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許されざる者|銃を捨て密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描く西部劇

許されざる者
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許されざる者は、1992年公開のアメリカ合衆国の映画。銃を捨て密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描く西部劇。92年度アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞受賞作。イーストウッドはこの映画の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたが、期間を置いたのは自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたためである。映画化の権利は元々はフランシス・フォード・コッポラが持っていて土台となる脚本もコッポラとデヴィッド・ピープルズが書いたものである。出演と製作を頻繁に兼任したが、当時は「出演と製作の兼任はこれが最後である」と公言していた。クレジットタイトルには表記されていないが、メインテーマはイーストウッド自身が担当している。

許されざる者 映画批評・評価・考察


許されざる者(原題:Unforgiven)

脚本:36点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計85点

荒野の用心棒」以来、西部劇スターとして、また「ファイヤーフォックス」他の優れたフィルムメーカーとして活躍してきたイーストウッドにとって監督16作目となった渾身の1本。彼自身演じるのは、久しぶりに殺しの世界に戻ってくる初老の元ガンマン役。クライマックスでは、善悪の彼岸に立った人間が鬼神と化す瞬間を迫力たっぷりに熱演。また、共演のジーン・ハックマンの悪役ぶりも際立っています。詩情すら漂うこの“西部劇への挽歌”はこれまでイーストウッドが組んだ名匠2人、セルジオ・レオーネとドン・シーゲルに捧げられています。

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許されざる者 あらすじ(ネタバレ)

1880年、ワイオミング。列車強盗や殺人で悪名を轟かせていたウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)は、今では銃を捨て2人の子供と農場を営みながら密かに暮らしていた。しかし家畜や作物は順調に育たす、3年前に妻にも先立たれ苦しい生活だった。

そんなマニーのもとにスコフィールド・キッド(ジェームス・ウールヴェット)という若いガンマンが訪ねてくる。彼は娼婦フィッツジェラルド(アンナ・トムソン)に重傷を負わせた2人のカウボーイを倒して、一千ドルの賞金を得ようとして考えていた。一緒に組もうと誘われたマニーは11年ぶりに銃を手にする。マニーのかつての相棒ネッド・ローガン(モーガン・フリーマン)が同行することになり、3人は町へ向かった。

その頃、保安官のリトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)は強引なやり方で町を牛耳っていた。伝説的殺し屋のイングリッシュ・ボブ(リチャード・ハリス)と同行していた小説家ボーチャンプ(サウル・ルビネック)を暴力的に町から追放するダゲッド。マニーら一行が町に到着すると、ひとり酒場にいたマニーをダゲットは激しく殴りつけ、重症を負わせる。そんなマニーを献身的に看護したのは傷つけられた娼婦のフィッツジェラルドだった。立ち直ったマニーはローガンとキッドに追いつき、追っていたカウボーイを発見して1人を射殺するが、ローガンはもう人を撃てないと悟り、マニーらに別れを告げた。カウボーイたちの家を見つけ、残るひとりを仕留めたキッドは、マニーに初めて人を撃ったと告白する。

その頃、町では殺人罪で捕まったローガンがダゲットの激しい拷問にあい、命を落としていた。賞金を受け取る際にその話を聞いたマニーは、キッドから拳銃を受け取り、子どもたちとローガンの妻とキッドの4人で賞金を分けるように言うと町へと向かった。酒場の前にローガンの死体が放置されているのを見たマニーは店主を射殺して銃撃戦になり、遂にダゲットと対決して彼を倒した。そして子どもたちの待つ家へマニーは帰っていくのだった。

許されざる者 スタッフ

監督:クリント・イーストウッド
脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス
音楽:レニー・ニーハウス
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
配給:ワーナー・ブラザース

許されざる者 キャスト

ウィリアム・”ビル”・マニー:クリント・イーストウッド
アウトロー。極めつけの悪党とまで言われていた。妻は天然痘で死んだ。

リトル・ビル・ダゲット:ジーン・ハックマン
保安官。

ネッド・ローガン:モーガン・フリーマン
農夫。マニーの友人。サリーという妻がいる。射撃の腕はもちろん、観察力もよくキッドが近眼なのがわかった。拷問を受けて殺され、死体はさらし者にされる。

イングリッシュ・ボブ:リチャード・ハリス
ガンファイター。見せしめにリトル・ビルにリンチされる。その後、町から追放される。

スコフィールド・キッド:ジェームズ・ウールヴェット
マニーの元を訪れた若い男。殺し屋歴は短く5人しか殺していないというが、それもハッタリで本当は今まで誰も殺したことがない。それほどの悪党ではないが猜疑心が強く、マニーと一緒にいたネッドの素性を知らず威嚇射撃をした。実は近眼で視力が悪く、50m先が見えるかどうかといった程度。しかし、マイクを射殺したことで、ついに人を殺したという重圧に耐え切れず、殺し屋をやめることを決意する。

W・W・ブーシャンプ:ソウル・ルビネック
作家。ボブの付き添いで街に来た。

ストロベリー・アリス:フランシス・フィッシャー
情婦。勝気な性格。

デライラ・フィッツジェラルド:アンナ・トムソン
娼婦。暴行を受けて体を傷だらけにされた。

クイック・マイク:デヴィッド・マッチ
カウボーイ。キッドに射殺される。

デービー・バンティング(デービー・ボーイ):ロブ・キャンベル
カウボーイ。マニーたちと戦い腹を撃たれて死ぬ。

スキニー・デュボイス:アンソニー・ジェームズ
酒場の主人。

リトル・スー:タラ・フレデリック
シルキー:ビヴァリー・エリオット
フェイス:リーサ・レポ=マーテル
クロウ・クリーク・ケイト:ジョジー・スミス
ウィリアム・”ウィル”・マニー・Jr:シェーン・メイヤー
ペニー・マニー:アリン・レヴァシュー

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