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パピヨン|作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした、終身刑囚“パピヨン”の13年間に及ぶ命を かけた脱獄劇。

映画 パピヨン
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パピヨンは、2017年のアメリカ合衆国・セルビア・マルタ・モンテネグロ合作の伝記映画。スティーブ・マックイーン主演による「パピヨン(1973)」をリメイク。無実の罪で終身刑を言い渡され、周囲を海に囲まれた孤島に送り込まれたパピヨン。自由を求め何度も脱獄を試みる彼は、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、奇妙な友情で結ばれてゆく。

パピヨン 映画批評・評価・考察


パピヨン(原題:Papillon)

脚本:33点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計80点

リメイク作とあって、旧作と比較されがちですが、好み差じゃないかなと個人的には思います。新旧どちらも良作ですし、基本的なプロットは実話を基にしているので差はあまりありませんが、登場人物の描き方に違いや演出に差があります。旧作の方が生々しい演出でマックイーンの演技力があってこそのように見えます。今作のハナムの演技も良いのですが、現代風のスタイリッシュな演出に助けられている部分もあるかな?と個人的には思います。伝記映画にしてはある程度のエンタメ感のある作品です。


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パピヨン あらすじ(ネタバレ)

1931年、パリ。胸に蝶の刺青を入れていることから“パピヨン”と呼ばれていた男(チャーリー・ハナム)は金庫破りの天才だったが、ある日、身に覚えのない殺人の罪を着せられ、終身刑の判決を受けてしまう。送り込まれた先は周囲を海に囲まれ、脱出不可能な場所として知られる孤島、フランス領ギアナのデビルズ島。そこでは過酷な強制労働が科せられ、横暴な看守たちによって囚人たちは人権をはく奪され、ゴミのように扱われていた。そんななか、パピヨンは自由と希望を求めて脱獄を決意。だがそのためには、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。パピヨンは偽造紙幣で逮捕された男ルイ・ドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、彼の身を守る事と引き換えに逃亡費用を稼ごうとするがルイは断る。しかし、他の囚人たちがルイを殺害して金を奪い取る機会を窺っていることを知ったルイは、パピヨンに警護を頼むことにする。利害の一致で協力することになった2人だが、その関係はやがて真の友情へと変貌していく。

パピヨン スタッフ

監督:マイケル・ノアー
脚本:アーロン・グジコウスキ
原作:アンリ・シャリエール『パピヨン』『パピヨンは死なない』
製作:ジョーイ・マクファーランド,デヴィッド・コプラン,ラム・バーグマン,ロジャー・コルビ
製作総指揮:ヤン・フィッシャー=ロマノフスキー,ジョシュア・D・マウラー,ケヴァン・ヴァン・トンプソン,テレンス・チャン,ダニー・ディムボート,サミュエル・ハディダ,マーティン・ヘルスターン,クリスチャン・マーキュリー
音楽:デヴィッド・バックリー
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
編集:ジョン・アクセルラッド,リー・ハウゲン
製作会社:チェコ・アングロ・プロダクションズ,ラム・バーグマン・プロダクションズ,フィッシュコーブ・フィルムズ,レッド・グランティ・ピクチャーズ
配給:ブリーカー・ストリート,トランスフォーマー

パピヨン キャスト

アンリ・シャリエール(パピヨン):チャーリー・ハナム
ルイ・ドガ:ラミ・マレック
セリエ:ローランド・ムーラー
ブレトン:トミー・フラナガン
ネネット:イヴ・ヒューソン
ジュロ:マイケル・ソーチャ
トゥーサン:イアン・ビーティー
バロット刑務所長:ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
ブリオーレット副刑務所長:ニコラ・ケント
アブダ:ペタル・シリカ

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