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燃える平原児|白人と先住民の争いに巻き込まれる牧場一家の悲劇を名匠ドン・シーゲル監督が描く傑作西部劇

燃える平原児
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燃える平原児は、1960年公開のアメリカ合衆国の映画。“キング・オブ・ロックンロール”ことエルビス・プレスリー主演。白人と先住民の争いに巻き込まれる牧場一家の悲劇を名匠ドン・シーゲル監督が描く傑作西部劇。プレスリーは演技派に徹している。原題の意味は「輝く星」で「インディアンは死を迎える時に輝く星を見る」という言い伝えから。

燃える平原児 映画批評・評価・考察


燃える平原児(原題:Flaming Star)

牧場主のバートンは、長男のクリントと先住民の後妻ネディ、ネディとの間に生まれた次男のペイサーの4人で幸せに暮らしていたが、ある日、クリントの友人が先住民に惨殺されてしまう…。エルビスは人種間の争いに苦悩するペイサーを熱演、その演技が高く評価されました。

燃える平原児 あらすじ(ネタバレ)

1878年、テキサス西部の牧場主バートン(ジョン・マッキンタイア)には2人の息子がいた。長男クリント(スティーヴ・フォレスト)は白人の先妻との間に生れ、次男ペイサー(エルヴィス・プレスリー)の母親はキオワ・インディアン出身の後妻ネディ(ドロレス・デル・リオ)だった。クリントには婚約者ロスリン(バーバラ・イーデン)がいた。クロントの誕生日に、ロスリンの兄弟や妹が招待された。

その夜、家に帰る途中、酋長バファロー・ホーンの率いるキオワ・インディアンに襲撃され、2人の兄が惨殺された。3日後、酋長はバートンを訪ねてきた。バートンは明日来いと追い返した。翌日、クリントとペイサーはロスリンの父ドレッドの経営する雑貨店に弾薬を買いにいった。そこで事件を知った村人たちはバートンが襲われないのは、身内にインディアンがいるからだと思った。

その夜、バートンの家にドレッドを先頭にした白人の一隊がきて味方になれといった。交渉は決裂、一隊は牧場の牛を殺して去った。酋長はペイサーを仲間に入れぬと牧場を潰すと脅迫した。やむなくペイサーとネディはインディアンの野営地に向った。2人が1人のインディアンとともに帰宅する途中、まだ生きていたロスリンの兄の1人が発砲、インディアンを射殺しネディに重傷を負わせ息絶えた。そこへバートンとクリントが来合せ、ネディを家まで連れ帰った。

ペイサーが医者を呼んできた時には、ネディは死んでいた。ペイサーは医者をよこすのに反対した白人たちに復讐を誓い、インディアンに加担する決心をした。酋長は彼との約束を破りバートンを殺し、クリントを傷つけた。ペイサーは酋長を狙ったが失敗。自分も重傷を負った。

翌朝、村で手当を受けているクリントにペイサーが別れにやってきた。死を覚悟している彼は、クリントやロスリンの止めるのを振り切って、再び荒野をさして出発した。

燃える平原児 スタッフ

監督:ドン・シーゲル
脚本:クレア・ハフェイカー,ナナリー・ジョンソン
原作:クレア・ハフェイカー
製作:デヴィッド・ワイスバート
音楽:シリル・J・モックリッジ
撮影:チャールズ・G・クラーク
編集:ヒュー・S・ファウラー
製作会社:20世紀フォックス
配給:20世紀フォックス

燃える平原児 キャスト

ペイサー・バートン:エルヴィス・プレスリー
ロズ、ロズリン・ピアース:バーバラ・イーデン
クリント・バートン:スティーヴ・フォレスト
ネディ・バートン:ドロレス・デル・リオ
サム、ウェル・バートン:ジョン・マッキンタイア
バッファロー・ホーン:ロドルフォ・アコスタ
ドレッド・ピアース:カール・スウェンソン
医師フィリップス:フォード・レイニー
アンガス・ピアース:リチャード・ジャッケル
トム・ハワード:L・Q・ジョーンズ
ウィル・ハワード:ダグラス・ディック

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