン・バニングが話しかけてくる。スイスの保険会社から頼まれて本件を調査しに来たのだと言った。キャサリンは美術品泥棒の一人を尋問し、この泥棒たちの役割は単なる陽動であるとした。そして、トーマスこそモネを盗み出した犯人だろうと見当をつける。 トーマスはメトロポリタン美術館の、モネのあった場所に自分の所有する絵画を貸し出す。そのセレモニーの場でキャサリンはトーマスに声をかけた。そして保険会社に頼まれてあなたの首を取りに来たのだと言う。トーマスはキャサリンを次の日の夕食に誘った。当日、二人は夕食の前にメトロポリタン美術館に出かけた。ルネ・マグリッドの『人の子』のポスターをみて、この絵にある男性がトーマス・を思い出させるとキャサリンは言った。

次の日、トーマスの自宅に忍び込んだキャサリンは、隠してあったモネを見つけることができた。しかしそれは偽物であった。キャサリンは、トーマスが若い女性と一緒にいたダンスパーティーに乱入し、その女性からトーマスを取り上げてしまう。パーティの後、結局、その夜は二人で一緒に過ごした。トーマスとキャサリンは急速に親密になっていくのだが、キャサリンは刑事のマイケルからトーマスが若い女性と夜な夜な会っている写真を見せられる。その夜、気まずい雰囲気の中、トーマスは、キャサリンが興味があるのは単に絵のことなのかどうか知りたいので、刑事たちが写真を撮るに任せていたのだという。そのうえで、トーマスはここを離れるつもりなので一緒に来るように提案する。キャサリンはただ、わからない、と答えた。

キャサリンとマイケルは、トーマスがつかませた偽物のモネを誰が描いたのか調べていた。ハインリッヒ・ヌーツォンの名前が浮かび上がったが、彼は刑務所に収監中であった。キャサリンはハインリッヒの息子がニューヨークにいて、父親と同じように精巧な贋作を作ったのではないかと考えた。 一方で、キャサリンはトーマスについていくことを決めたのだが、トーマスの自宅に行くと、件の若い女性に話しかけながらトーマスが旅行支度をしているところだった。自分ではなく、その女性と逃げるつもりなのだと理解したキャサリンは怒って出て行こうとした。しかしトーマスは彼女は自分のために仕事をしてその支払いを受け取るためにここに来ただけだと説明した。どんな仕事をしたのかは言わなかった。また、明日の午後モネを美術館に返してこの件は片付けて、その後でヘリポートで会うことにしようとキャサリンに言った。君はこのことをみんなに話して美術館で待っていることもできるけど、君のことを信用しているよと最後に付け加えた。

キャサリンは迷ったものの、刑事のマイケルにトーマスの計画を話した。翌日警官たちはトーマスがモネをもっと美術館にくるのを待ち構えていた。アタッシェケースを下げて、美術館に入ってきたトーマスは、ホールで周りを眺めるとボーラーハットをかぶって歩き出した。警官たちはボーラーハットを目印にトーマスを追跡・監視していたのだが、同じ背格好で、ボーラーハットをかぶり、同じアタッシェケースを下げた男たちが大勢美術館の中を歩いていることに気が付いて、トーマスを見失ってしまった。こうして警察の目をくらませたトーマスは、モネの展示してあった部屋で煙を発生させ、スプリンクラーを動作させた。トーマスが貸し出していた絵は、水をかぶって表面の水性絵の具が流れ出し、下からは盗まれたはずのモネが出てきた。また、トーマスがしばしば会っていた若い女性こそがヌーツォンの娘であり、トーマスのためにモネの贋作を描いたのだと知った。その彼女もすでに行方をくらましていた。

キャサリンはすぐにヘリポートに向かった。しかしトーマスはいなかった。打ちひしがれて帰りの飛行機に乗った。離陸すると座席で顔を伏して泣き出した。すると後ろの席からハンカチを差し出して「お嬢さん、泣くことはないですよ」と声をかける者がいる。キャサリンが後ろを振り返ると、そこにはトーマスが座っていた。

トーマス・クラウン・アフェアー スタッフ

監督:ジョン・マクティアナン
脚本:レスリー・ディクソン,カート・ウィマー
製作:ピアース・ブロスナン,ボー・セント・クレア
製作総指揮:マイケル・タドロス
音楽:ビル・コンティ
撮影:トム・プリーストリー・Jr
編集:ジョン・ライト
配給:MGM,20世紀フォックス

トーマス・クラウン・アフェアー キャスト

ピアース・ブロスナン
レネ・ルッソ
デニス・リアリー
ベン・ギャザラ
フランキー・フェイソン
フリッツ・ウィーヴァー
マーク・マーゴリス
フェイ・ダナウェイ
ジェームズ・サイトウ
チャールズ・キーティング
マイケル・ロンバード
エステル・カニャーダス
シンシア・ダロウ

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