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トゥルー・クライム|評価・考察・あらすじ(ネタバレ)詳細情報

トゥルー・クライム
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1999年公開のアメリカ合衆国の映画。死刑執行当日、無実の死刑囚を救うために奔走するヴェテラン新聞記者の姿を描くサスペンス。監督および主演はクリント・イーストウッド。アンドリュー・クラヴァンのサスペンス小説『真夜中の死線』(True Crime、1995年)の映画化。

トゥルー・クライム 映画批評・備忘録


トゥルー・クライム(原題:True Crime)

脚本:37点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計93点

1990年代のイーストウッドの作品は、70年代、80年代に自ら開拓し新しいジャンル、新しい演出と野心的な作品で溢れていましたが、90年代以降の作品については人間味溢れる役作りと無駄のない脚本に演出。監督としても俳優としても円熟味があります。題材についても難しいものにあえて挑戦し、観客の心がつき動かされるような感動もあれば悲しみもあり、素晴らしい作品に仕上がっています。


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トゥルー・クライム あらすじ(ネタバレ)

スティーブ・エベレットはかつてはニューヨークで敏腕新聞記者として鳴らしていたが、現在はカリフォルニアのオークランド・トリビューン紙に勤め、飲酒と女性問題で今ではすっかり閑職に追いやられている。

ある夜、若い同僚のミシェルが交通事故で急死したため、翌日、エベレットはミシェルの仕事を引き継ぐことになった。それはその日死刑が執行されることになっている殺人犯フランク・ビーチャムの最後のインタビュー取材をすることだった。ビーチャムはコンビニの女性アルバイト店員を射殺した罪で死刑判決を受けていた。殺された女性は妊娠していた。ビーチャムは彼女に金を貸しており、その返済を巡ってトラブルになり、犯行に及んだものと見られていた。

エベレットは事件現場を訪れ、目撃者のポーターハウスとも会うが、銃を見たという証言は嘘だと気づいた。エベレットは刑務所へ赴き、インタビューの名目でビーチャムから話を聞いた。それによると、あの日彼はステーキソースを買いに店に行き、被害者の女性と会った。彼女は借金の返済を延ばしてくれと頼み、彼は快く応じた。彼がトイレを借りている間に賊と彼女の言い争う声と銃声を聞いた。トイレから出ると、誰かが裏口から出て行き、彼女が倒れていた。彼は必死に彼女の蘇生を試みるが、そこへポーターハウスが入ってきた。彼は思わず裏口から逃げてしまい、それを主婦に目撃されてしまう。彼は銃など持っていないし、被害者と口論などしていないと言った。

ビーチャムの無罪を確信したエベレットは事件の洗い直しに取りかかる。残り時間はわずか十二時間。担当検事に話を聞きに行くが、まったく相手にされない。が、現場にはもう一人目撃者がいたことが判明。販売機でコーラを買っていた少年がビーチャムを見たと言う。エベレットはその少年が鍵だと悟る。しかし警察に問い合わせても、誰も少年の目撃者のことは知らなかった。

事故死したミシェルの家を訪ね、取材資料を調べると、少年の名前と住所が判明。エベレットはそのウォレンという少年の家を訪ねたが、ウォレンの祖母が出てきて、ウォレンは三年前に刺し殺されたと言った。エベレットは自分の敗北を悟り、落胆する。

エベレットが酒場でやけ酒をあおっていると、テレビで事件に関する番組をやっていた。被害者の写真が映し出されると、彼女の胸にはロケットがかかっていた。ウォレンの祖母が持っていたロケットと同じものだった。その瞬間、エベレットには事件の真相が分かった。死刑執行まであとわずか三十分。エベレットは車を飛ばしてウォレンの家に向かう。刑務所ではビーチャムの死刑執行の準備が粛々と進んでいた。

ウォレンの祖母は孫からロケットをもらった日のことを告白した。顔を見ただけで大変な犯罪を犯したに違いないと思ったと告げた。エベレットはウォレンの祖母を車に乗せ、州知事の家へ急行する。

刑務所ではビーチャムの死刑執行が始まった。腕からチオペンタールナトリウムが注入され、ビーチャムは昏睡に陥る。続いてパンクロニウムの注入が始まったところで、知事から電話がかかる。所長らは緊急停止スイッチを押し、執行室に飛び込んだ。

クリスマスの夜、エベレットは街で家族連れのビーチャムの姿を見かける。離れたところからお互いに目礼を送り合い、二人は別れた。

トゥルー・クライム スタッフ

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ラリー・グロス,ポール・ブリックマン,スティーヴン・シフ
原作:アンドリュー・クラヴァン『真夜中の死線』
製作:クリント・イーストウッド,リチャード・D・ザナック,リリ・フィニー・ザナック
製作総指揮:トム・ルーカー
音楽:レニー・ニーハウス
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
配給:ワーナー・ブラザース

トゥルー・クライム キャスト

スティーブ・エベレット:クリント・イーストウッド:新聞記者
フランク・ルイス・ビーチャム:イザイア・ワシントン:死刑囚
アラン・マン:ジェームズ・ウッズ:編集長
ボニー・ビーチャム:リサ・ゲイ・ハミルトン:フランクの妻
ボブ・フィンドレイ:デニス・リアリー:デスク
ルーサー・プランキット:バーナード・ヒル:刑務所長
セシリア・ナスバウム:フランシス・フィッシャー:地区検事
バーバラ・エベレット:ダイアン・ヴェノーラ:スティーブの妻
デイル・ポーターハウス:マイケル・ジェッター:事件目撃者
ラッセル夫人:ハティー・ウィンストン:ウォーレンの祖母
ミシェル:メアリー・マコーマック:記者 エベレットからは将来有望と認められ、同僚としても死を惜しまれた。
シラーマン:マイケル・マッキーン:牧師:
ゲイル・ビーチャム:ペニー・ビー・ブリッジス:フランクの娘
ケイト・エベレット:フランセスカ・フィッシャー=イーストウッド:スティーブの娘 ※イーストウッドの実娘
リーディ:ジョン・フィン:看守
パトリシア・フィンドレイ:ライラ・ロビンス:ボブの妻
ジェーン・マーチ:シドニー・ターミア・ポワチエ:ボブの助手
プッシー・マン:エリック・キング:浮浪者
アーノルド・マッカードル:グレアム・ベッケル:看守
エイミー・ウィルソン:マリッサ・リビシ:被害者
ブリジット・ロシター:クリスティーン・エバーソール:記者
ヘンリー・ローウェンスタイン:アンソニー・ザーブ:州知事
おもちゃ屋の店員:ルーシー・リュー:店員 ※カメオ出演
ニール:ウィリアム・ウィンダム:バーテンダー
ウォーレン・ラッセル:ケイシー・リー:真犯人:
フレデリック・ロバートソン:ジョージ・マグワイア:エイミーの父親

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