ハンターキラー 潜航せよは、2018年公開のアメリカ合衆国の映画。ロシアでクーデターを企てた大臣によってロシア大統領が拉致され、第３次世界大戦勃発の危機に直面する中、ネイビー・シールズとともにロシア大統領を救出する前代未聞のミッションに挑む米軍潜水艦艦長の過酷な戦いの行方を描く。「ワイルド・スピード」シリーズの製作陣による潜水艦アクション大作。
ハンターキラー 潜航せよ 映画批評・評価・考察
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ハンターキラー 潜航せよ（原題：Hunter Killer）
脚本：34点
演技・演出：18点
撮影・美術：18点
編集：9点
音響・音楽：7点
合計86点
1980年代～90年代にかけて大ヒットを飾って来た“潜水艦モノ”。深海の逃げ場のない密室の中で、ソナー音を頼りに己の耳と経験値だけで見えない敵と戦う極限の緊張感と、あらゆる危機的状況に立ち向かう乗員たちの濃密な人間ドラマが人気を呼びました。しかし、21世紀になり、最新鋭の潜水艦テクノロジーに映像技術が追い付かず、このジャンルは途絶えていました。遂に2019年、元潜水艦艦長による原作と米国防総省×米海軍全面協力により、潜水艦アクション大作が復活！さらに、『ワイルド・スピード』シリーズ製作陣により、潜水艦×シールズ精鋭部隊のダイナミックな共闘など、未だかつてない進化を遂げました。
ロシアでクーデターが発生し、米政府はロシア大統領を救出すべく、“ハンターキラー”の異名を持つ精鋭原潜をロシアの海域へ。“ハンターキラー”がロシアの海域を突破していくだけでもかなりサスペンスフルなのに加え、地上ではロシア大統領の救出作戦が展開。時間がたつのも忘れるほど楽しめる1本です。
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ハンターキラー 潜航せよ あらすじ（ネタバレ）
米国のロサンゼルス級 潜水艦タンパ・ベイが、北極圏でロシアのアクラ級潜水艦 コネクを追跡中に消息を絶った。ジョン・フィスク少将は、新たに昇進した型破りな司令官ジョー・グラスに、バージニア級 潜水艦 アーカンソー 艦上での捜査を指揮するよう命じた。
同時に、ビル・ビーマン中尉指揮下のネイビー・シールズ・チームが、ムルマンスク州ポリャルヌイにあるロシア海軍基地を監視する秘密任務を遂行している。しかし、新しく採用された射撃手マルティネリがHALOの落下中に負傷したため、彼らの作戦は危険にさらされました。
基地では、シールズはドミトリー・ドゥロフ海軍大将がクー??デターを起こし、ロシアのニコライ・ザカリン大統領を拘束するのを目撃する。彼らはドゥロフの意図が戦争を扇動することであることにすぐに気づきました。シールズはロシア軍による無線傍受検査中に発見をかろうじて回避したが、マルティネリは隠れた位置から盲目的に発砲したロシア人将校によって足を撃たれた。その結果、チームは彼を置き去りにすることを余儀なくされた。
一方、アーカンソー州は生存者が見つからないタンパ湾の残骸に遭遇し、悲しい発見をする。さらに、彼らは沈没したロシアの潜水艦コネックに遭遇しました。この潜水艦は内部から損傷を受けていたようで、外部からの攻撃ではなく内部の妨害行為の可能性を示しています。氷山の下に隠れていた別のロシアの潜水艦ヴォルコフによる予期せぬ攻撃を受けて、彼らの状況は悪化する。ヴォルコフがタンパ湾へのいわれのない魚雷攻撃に関与したことが明らかになった。しかし、アーカンソー大隊はなんとか報復に成功し、指揮官のセルゲイ・アンドロポフ二等大尉を含むロシア人生存者をコネクから救出することに成功した。
アメリカ政府はクーデターを暴き、チャールズ・ドネガン提督は戦争準備を勧告することになった。一方、フィスクは、アーカンソー州がザカリンを救出したらビーマンのチームと合流すべきだと提案する。グラスは躊躇するアンドロポフに援助をするよう説得するとともに、乗組員たちにもアンドロポフの存在を受け入れて彼を信頼するよう説得しなければならない。困難な水中の地形と基地を守る地雷原を航行するアンドロポフの専門知識を利用して、グラスはアーカンソーを探知されずに基地近くまで誘導することに成功した。
ビーマンのチームは、以前ドゥロフの部下によってザカリンを守って射殺されたロシア大統領保安局の職員オレグをなんとか救出する。彼らは協力して基地に潜入し、ザカリン大統領の奪還に成功するが、その過程でオレグ、デビン・ホール、マット・ジョンストンを失う。マルティネリが狙撃兵の援護を提供する中、ビーマンは負傷した大統領をアーカンソー州の深海救助車両に連れて行き、処刑されようとしているマルティネリを救出するために一人で戻ってくる。
アメリカとロシアの艦隊が戦闘の準備を整える中、アンドロポフの古い船であるRFSエフチェンコの攻撃を受け、アーカンソーはさらなる被害を受けるが、このエフチェンコは現在ドゥロフの陰謀の一員であるヴラデ・ストレフ船長の指揮下にある。しかし、アンドロポフはザカリン大統領が潜水艦に乗っているというメッセージをエフチェンコに伝えることに成功した。ドゥロフが基地の部隊に浮上したアーカンソーにミサイルを発射するよう指示すると、グラスは報復すれば阻止しようとしている戦争が始まる可能性があると悟り、行動を起こすことを拒否した。
最後の瞬間、アンドロポフの元乗組員は命令に従わず、飛来するミサイルがアーカンソーに着弾する前に近接兵器システムで破壊することに成功した。その後、彼らは独自のミサイルで海軍基地本部を破壊し、その結果ドゥロフが死亡した。戦争が回避されたため、グラスはザカリンと生き残った乗組員を祖国に戻すため、アーカンソー号をロシア海軍基地に停泊させた。アーカンソー号はビーマンとマルティネリを迎えに行き、ロシア海軍の護衛を受けて米国に戻る。
ハンターキラー 潜航せよ スタッフ
監督：ドノヴァン・マーシュ
脚本：アーン・シュミット,ジェイミー・モス
原作：ドン・キース,ジョージ・ウォレス『ハンターキラー 潜航せよ』
製作：ジェラルド・バトラー,マーク・ギル,トビー・ジャッフェ,マシュー・オトゥール,ニール・H・モリッツ,アラン・シーゲル,レス・ウェルドン,ジョン・トンプソン,タッカー・トゥーリー
製作総指揮：クリスタ・キャンベル,ジェフリー・グリーンスタイン,ラティ・グロブマン,ケヴィン・キング,アヴィ・ラーナー,クリスティーン・オタール,アーン・シュミット,ハイディ・ジョー・マーケル,ミカエル・ニクヴィスト
音楽：トレヴァー・モリス
撮影：トム・マライス
編集：マイケル・J・ドゥーシー
製作会社：オリジナル・フィルム,ミレニアム・フィルムズ,Gベース
配給：ライオンズゲート/サミット・エンターテインメント,ギャガ
ハンターキラー 潜航せよ キャスト
アーカンソー乗員
ジョー・グラス：ジェラルド・バトラー
バージニア級原子力潜水艦アーカンソーの艦長。海軍中佐。海軍兵学校の出身者ではなく一兵卒からの叩き上げ。
ブライアン・エドワーズ：カーター・マッキンタイア
潜水艦アーカンソーの副長。海軍少佐。
Navy SEALs隊員
ビル・ビーマン：トビー・スティーブンス
Navy SEALs隊員。偵察チームのリーダー。
ポール・マルティネリ：ゼイン・ホルツ
Navy SEALs隊員。ビーマンの部下の一人で新人のスナイパー。
デヴィン・ホール：マイケル・トルッコ
Navy SEALs隊員。ビーマンの部下の一人。
マット・ジョンストン：ライアン・マクパートリン
Navy SEALs隊員。ビーマンの部下の一人。
対策本部
アイリーン・ドーヴァー：キャロライン・グッドール
アメリカ合衆国大統領。
チャールズ・ドネガン：ゲイリー・オールドマン
統合参謀本部議長。海軍大将。
ジョン・フィスク：コモン
海軍少将。
ジェーン・ノーキスト：リンダ・カーデリーニ
NSA局員。
ロシア
ニコライ・ザカリン：アレクサンドル・ディアチェンコ
ロシア大統領。
セルゲイ・アンドロポフ：ミカエル・ニクヴィスト
アクラ型原子力潜水艦コーニクの艦長。ドゥーロフ派の破壊工作により乗艦を撃沈されるも沈没した艦で生存しており、アーカンソーに救出され、ザカリン救出に協力する。
オレク：ユーリー・コロコリニコフ
ザカリンのSP。
ウラジミール・ストレフ：イリア・ヴォロック
ドゥーロフ派のアクラ級原子力潜水艦艦長。潜水艦タンパベイを撃沈し、更に潜水艦アーカンソーと交戦する。
ドミトリー・ドゥーロフ：ミハイル・ゴア
ロシアの国防相。クーデターを敢行し、ザカリンを監禁する。
トレチャク：イゴール・ジジキン
ロシア特殊部隊隊長。ドゥーロフの部下で基地の警備を担当。
その他
ロサンゼルス級原子力潜水艦タンパベイ艦長：コーリイ・ジョンソン
海軍の士官：デヴィッド・ギャーシー
潜水艦アーカンソーの副長補佐。
ヒメネス：ガブリエル・チャバリア
ニコルズ：キーロン・ビンプソン
ベルフォード：テイラー・ジョン・スミス
潜水艦アーカンソーのソナーオペレーター。
ターナー：シェーン・テイラー
潜水艦アーカンソーの水雷長。
パーク：クリストファー・ゴー
潜水艦アーカンソーの航海長。ロシア語が少し話せる。
マッカウ：コーラ・ボッキーニ
メディック・ジョーンズ：リチャード・ヒルズ
ハンターキラー 潜航せよ 予告編・無料動画