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誇り高き男|憎むべき無法と暴力に敢然として立ち向かう「誇り高き男」を描く痛快無比の本格派西部劇!

誇り高き男
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誇り高き男は、1956年公開のアメリカ合衆国の映画。ヴァーン・アサナスの小説“不屈の人々”をエドモンド・ノースとジョセフ・ベトラッカが共同で脚色し「十二哩の暗礁の下に」のロバート・D・ウエッブが監督した。保安官として町を守り、名誉と誇りのために闘うたくましき男を演ずるのは名優ロバート・ライアン。哀愁を帯びた口笛に乗せた、スリー・サンズの演奏による同名主題歌は日本でも大ヒットした名曲。

誇り高き男 映画批評・評価・考察


誇り高き男(原題:The Proud Ones)

ライオネル・ニューマン作曲の哀愁を帯びた口笛に乗せた、スリー・サンズの演奏による同名主題歌は日本でも大ヒットした名曲です。撮影は『昼下りの決斗』『ネバダ・スミス』『墓石と決闘』『ワイルドバンチ』『勇気ある追跡』『砂漠の流れ者』『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』などの西部劇の名手ルシアン・バラード。美術監督のライル・R・ウィーラーは『風と共に去りぬ』『アンナとシャム王』『聖衣』『王様と私』『アンネの日記』で5度アカデミー賞を受賞しています。

誇り高き男 あらすじ(ネタバレ)

1872年、カンサス州フラット・ロックの町。テキサスから食用牛の大群が入り、この町にブームが訪れたのに眼をつけた悪ボス、ジョン・バレット(ロバート・ミドルトン)は、キーストンの町からやってきて、荒稼ぎをするため町の酒場を買い取る。保安官カス(ロバート・ライアン)はバレットと仇同士。許婚サリイ(ヴァージニア・メイヨ)が止めるのも聞かずバレットに会いに行く途中、家畜と共に町に来たカウボーイの一人、サッド(ジェフリー・ハンター)に会う。サッドはカスがキーストン町の役人をしていたとき、丸腰の父親を射殺したと恨んでいる。バレットの酒場に来たカスは、サッドを相手にイカサマ賭博をやっていた男をあばいたので騒動が起り、カスを射とうとしたバレットの子分を阻止したサッドは負傷。サリイの手当てを受ける。カスは頭に負傷したのが原因でその後しばしば一時的に失明。サッドは父親がバレットの子分だったことを知り、カスが法を守る不屈の男であることも理解。カスの申し出で留置所の看守になる。やがてバレットの子分3人がカスに逮捕され、バレットは仕返しに二人の子分にカスを狙わせる。ある夜、カスは失明状態となり辛うじて死地を脱する。怖気づいた助手のジムは辞職、サッドが後任になる。その後、カスを狙う子分の一人チコが彼をだまし討ちにしようとして返り討ち。サッドは父親が殺された時の光景を想像、復讐心を起しカスを狙うが逆に拳銃を奪い取られる。だが一切を水に流し拳銃を返すカスに、彼が卑怯な男でないことを知る。バレットは町会議員を買収、カスを辞任させようとしたが、彼は逮捕した子分を巡廻裁判にかけるまではやめないと宣言。バレットは遂にカスとサッドの外出中、留置所を襲撃し囚人を奪還。急を知った二人はバレットの子分と対決。激しい拳銃戦の最中カスは再び失明状態になったがサッドと協力、悪漢共を倒し自らも傷を負う。彼に代ったサッドは酒場でバレットを逮捕しようとしたが卑怯なバレットは隠した拳銃でサッドに向い、その弾に倒れる。かくて悪漢一味は滅びた。カスはサッドに後事を託しサリイと町を去った。

誇り高き男 スタッフ

監督:ロバート・D・ウェッブ
脚本:エドモンド・H・ノース,ジョセフ・ペトラッカ
原作:ヴァーン・アサナス『不屈の人々』
製作:ロバート・L・ジャックス
音楽:ライオネル・ニューマン
撮影:ルシアン・バラード
編集:ヒュー・S・フォウラー
製作会社:20世紀フォックス
配給:20世紀フォックス

誇り高き男 キャスト

シルバー:ロバート・ライアン
サッド:ジェフリー・ハンター
サリー:ヴァージニア・メイヨ
バレット:ロバート・ミドルトン
ジェイク:ウォルター・ブレナン

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