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ジュディ 虹の彼方に|47歳で散った伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの感動と慟哭の実話

ジュディ 虹の彼方に
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ジュディ 虹の彼方には、2019年公開のイギリス・アメリカ合衆国合作映画。1939年「オズの魔法使」で一躍スターとなったミュージカル女優ジュディ・ガーランドの晩年を「シカゴ」のレネー・ゼルウィガーが演じた伝記ドラマ。1968年、トラブルが度重なり窮地に立つジュディは、子供を元夫に預け、ロンドンのクラブに出演するため旅立つ。ピーター・キルターによる舞台『End Of The Rainbow』を基に、47歳の若さでこの世を去る半年前に行われた公演の日々を、「トゥルー・ストーリー」のルパート・グールド監督が描く。劇中歌は全曲レネー・ゼルウィガー自身が歌っている。第77回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞【ドラマ部門】ノミネート。

ジュディ 虹の彼方に 映画批評・評価・考察


ジュディ 虹の彼方に(原題:Judy)

脚本:34点
演技・演出:20点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:10点
合計89点

レニー・ゼルウィガーが、伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの晩年を熱演、自ら劇中歌を全曲歌唱する圧巻のパフォーマンスでアカデミー主演女優賞に輝いた感動の伝記ドラマ。ゼルウィガーは全ての歌唱シーンを本職の歌手による吹き替えなしでこなしており、その演技はキャリアベストと絶賛されています。1939年、傑作ミュージカル「オズの魔法使」で少女ドロシーを演じ、一躍スターとなったジュディ。47歳の若さで亡くなる半年前、1968年の冬に行われたロンドンでの公演を中心に、輝かしいキャリアの裏側に隠された壮絶な日々を描いた作品。

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ジュディ 虹の彼方に あらすじ(ネタバレ)

1939年のハリウッド。13才のジュディ・ガーランドはMGM制作ミュージカル映画『オズの魔法使』の主役に抜擢され、スターダムへと駆け上がった。しかし、痩せ薬として飲まされたアンフェタミンへの依存など、劣悪な待遇で酷使されるジュディ。長じては酒に溺れ、遅刻癖や撮影の放棄、結婚・離婚の繰り返し等で信用を失い、ジュディはMGMを解雇された。

1960年代、二人の幼い子供を抱えたジュディは、住む家もなく高級ホテル暮らし。だが、宿泊費の滞納で次々と出入り禁止になる生活を続けていた。行き場がなく、長女ライザ・ミネリの豪邸に立ち寄るジュディ。すでにミュージカル女優として名を馳せているライザは、前の前の夫の娘だ。弱みを見せられず、強がるジュディ。

1968年、子供たちの父親であるシド(シドニー)から、親権の譲渡を求められるジュディ。愛する子供たちとの安定した生活の為に、ジュディはロンドンでの大口の仕事を契約し、単身で渡英した。すでに身も心もボロボロで、大規模なショーの企画に怯え、不眠症でホテルをさ迷うジュディ。だが、いざショーの幕が上がると、ジュディは生来の才能を遺憾なく発揮した。大成功を続けるショー。それでも、ジュディの孤独と不安定な精神状態は変わらなかった。

1969年、ミッキー・ディーンズと5度目の結婚をするジュディ。ミッキーは献身的に次の仕事を企画したが成果は得られなかった。好評だったロンドン公演も、客とのトラブルで打ち切られた。愛する子供たちも、父親の家での落ち着いた生活を望んでいるという。ロンドンの劇場に最後にサプライズで登場し、ファンに別れを告げるジュディ。その半年後に、ジュディは47才で亡くなった。(睡眠薬の過剰摂取。事件となり自殺の可能性も取り沙汰された)

ジュディ 虹の彼方に スタッフ

監督:ルパート・グールド
脚本:トム・エッジ
原作:ピーター・キルター『エンド・オブ・ザ・レインボー』
製作:デヴィッド・リヴィングストーン
製作総指揮:ミッキー・リデル,リー・ディーン,チャールズ・ダイアモンド,エリス・グッドマン,アーロン・レヴェン,ローレンス・マイヤーズ,キャメロン・マクラッケン,アンドレア・スカルソ,ピート・シレイモン
音楽:ガブリエル・ヤレド
撮影:オーレ・ブラット・バークランド
編集:メラニー・アン・オリヴァー
製作会社:BBCフィルムズ,パテ,カラミティ・フィルムズ,20世紀フォックス
配給:ロードサイド・アトラクションズ/LDエンターテインメント,20世紀フォックス,ギャガ

ジュディ 虹の彼方に キャスト

ジュディ・ガーランド:レネー・ゼルウィガー
十代のジュディ:ダーシー・ショウ
ロザリン・ワイルダー:ジェシー・バックリー – ロンドン公演でのジュディのアシスタント。
ミッキー・ディーンズ:フィン・ウィットロック – ジュディの新しい恋の相手。5番目の夫に。
シドニー・ラフト:ルーファス・シーウェル – ジュディの3番目の夫。
バーナード・デルフォント:マイケル・ガンボン – コンサートの興行主。
ルイス・B・メイヤー:リチャード・コーデリー – 映画スタジオの責任者。
ローナ・ラフト:ベラ・ラムジー – ジュディとシドニーの娘。
バート:ロイス・ピアソン – バンドリーダー。ピアノ弾き。
ダン:アンディ・ナイマン – ジュディの長年のファン。
ベン:フィル・ダンスター
スタン:ダニエル・セルケイラ – ジュディの長年のファン。ダンの同性のパートナー。
アスキス:アーサー・マクベイン
ロニー・ドネガン:ジョン・ダグリーシュ – ジュディの代役の歌手。
ライザ・ミネリ:ジェマ・リア=デヴェロー – ジュディと2番目の夫の娘。
ノエル:デヴィッド・ルービン
ジョーイ・ラフト:ルウィン・ロイド – ジュディとシドニーの息子。ローナの弟。
マーガレット・ハミルトン:フェネラ・ウールガー – 映画『オズの魔法使』の西の魔女役の女優。
ミッキー・ルーニー:ガス・バリー – ジュディとコンビを組んだ人気俳優。

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