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グラディエーター|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

グラディエーター
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2000年に公開されたアメリカ合衆国の歴史映画。帝政ローマ時代中期を舞台とした復讐劇。主人公は、皇帝と対峙するべくローマ文化の象徴の一つである剣闘士(グラディエーター)として名を上げていく。映画。第73回アカデミー賞および第58回ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞。

グラディエーター 映画批評・備忘録


グラディエーター(原題:Gladiator)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)

優れた映像美やストーリーに加え、作品を盛り上げる音楽。そして完璧なキャストの演技。

減点する余地が無く、完璧な作品

鑑賞中から胸が熱くなり、高揚感、深い感動と壮大な世界観に感嘆する。

優れた映像美やストーリーから大きな商業的成功を収めた。

批評家からも高い評価を得て、第73回アカデミー賞作品賞並びに第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞する名誉を受けた。

本作の成功を受けて、すぐに製作陣では続編として本編の前後を描いた作品が計画されたものの、現在に至るまで実現されていない。

※音楽はハンス・ジマー、リサ・ジェラルド、クラウス・バデルトが担当、ゴールデングローブ賞の音楽賞を受賞したほか、アカデミー作曲賞にノミネートされるなど高い評価を受けたが、戦闘場面の楽曲はホルストの組曲「惑星」の「火星」と酷似しており、2006年、ホルスト財団から著作権侵害で訴訟を起こされた。ジマー側は盗作ではないと主張し全面的に争っている。またコモドゥスの凱旋式シーンに使用された曲はワーグナーの「ニーベルングの指環」と酷似しており、冒頭におけるゲルマニアの曲はリドリー・スコットが愛好している映画「ズールー」との関連を主張する意見もある。また、同作品の主題歌「ついに自由に(Now We Are Free)」を歌ったリサ・ジェラルドも一気に知名度を上げた。

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グラディエーター あらすじ(ネタバレ)

時代はネルウァ=アントニヌス朝のローマ帝国。平民出身の将軍マクシムス・デシムス・メリディアス(Maximus Decimus Meridius)は、ゲルマニア遠征で、蛮族との決戦を迎えていた。降服を説得するためローマ軍から遣わされた使者が斬首され、その首が晒されたのを皮切りに両軍の戦闘が始まる。ローマ帝国軍は東方属州からの弓兵隊や工兵隊のカタパルトを駆使して森林地帯に潜むゲルマニア軍に砲撃を与えた後、軍団兵を前進させる。高地に陣取る蛮族の軍勢に軍団兵は苦戦を強いられるものの、マクシムスは自ら騎兵部隊を率いて蛮族を背後から強襲して敵将を討ち取り、結果として勝利を得る。傷付き倒れる兵士達を目に、老境を迎えつつあった皇帝アウレリウスは膨張し続ける帝国の崩壊が近付いていることを悟るのだった。

グラディエーター老いた皇帝を悩ませるもう一つの問題が、帝位継承についてだった。賢帝と名高いアウレリウスは、皇子コモドゥスが勇気や正義感など持たず、貴族との政治や策謀に没頭するさまを疎み、その一方でマクシムスの勇敢かつ無欲な部分を気に入っていた。アウレリウスは、問題を抱えるローマを根本的に立て直すには、民衆が貴族と同等に政治を行っていた共和政へ戻す必要があると考え、その遺志の実現にはマクシムスに帝位を譲ることが最良だと考える。一方、皇帝の実子であるコモドゥスは、父の愛情が自身に向けられていないことを不安に感じ、旧友でもあるマクシムスに、側近として自分の治世を助けてくれるように頼む。

アウレリウスはマクシムスを自らの天幕に呼び寄せ、戦いの愚かさについて説く。マクシムスはローマを光に例え、皇帝に反論して遠征の意義を説くが、アウレリウスは「退廃してしまった近年のローマを知らない」とマクシムスを諭す。そして共和政へ戻す構想を伝え、その実行者としてマクシムスを指名する。マクシムスは「帝位を継ぐ気でいるコモドゥスはどうなるのか」と尋ねるが、アウレリウスは「君主の器ではない」と一蹴する。アウレリウスは自分が必ず説得すると約束し、マクシムスは考える時間が欲しいと述べて天幕を離れる。

遅れて天幕に呼ばれたコモドゥスは、その場に安置されていた父の胸像の前で待っていた。やがて皇帝本人が後ろから現れる。アウレリウスはあえてコモドゥスに帝位を継ぐ覚悟を尋ね、コモドゥスは喜んで大任を引き受けると応えるが、告げられたのは帝位をマクシムスに譲るという内容であった。

自身にその理由や共和政移行の大義を説く父に対し、コモドゥスは以前にアウレリウスから送られた手紙について話し始める。手紙には皇帝に必要な「徳」(正義・知恵・不屈・自制)が書かれていたが、コモドゥスに備わる徳(野心・策謀・勇気・献身)は何処にも書かれていなかった。それはまるで自分を息子と認めたくないかのようだったとのコモドゥスの言葉に、アウレリウスは穿った考えだと否定する。しかしコモドゥスは自分は父親が誇りに思える息子になりたかったと告げ、なぜ自分を憎むのかと涙を流す。

息子と対話するアウレリウスは、父親として息子に接するのを怠ったことが、結果として息子を歪ませてしまったと悟る。息子の前に跪いたアウレリウスは「息子が至らぬのは、至らぬ父を持った為だ」と子を庇う言葉を述べ、自らも涙して和解の抱擁を求める。コモドゥスはアウレリウスを抱きとめるが、そのまま泣きながら父親を殺してしまう。愛情よりも畏怖が勝っていた父親が、不出来な自分に許しを乞うた姿を認められなかったのである。

翌朝、腹心の将軍クィントゥスから皇帝の死を知らされたマクシムスは天幕に向かう。コモドゥスからは皇帝が「病死」したと告げられるが、アウレリウスから廃嫡の意思を伝え聞いていたマクシムスは事実に気づき、忠誠を求めるコモドゥスを拒絶して事実を明らかにしようとする。しかし大方の者たちは事実を知った上でコモドゥスに従っており、クィントゥスもマクシムスを裏切って彼を捕らえ、従わなければマクシムスとその家族を処刑せよとの皇帝の命を実行する。

マクシムスは家族を守る為に近衛兵達と一戦を交えて脱出、不休で馬を乗り換えながらスペインの故郷へ急ぐ。しかし辿り着いた家は焼き払われ、妻子はともに生きながら焼かれ吊るされていた。2人の遺骸を前に泣き崩れるマクシムスはその場に倒れこみ、やがて疲労から意識を失ってしまう。

目が覚めた時、マクシムスは商人の一団に捕らえられ、属州アフリカのモーリタニア・カエサリエンシスにあったズッカバルという名の町へ連れて行かれ、奴隷市場で売られていた。生きる意義を失ったマクシムスは脱出する訳でもなく、無気力にされるがままに過ごしていた。そこへ小さな剣闘士団を運営するプロキシモという男が現れる。マクシムスは剣闘士として使えそうな奴隷を探し回っていたプロキシモに「スパニャード」(スペイン人)として売り飛ばされる。

グラディエーター剣闘士団では先輩の剣闘士ハーゲンが奴隷達の審査を行い、勇敢なものは赤、臆病者は黄色と絵具で印が付けられていく。自分の番が回ってきた時、マクシムスは武器を取ることすらせず殴られるままになり、プロキシモから興味を持たれつつも黄色を塗られる。新入りたちは最初の儀礼として闘技場の標的として送り込まれる。多くの奴隷が惨殺される中、マクシムスは剣闘士達を相手に見事な戦い振りで応戦し、同じく奮戦していたヌミディア人奴隷のジュバと二人で試練を乗り越え、図らずも剣闘士への第一歩を踏み出してしまう。

マクシムスが新しい宿命を得た時、折りしも遠く離れた帝都ローマではコモドゥスが壮麗な凱旋式を執り行っていた。元老院の貴族達は経験の無い若い皇帝を侮るが、コモドゥスは元々は共和政であるローマでは貴族より民衆に力があることを見抜いていた。娯楽や食料を惜しみなく分け与えて民衆を喜ばせ、また自らも民を愛する皇帝として振舞いコモドゥスは民の心を掴み、元老院を無視した専制的な統治を進めていく。

娯楽の中で特に人気を博したのが剣闘技大会であった。それまでコロッセウム(大闘技場)での剣闘は禁じられていたが、コモドゥスの計らいで大会が再開された。地方都市に散らばっていた剣闘士団が挙って帝都ローマに集う中、プロキシモは次第に成長するマクシムスを引提げて自らもローマの大会に参加しようとする。マクシムスは興味が無いと答えるが、剣闘士が自由を与えられる際、皇帝と謁見できると聞いて失っていた復讐心を取り戻す。マクシムスは真意を隠した上で自分も自由を得たいと告げ、プロキシモは「ならば民衆を味方につけろ」と助言する。プロキシモもかつては名うての剣闘士であり、他でもないアウレリウス帝によってルビアス(木剣)を賜り、自由の身を得たのだった。

ローマに宿営地を構えたプロキシモの剣闘士団だったが、不利な契約を取り付けられ、ポエニ戦争ザマの戦いを模した闘技での「カルタゴ軍」役に駆り出されてしまう。興行師達の賭けでは十中八九が負け試合であったが、鼻当て付きの兜を被ったマクシムスは将軍時代の経験を生かして剣闘士団を指揮し、「ローマ軍」役の戦車騎馬隊を壊滅に追い込む。本来はローマが勝利するはずの筋書きが変わってしまったが、民衆は怒るどこか、圧倒的に不利な状態で打ち勝った剣闘士団を讃え、歓声を上げる。貴賓席でその様子を見ていたコモドゥスは「スパニャード」という剣闘士に興味を持ち、会見すると告げる。

近衛兵とクィントゥスを連れて闘技場に入ったコモドゥス。マクシムスは落ちていた弓矢の鏃を手の中に隠して暗殺しようとするが、皇帝の甥ルキウスがコモドゥスの傍らにいたことから躊躇ってしまう。時機を逸している内にコモドゥスはマクシムスを「ヘラクレスの化身」と賞賛して、兜を外して本当の名を名乗る様に促す。背を向けて立ち去ろうとするマクシムスにコモドゥスは皇帝の命に背くなと告げ、再度兜を外す様に促す。覚悟を決めたマクシムスは素顔を晒して向きかえり、「真の皇帝マルクス・アウレリウスの臣下、マクシムス・デシムス・メレディウス」と名乗る。

死んだはずのマクシムスの姿に動揺したコモドゥスは、衆人環視のなかでクィントゥスに処刑を命じる。しかし闘技場の英雄を殺そうとする皇帝を見た民衆は「殺すな」と連呼し、やむなくコモドゥスはマクシムスを助命する。皇帝ですら、ローマの民衆の声に逆らえないことは同じであった。コモドゥスは闘技場でマクシムスを殺すべく「ガリアの虎戦士」と謡われた剣闘士ティグリスとの試合を用意、加えて闘技場に虎使いを控えさせ、ティグリスに有利となるように仕向けておく。しかしマクシムスはティグリスを破り、更に民衆の「殺せ」との叫びを受けてコモドゥスが処刑を命じると、わざとこれに反抗してティグリスを助けてしまう。民衆はマクシムスを慈悲深いと賞賛し、ますますコモドゥスの立場を危うくする。

名誉を度々傷つけられたことでコモドゥスの人気は下降し始め、元老院内のグラックス議員ら反対派の政治家達も反乱の謀議を進め始める。コモドゥスの冷酷さを知った姉のルシッラの手引きで、グラックスとマクシムスは引き合わされ、マクシムスは元老院の手引きで、かつて指揮した軍団の元へ脱出する計画を告げる。グラックスはマクシムスが独裁を行わないという保証はないと反対するが、マクシムスは亡き皇帝の意思に沿うだけだと語り、自分はコモドゥスと刺し違えればそれでいいと説得する。

グラックスはマクシムスを信じてプロキシモから身柄を買い上げようとするが、皇帝から怒りを買うことを嫌うプロキシモは拒絶する。プロキシモはコモドゥスに恨みがあるわけでもなく、むしろ自分を金持ちにしてくれたと笑う。窮したマクシムスは暫く考えた後、「先帝を殺した男だ」と告げる。

一方、宮殿ではコモドゥスがマクシムスの存在を恐れるようになっていた。皇帝の側近であるファルコ議員はマクシムスが手に負えなくなる前に殺すべきだと助言するが、コモドゥスは「民に憎まれたくない」と拒絶する。そこでファルコとコモドゥスは一計を案じてわざとマクシムスや反対派を泳がせ、反乱を起こした直後に捕らえる計画を立てる。計画は見事に成功してグラックスとルッシラがまず捕らえられ、更にプロキシモが殺され、最後にはマクシムスも捕らえられた。

グラディエーターコモドゥスは民衆が納得する方法でマクシムスを処刑するため、闘技場での一騎討ちを望む。自分自身で戦うのかと尋ねるマクシムスに、コモドゥスは自分が恐れるとでもと返すが、マクシムスはこれまでずっと恐れ続けた人生だったろうと笑う。「英雄」とは違って人間なら誰でも恐怖を感じるとコモドゥスは反論するが、マクシムスはかつて偉人が残した「死を避けられないなら、笑って受け入れるのみ」との言葉を教える。コモドゥスが「その言葉の主は自分が死ぬ時も笑えたか」と尋ねると、マクシムスは「思い出せ」と返す。言葉の主はコモドゥスが自ら殺めたアウレリウスだったのである。

コモドゥスはマクシムスの腰にナイフを突き立てて傷を与え、クィントゥスに命じて甲冑で傷を隠させて出場させる。民衆の歓声の中で両者の試合が始まり、傷の苦しみから思うように戦えないマクシムスは苦戦を強いられる。それでも気力を振り絞ってコモドゥスの剣を弾き飛ばすが、やがて意識が遠のき始めてしまう。コモドゥスはクィントゥスに新しい剣を寄越せと叫ぶが、クィントゥスは兵士達に決して手出しをするなと命じる。

追い詰められたコモドゥスは先のナイフを取り出して止めを差そうとするが、朦朧としながらも戦おうとするマクシムスと素手での激しい撲り合いとなる。乱戦の末、マクシムスがコモドゥスの首下にナイフを持った手を押し向けていき、抵抗するコモドゥスの力を押さえ込んで喉にナイフを突き刺す。次第に崩れ落ち、力無く倒れこんでコモドゥスは絶命する。そしてクィントゥスらに、グラックスの解放と、正しい形にローマを戻すように言い残してマクシムスもまた倒れる。

闘技場の砂に倒れた両者の遺体。民衆は皇帝の遺骸を放置し、マクシムスの遺骸を掲げて去っていくのだった。

グラディエーター スタッフ

監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・フランゾーニ,ジョン・ローガン,ウィリアム・ニコルソン
原案:デヴィッド・フランゾーニ
製作:ダグラス・ウィック,デヴィッド・フランゾーニ,ブランコ・ラスティグ
製作総指揮:ローリー・マクドナルド,ウォルター・F・パークス
音楽:ハンス・ジマー,リサ・ジェラルド
撮影:ジョン・マシソン
編集:ピエトロ・スカリア
製作会社:スコット・フリー・プロダクションズ,レッド・ワゴン・エンターテインメント

グラディエーター キャスト

ラッセル・クロウ
ホアキン・フェニックス
コニー・ニールセン
オリヴァー・リード
デレク・ジャコビ
ジャイモン・フンスー
リチャード・ハリス
トーマス・アラナ
スペンサー・トリート・クラーク
ラルフ・メラー
デヴィッド・ヘミングス
スヴェン=オーレ・トールセン
トミー・フラナガン
ジョン・シュラプネル
デヴィッド・スコフィールド

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