2012年制作のアメリカ合衆国のホラー映画。実話に基づいた物語を、サム・ライミがプロデュース!
その撮影中にも数々のエピソードがあり、悪魔祓いのシーンが撮影された“リバービュー精神病院”は瞬時に凍りつくような雰囲気があることで有名な廃墟で、部屋に入れないスタッフもいたり、本物のディビュークの木箱を離れた場所に保管しておいたにもかかわらず、とつぜん電球が破壊したりと怪奇的な裏話も尽きない。
ポゼッション 映画批評・備忘録
ポゼッション(原題:The Possession)
脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計77点
サム・ライミがプロデユースということもあり、期待しながら見ました。率直な感想は面白かったです。怖さもまずまず、ストーリーもまずまず、演出もまずまずで、過度な期待をしなければ丁度いいホラー映画でした。
米ドラマ『スーパーナチュラル』のジョン・ウィンチェースター役(サムとディーンの父親)が印象的だったジェフリー・ディーン・モーガンが主演で、ホラーものが得意というか演技力があって表情とか慣れたものです。最近は、米ドラマ『ウォーキング・デッド』のニーガン役で強烈なインパクトを残してますね。
妻役のキーラ・セジウィックは、ケヴィン・ベーコンが旦那で、『シングルス』が印象に残ってますし、結婚後もコンスタンスに映画出演しています。
配役で面白いのはユダヤ教の牧師役のマスティヤフで、売れっ子レゲエ・ミュージシャンです。かなり様になっています。プライベートでも熱心なユダヤ教徒だったこともあり、キャスティングされたのかもしれません。
日米問わずホラー映画は、子供たちの演技がうまいことに見慣れてしまった感じですが、憑りつかれた少女を演じたナターシャ・カリスも姉役のマディソン・ダヴェンポートも圧巻の演技力でした。
ポスターが強烈なので相当怖い映画じゃないかと思えるんですが、悪魔祓い映画ではソフトな方だと思います。確かに怖いシーンも多いのですが、スプラッター要素がないのと家族愛の描写が強いので『エクソシスト』<『ポルターガイスト』な感じです。ホラー映画を見慣れている人間の感想なので、苦手な人には怖すぎる映画かもしれませんが。。。。
ポゼッション あらすじ
妻と離婚したクライドは、週末に二人の愛娘と過ごすことを楽しみにしていた。しかしある日、次女のエミリーがガレージセールでアンティークの木箱を購入したことで事態は急変する。それ以来、彼女は徐々に暴力的な性格になっていき、ついには常軌を逸した行動を取るようにまでなってしまう。これに危機感を抱いたクライドは、原因はあの木箱にあると突き止め、ついに木箱に隠された恐ろしい秘密を知る。
ポゼッション スタッフ
監督:オーレ・ボールネダル
脚本:ジュリエット・スノードン,スタイルズ・ホワイト
製作:サム・ライミ,ロバート・タパート,J・R・ヤング
製作総指揮:スタン・ワートリーブ,ピーター・シュレッセル,ジョン・サッキ,ネイサン・カヘイン,ジョー・ドレイク,マイケル・パセオネック,ニコール・ブラウン,マティスヤフ
音楽:アントン・サンコー
撮影:ダン・ローストセン
編集:エリック・L・ビーソン
配給 :ライオンズゲート,ブロードメディア・スタジオ
ポゼッション キャスト
ジェフリー・ディーン・モーガン
キーラ・セジウィック
ナターシャ・カリス
マディソン・ダヴェンポート
マティスヤフ
グラント・ショー
ジェイ・ブレイジョー
ブレンダ・クリックロウ
ロブ・ラブレ
アンナ・ハゲン
クイン・ロード
キャメロン・スプレイグ
グレアム・ダフィー
アイリス・クイン
クリス・シールズ
ジョン・カッシーニ
エリン・シムズ
ジム・ソアバーン
アガム・ダッシー
シャーメイン・ヨー
ジャレット・ジョン
ネッド・ベラミー
ティモシー・ポール・ペリッツ
マリリン・ノーリー
アレックス・ブラハンスキー
チャールズ・シエゲル
グレッグ・ロジャース