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ソルト|何者かの陰謀により二重スパイの容疑をかけられたCIA女性エージェントが、CIAに追われながら真相究明に奔走するサスペンス・アクション。

映画 ソルト
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ソルトは、2010年公開のアメリカ合衆国の映画。二重スパイの容疑をかけられたCIAエージェントをアンジェリーナ・ジョリーが熱演するアクション・サスペンス。潔白を証明したいヒロインが、CIAの追跡をかわしながら真犯人を探し出すまでをスリリングに描く。メガホンを取るのは、アンジェリーナとは『ボーン・コレクター』以来のコンビとなるフィリップ・ノイス。

ソルト 映画批評・評価・考察


ソルト(原題:Salt)

脚本:29点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計78点

サスペンス映画としては、無理やり感、ご都合主義的なものがありますが、エンタメ・アクション映画としては十分楽しめる作品です。製作費1億ドルと大作映画にしては・・・それをあまり感じないスケール感です。アンジェリーナ・ジョリーのプロモーション映画として見れば、彼女が冴えて映ってますので大成功だったとは思います。

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ソルト あらすじ(ネタバレ)

アメリカの石油会社に勤めるイヴリン・ソルトは、北朝鮮にてスパイ容疑で当局に拘束され、熾烈な尋問を受けていたが、捕虜交換という形で釈放される。彼女はCIAに所属する女性諜報員であり、国際的なクモの研究者であるマイクを利用し北朝鮮に潜入していた。彼女を救うよう政府に働きかけ、さらに自身がCIA所属のスパイであると告白しても添い遂げたいと伝える彼にイヴリンは心を打たれ、二人は後に結婚する。

2年後、表向きは石油会社であるソルトが所属するCIAの元にロシアからの亡命者オルロフが出頭する。イヴリンが尋問するとオルロフは、かつて旧ソ連時代に赤子の時から特殊な訓練を受け、ソビエト連邦の崩壊後もクレムリンの意向とは別にアメリカに潜入している多数のロシアのスパイが一斉に蜂起する時「Xデー」を待っており、その中の1人が近く行われるアメリカ副大統領の葬儀でそこに出席するロシア大統領を暗殺する計画があると話し、更にそのスパイの名は「イヴリン・ソルト」であると告げる。オルロフの語るスパイの経歴はイヴリンの生い立ちと合致しており、嘘発見器も事実である反応を示していた。

尋問を聞いていたCIA防諜部のピーボディはイヴリンが二重スパイではないかと疑うが、イヴリンや上司のテッドは否定する。家にいるはずの夫・マイクと連絡がつかないことが分かった彼女は、オルロフがCIAのビルから逃走した隙をつき、マイクの安否を確認するために自らもCIAから逃走する。なんとか自宅にたどり着くも、マイクが何者かに拉致された痕跡を認めた彼女は、ピーボディらCIAの追跡を必死に振り切りる。

翌日、アメリカ副大統領の葬儀の日に葬儀が行われていた教会に彼女は潜入し、ロシア大統領を銃撃する。イヴリンはオルロフの言う通りロシアのスパイであった。

あっけなく逮捕されるイヴリンであったが、護送中にパトカーから逃走し、ロシアのスパイたちの隠れ家に向かいオルロフと再会、計画の進行を伝えられるが、そこで彼女を試すためとして拉致されていたマイクが殺される。静かに激高した彼女はオルロフと仲間のスパイたちを殺害、その後は計画に従ってNATO将校に変装し、オルロフの死を知らない別のスパイ将校と共にホワイトハウスに向かう。

スパイ将校はホワイトハウス内で陽動として自爆し、緊急事態となった事で大統領と閣僚達はホワイトハウス地下の司令室に向かい、イヴリンも司令室を目指す。ロシアに弾道ミサイル発射準備の兆候が見られたことで大統領と閣僚たちは核ミサイル攻撃の準備を行うが、そこにCIA職員として参加していたテッドがシークレットサービスから突如銃を奪って閣僚や職員たちを射殺、「何者だ?」と問う大統領に自分の正体がロシアのスパイであると告げる。

大統領を気絶させ、アメリカを陥れるための核攻撃の準備を進めるテッドのもとにイヴリンが合流するが、その時イヴリンの銃撃により死んだと思われていたロシア大統領が、実は仮死状態にあっただけで生還したというニュースがテレビで流れたのを見たテッドは、イヴリンがマイクに心奪われたことで忠誠心が揺らぎ任務を放棄したと確信し、決別。イヴリンはテッドを襲撃して核攻撃をやめさせ、更に彼を殺害する。

事件後、ヘリでFBIの元へ護送されるイヴリンだったが、機内で尋問するピーポディに黒幕はテッドであり、核攻撃を止めたのは自分で、今後もアメリカに潜む自分からすべてを奪ったロシアのスパイに復讐すると話す。ロシア大統領襲撃時の行動に違和感を感じていたピーポディはそれを信じ、彼の計らいでイヴリンはヘリから脱出しポトマック川に消えるのであった。

ソルト スタッフ

監督:フィリップ・ノイス
脚本:カート・ウィマー
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ,サニル・パーカシュ
製作総指揮:リック・キドニー,マーク・ヴァーラディアン,ライアン・カヴァノー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:ロバート・エルスウィット
編集:スチュアート・ベアード,ジョン・ギルロイ
製作会社:レラティビティ・メディア,ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ
配給:コロンビア ピクチャーズ,S.P.E

ソルト キャスト

イヴリン・ソルト:アンジェリーナ・ジョリー
テッド・ウィンター:リーヴ・シュレイバー
ウィリアム・ピーボディ:キウェテル・イジョフォー
オルグ・ワシリエヴィッチ・オルロフ:ダニエル・オルブリフスキー
マイク・クラウス:アウグスト・ディール
ハワード・ルイス大統領:ハント・ブロック
国防長官:アンドレ・ブラウアー
ボリス・マトヴェーエフ露大統領:オレク・クルパ
シュナイダー:コリー・ストール
ソルトの隣に住む少女:ヤラ・シャヒディ

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