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心の旅|仕事一筋の有能な弁護士が、ある事故から記憶喪失に陥り、逆に人間の真実の愛情に目覚めるというヒューマン・ドラマ

映画 心の旅
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心の旅は、1991年公開のアメリカ合衆国の映画。家庭を顧ることもなく仕事一筋であった有能弁護士が、ある事故から記憶喪失に陥り、逆に人間の真実の愛情に目覚めるというヒューマン・ドラマ。出演はハリソン・フォード、アネット・ベニング、ビル・ナン、ミッキー・アレンほか。

心の旅 映画批評・評価・考察

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心の旅(原題:Regarding Henry)

脚本:34点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計85点

ハリソン・フォードの円熟味が増してきた90年代の作品で、記憶喪失から起こる出来事は、映画でよくあるものなのですが、誰が演じるかによってその映画の雰囲気や感情移入の度合いが変わってきます。彼自身、この頃は主演映画のオファーばかりですし、映画史に名を残すような映画もありますし、相当な負担だったと思います。演じる仕事一筋の弁護士と被るところもあり、記憶喪失前の演技と喪失後の演技のギャップが演じ分けれたのでは?と思います。

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心の旅 あらすじ(ネタバレ)

ニューヨークで弁護士をしているヘンリーは、有能な弁護士ではあるが、法廷における弱者や家族を全く顧みない冷たい男であった。有能な弁護士で主として大企業や大病院などを顧客として、患者から医療ミスで訴えられた病院の裁判において、患者側に有利な証拠を握りつぶすという倫理的に問題のある方法で勝訴を勝ち取ったばかり。タバコを切らしてしまった彼は、買い物に出かけた時に強盗事件に巻き込まれ、重傷を負ってしまう。幸い命は助かったが、記憶喪失になってしまう。陽気なリハビリトレーナーに励まされて運動機能を回復させたヘンリーは、退院して自宅に帰るが、妻と娘は事故前とは人が変わったように優しさを示すヘンリーに戸惑う。 ヘンリーは次第に家族との絆を取り戻して人間としての充実を感じ始める一方で、記憶が回復するにつれ、弁護士としての過去の所業との倫理的ジレンマに苦しむ。妻のサラ(アネット・ベニング)と娘のレイチェル(ミッキー・アレン)は、自分たちのことを思い出せないヘンリーを悲しみつつも、以前とは違う優しさ溢れる姿に喜びを感じはじめる。もう以前のような有能な弁護士ではなく、裕福にはなりえない家族の生活。しかし、心は満たされはじめてきた。サラの浮気が発覚したが、それも以前の仕事一筋のヘンリーのせいであり、2人は和解する。かつての不正弁護を恥じ、弁護士を辞め、真相の証拠を原告の患者サイドに届けた彼は、サラと共に寄宿学校に入れたレイチェルを引きとりに行き、家族3人で生きていこうと誓うのであった。

心の旅 スタッフ

監督:マイク・ニコルズ
脚本:J・J・エイブラムス
製作:スコット・ルーディン,マイク・ニコルズ
製作総指揮:ロバート・グリーンハット
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集:サム・オスティーン
製作会社:パラマウント映画
配給:パラマウント映画,UIP

心の旅 キャスト

ヘンリー・ターナー:ハリソン・フォード
サラ・ターナー:アネット・ベニング
レイチェル・ターナー:ミッキー・アレン
ブラッドレー:ビル・ナン
チャーリー・キャメロン:ドナルド・モファット
リンダ:レベッカ・ミラー
ブルース:ブルース・アルトマン
ジェシカ:エリザベス・ウィルソン
ロゼラ:アイーダ・リナレス
フィリス:ロビン・バートレット
マークス医師:ブライアン・スミア
スルタン医師:ジェームズ・レブホーン
強盗:ジョン・レグイザモ

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