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LUCY/ルーシー|人類の脳は10%しか機能していない。 もしも脳が100%へ覚醒したら?覚醒型アクション・エンターテイメント!

映画 LUCY/ルーシー
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LUCY/ルーシーは、2014年公開のフランス・アメリカ合作映画。人類の脳は10%しか機能していない。 もしも脳が100%へ覚醒したら?という人間の根源的な謎に向き合いながらも極上のエンターテイメントに仕上げられた本作。パリ、台北を舞台に、グローバルに展開する大胆で予測不能なストーリーと、磨き上げられたスタイリッシュな映像世界で観るものを目醒めさせていく、覚醒型アクション・エンターテイメント!『レオン』『ニキータ』『フィフス・エレメント』――時代に先駆け、儚くも力強い女性像を確立してきた映画監督リュック・ベッソン。革新的な映像と、普遍的なメッセージで、孤独の中で壮絶な運命を切り拓くヒロインを描き続けてきたカリスマが、16作目となる長編監督作『LUCY/ルーシー』で、全米初登場No.1をマーク!

LUCY/ルーシー 映画批評・評価・考察


LUCY/ルーシー(原題:Lucy)

脚本:34点
演技・演出:17点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計87点

リュック・ベッソン監督だけあってセンスがいい。キレがダンチで違います。題材的にはB級映画の題材によくなる使っている脳の機能10%説(都市伝説)がベースになっています。この説に科学的根拠はないので、SF脚本としては荒唐無稽になってしまいますが、映画は可能性に溢れ最終的に人間も超越する勢いでした。このあたりの見せ方がノーマルB級映画監督とSSS級映画監督のリュック・ベッソンでは格の違いを見せつける映像です。SFアクションというにはアクションシーンはほとんどなく銃撃戦だけなので、SFサスペンスとして見た方が良い感じでした。ただ、ツッコミどころが最初からあるんですよ。コリアンマフィアが開発した新型ドラッグなんですが、ここまでの変化がでるものならノーベル賞どころか軍産複合体が見逃さないと思うんですよね。それを切れ者のボスが気づかないのもおかしい。それにルーシーが自分のようになる人がでないように拡散を止めようとするんですが、むしろ増やした方が人類のためになるんじゃないかと思えたりします。

考え出したら切りがないのですが、映像と演出はセンスあふれる素晴らしいものですし、ルーシー役のスカーレット・ヨハンソンも魅力的です。特に何も考えずに楽しむのが正解なのかもしれません。


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LUCY/ルーシー あらすじ

10%しか機能していないと言われる人間の脳。しかしルーシーの脳のリミッターは外されてしまった――。
ごく普通の生活を送っていた女性ルーシー。ある日、マフィアの闇取引に巻き込まれてしまい、そこで起こったアクシデントによって彼女の脳は異変をきたす。「人類の脳は10%しか機能していない」と言われるが、ルーシーの脳は覚醒し、次々と人智を超えた能力を発揮し始める。脳科学者ノーマン博士は彼女の脳の可能性を信じ、落ち合う約束をする。一方、マフィアは行方をくらませたルーシーを巨大な組織全体で追い詰めていく。マフィアの裏をかき、博士の元へ向かうルーシーは次第に人間性を失い、自分自身でさえもコントロール不能な暴走状態へと陥ってしまう。覚醒の勢いは誰にも止めることはできない――彼女の存在は、人類を破滅に導くのか、それとも、救いとなるのか…。

LUCY/ルーシー スタッフ

監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ
製作総指揮:マーク・シュミューガー
音楽:エリック・セラ
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:ジュリアン・レイ
配給:ヨーロッパ・コープ,ユニバーサル・ピクチャーズ,東宝東和

LUCY/ルーシー キャスト

ルーシースカーレット・ヨハンソン
ごく普通の女性であったが、新種の麻薬により脳が極限まで活性化する。

ノーマン博士モーガン・フリーマン
脳科学の権威である科学者。

Mr. チャンチェ・ミンシク
韓国人マフィアのボス。ルーシーを使って新種の麻薬を国外に運び出そうと企てる。

ピエール・デル・リオアムール・ワケド
フランス警察の刑事。ルーシーから協力を要請される。

イギリス人ジュリアン・リンド=タット
チャンの依頼でルーシーの下腹部に麻薬の入った袋を埋め込む。

リチャードピルウ・アスベック
ルーシーの彼氏。実は裏社会の運び屋。

キャロラインアナリー・ティプトン
ルーシーのルームメイト。女優志望。

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