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暴走特急|豪華列車を乗っ取り、世界を震撼させる陰謀を巡らすハイテク・テロ集団と戦うタフガイの活躍を描いたノンストップ・アクション

暴走特急
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暴走特急(ぼうそうとっきゅう)は、1995年公開のアメリカ合衆国の映画。『沈黙の戦艦』の正式な続編。ケイシー・ライバックが主人公の2作品目。豪華列車を乗っ取り、世界を震撼させる陰謀を巡らすハイテク・テロ集団と戦うタフガイの活躍を描いたノンストップ・アクション。

暴走特急 映画批評・評価・考察


暴走特急(原題:Under Siege 2: Dark Territory)

脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計83点

前作の沈黙の戦艦も面白かったんですが、今作のスピード感は快速そのもの。

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この映画を最初に見たのは、アメリカの映画館だったんですが、片言の英語しか分からなくても十分楽しめた作品でした。大爆笑しながら見ている観客が多くてびっくり!

もしや?この映画の迷言とも名言とも名高い。
キッチンでは負けたことがないんだ」「おっぱいには気をつけろよ」のようなセリフや言い回しで笑いを取っていたってことでしょう。かなりアレンジされた日本語吹き替えのセリフになりますが、感覚的には上記に近いのかもしれません。例えば、キッチンでは負けたことないんだのセリフは、I have never lost at that.(それに、負けたことはない)をシチュエーションからキッチンでは負けたことはないんだに言い換えています。

アクションもセリフも面白くスティーヴン・セガールの作品の中でも1,2を争うほど好きな映画ですのでお薦めです。

この映画の脚本は、当時大学生だったマット・リーヴス監督(クローバー・フィールド、猿の惑星・ライジング、グレートウォーetc)が友人と一緒に書いたものです。ダイ・ハードを意識していたそうです。なぜか検索キーワードで、脇役のサンドラ・テイラー(バーテン役)が多いのは、彼女がこの映画のあとに米プレイボーイの表紙を飾った美貌の持主だからかもしれませんね(笑)

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暴走特急 あらすじ(ネタバレ)

アメリカ海軍からの引退後、海軍シールズ中尉ケイシー・ライバックはコロラド州デンバーに定住し、現在はマイルハイカフェというレストランを経営しており、エグゼクティブシェフも務めています。しばらくして、彼の疎遠になった兄弟、ジェームズ・ライバックは飛行機墜落事故で亡くなりました。事件のニュースを受け取ると、ケーシーはジェームズの娘サラに会い、彼は彼の葬式に出席するためにロサンゼルスに同行します。二人は、デンバーからロッキー山脈を通ってロサンゼルスに向かう列車、グランドコンチネンタルに乗ります。船上では、彼らはボビーザックスという名前のポーターと列車のシェフと友達になっています。

列車がロッキー山脈に近づくと、元米国政府のコンピューターハッカーであるトラビスデーンと彼の右腕で傭兵のリーダーであるマーカスペンが率いる武装した傭兵に乗っ取られます。デーンは、地下の標的を破壊するために設計された極秘の軍事衛星粒子兵器であるGrazer Oneを設計し、開発したメインエンジニアでした。軍は彼の精神的な不安定さのためにデーンを解雇した。デーンは後に彼の自殺を偽った。

傭兵は列車の乗客とスタッフを人質に取り、最後の2台の車に放牧します。ケーシーは傭兵を1人殺し、その後逃げます。人質の中には、デーンと一緒に働いた2人の元米国国防総省の同僚がいます。彼らがグレイザーを引き継ぐためのコードを明らかにしない限り、デーンは彼らを拷問で脅します。コードをあきらめたにもかかわらず、それらは電車から投げ出されて殺されました。イベントの過程で、ザックスはケーシーの相棒になります。

テロリストは、国防総省の下にある原子炉を標的にするためにグレイザーを使用することにより、東海岸を破壊するためにデーンに10億ドルを提供しました。デーンは、中国の化学兵器工場を破壊することにより、投資家にグレイザーを示しています。ある投資家がさらに1億ドルを提供した後、デーンは投資家の元妻を乗せた旅客機を破壊します。

列車が動き続ける限り、彼らは彼の場所を正確に特定することができないので、米国政府はデーンまたはグレイザーを見つけるのが難しいです。当局がグレイザーだと思うものを破壊すると、デーンは代わりにNSAの最高の諜報衛星が破壊されたと説明します。ただし、ケーシーは、ベイツ提督に連絡するマイルハイカフェのアシスタントマネージャーにメッセージをFAXで送信します。ベイツはしぶしぶステルス爆撃機のストライキを承認して列車を破壊した。

ザックスは、彼らが間違った軌道に乗っており、ガソリンタンク車を運ぶ南太平洋の貨物列車との衝突コースにいることを発見しました。列車はダークテリトリーにあるため、列車指令員が列車のエンジニアと連絡を取り、衝突を避けるために列車を停止することは不可能でした。ケーシーは傭兵を1人ずつ殺し、人質を含む最後の2台の車を列車の残りの部分から切り離します。一方、デーンとペンは、エリートメンバーの一部と一緒にヘリコプターで出発することにより、ほとんどの傭兵を人質と一緒に特定の死に追いやる予定です。

デーンはコンピュータースキルを使用してステルス爆撃機を見つけ、グレイザーを再ターゲットして、ミッションを完了する前にそれらをノックアウトします。その間、ペンは以前にサラを捕らえ、ケーシーの餌として彼女を使用していました。ケーシーはペンと対峙し、台所にこぼれる戦いの後で首を折る。

ケーシーはそれからデーンが電車の上に浮かんでいるチョッパーで出発しようとしているのを見つけます。デーンがケーシーにグレイザーがワシントンを破壊するのを止める方法がないことを知らせたとき、ケーシーは彼を撃ちます。弾丸はデーンのコンピューター、携帯電話を破壊し、デーンを傷つけます。衛星のペンタゴン制御が復元され、ペンタゴンに発射される数秒前にリモートコントロールによって破壊されます。

グランドコンチネンタルと貨物列車が架台で衝突します。ケーシーは爆発する列車を駆け抜け、チョッパーからぶら下がっているロープのはしごをつかみます。ケーシーの弾丸を生き延びたデーンは、はしごに追いつきます。彼はヘリコプターに乗り込もうとしましたが、ケーシーがヘリコプターのドアを手で閉めたとき、下の火の玉で死にました。ケーシー、サラ、ザックス、そして傭兵ヘリコプターのパイロット(ザックスが銃を突きつけている)を生存者として、ケーシーは人質の安全を確認します。その後、サラとケーシーはジェームズの墓で最後の敬意を表します。

暴走特急 スタッフ

監督:ジェフ・マーフィー
脚本:リチャード・ヘイテム,マット・リーヴス
製作:スティーヴン・セガール,スティーブ・ペリー,アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ゲイリー・W・ゴールドステイン
共同製作:ジュリアス・R・ナッソー
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
撮影:ロビー・グリーンバーグ
編集:マイケル・トロニック
製作会社:リージェンシー・エンタープライズ
配給:ワーナー・ブラザース

暴走特急 キャスト

ケイシー・ライバックスティーヴン・セガール
主人公。海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」の対テロ部隊の元指揮官。戦艦ミズーリの元コック長。良識はあるが好戦的でもあり、テロリストがきたときに「俺の出番」という。前作ミズーリの事件後に除隊し、コロラド州デンバーにレストランを開いて成功を収めていた。疎遠になっていた姪のサラと仲直りするために、北アメリカ大陸を横断する列車旅行を計画し、ロッキー山脈を越えてロサンゼルスに向かうグランド・コンチネンタル号に乗車する。合気道をベースとした独自の拳法と特殊部隊仕込みの白兵戦術、キッチンに置いてある道具や材料のみで爆弾を造るといったサバイバル術にも長けた伝説の傭兵であり、前作の活躍も相まってその名は知れ渡っているようで、ライバックが乗客として列車に乗っていることを知ったトラヴィス一派には動揺が広がるほどである。悪運も強く、パティマに狙撃をされても生き延びる。なお、本作では「大尉」と呼ばれたり、大尉の肩章を付けているシーンがあり、前作の活躍によって階級が戻されたことが示唆されている。

トラヴィス・デインエリック・ボゴシアン
元CIAの技術者。テロリスト集団のボス。CIAが極秘開発していた衛星兵器「グレイザー1」の設計者。しかし、衛星の完成前にCIAに人格に問題ありとみなされ解雇され、それを苦に自殺したことになっていた。実際には自殺を偽装し、報復のために衛星の乗っ取りを企んでいた。湾岸戦争での任務で知り合ったマーカスと手を組み、今作の事件を引き起こす。解雇理由の通り人格に多大な問題があり、劇中では大金のために平然と多くの者を殺すがまったく良心の呵責もない。ライバックによって自らの計画が狂わされていく最中にも、飄々とした態度を崩さず、マーカスがライバックに倒されてもなお、それは変わらなかったが、自らが持っていた制御端末を自身ごとライバックに撃ち抜かれて破壊され、衛星の制御権を奪還された時には「そんな手が…」と驚愕する。その後、列車が衝突し爆発するが、車外に転落していたことで死を免れると、ヘリの梯子に捕まって脱出しようとするライバックの足元に「俺と組もう」と言いつつしぶとく縋り付くが、捕まっていたヘリの扉を閉められて指を切断され、爆炎の海の中に絶叫しながら落下していった。

サラ・ライバックキャサリン・ハイグル
ライバックの姪(ライバックの兄ジェームズの娘)で唯一の身寄り。ライバックのことは「(ケイシー)伯父様」と呼ぶ。気の強いティーンエージャーの女の子。背伸びをしたがる傾向がある。幼少時はライバックから合気道を習うなど慕っていたが、彼が軍務で会う機会が減った上に5年前の父の葬式にも現れなかったことで完全に疎遠となっていた。物語序盤ではライバックにやや反抗的な態度を見せるものの、本心では彼を今も慕っている。テロリストたちの人質となるが負けん気を見せ、啖呵をきり、マーカスに対しても催涙スプレーを掛け、顔に爪を立てる。また、物語冒頭においても自分をからかってきたボビーを投げ飛ばす。

ボビー・ザックスモリス・チェストナット
グランド・コンチネンタル号のポーター。陽気で愛想の良い黒人青年。大学生。海軍の人間であった、おじがいる。冒頭、ライバックらの荷物を運ぼうとした際に、サラをからかい彼女に合気道で投げ飛ばされる。トラヴィスらの列車襲撃時に荷物車に逃げ込んだことで難を免れ、ライバックと合流すると彼の相棒役となる。ザックス自身は乗り気でなく、半ばライバックに無理やり従わされているものの、列車に対する知識で彼を手助けし、終盤ではパティマを倒して敵のヘリを奪取するといった活躍を見せる。

マーカス・ペンエヴェレット・マッギル
傭兵部隊の長。トラヴィスの協力者。経験豊富な傭兵の偉丈夫、冷静かつ豪胆な性格だが、自分達の計画がライバックの手によって狂わされていくにつれて、焦りから冷静さを失っていく。自らの戦闘術に自信を持っており、得意とするナイフでの格闘術の腕前は自らを侮った発言をした仲間を一瞬のうちに殺害する程、ライバックに対しては元ネイビー・シールズ隊員のプロと認識し警戒するも、彼が列車から脱落した際には「こんなものか」と嘲笑したが、再び列車に戻った後さまざまな方法で精鋭揃いの仲間達を次々と葬り去っていくライバックに脅威を覚えて認識を改め、自らの手で始末することにこだわる。物語の終盤、サラを人質にして、望み通りライバックとの一騎打ちに持ち込むことに成功するが、得意のナイフでの格闘術ではライバックに手も足も出ず、彼の拳法で一方的に叩きのめされ、肉切り包丁を振り回しての必死の抵抗も空しく、首をへし折られて絶命する。

トム・ブレーカーニック・マンキューゾ
CIA高官。前作からの登場人物。前作と同様に軽薄で楽観的な性格の人物。「グレイザー1」の計画にも関わっていたため統合作戦本部に召集される。「グレイザー1」やトラヴィスについて説明し、ベイツから叱責される。

ベイツ提督アンディ・ロマーノ
海軍大将。前作からの登場人物。本作では統合参謀本部議長に就任しており、コロラド州の航空ショーを訪れていた最中、「グレイザー1」乗っ取りの連絡を受け対応を迫られる。前作と同様にライバックも同乗していることを知ると喜ぶものの、彼がタイムリミットまでに事態を解決できるとまでは期待せず、合衆国全体の安全を優先するため、列車への空爆を指示する。

スタンリー・クーパー将軍カートウッド・スミス
ATACの司令官。「グレイザー1」のコントロールが奪われたことに当初は混乱するが、ベイツ提督が来てからは落ち着きを取り戻し、ともに事態に対処していく。

ガーザ大佐デイル・ダイ
アメリカ海軍大佐。ベイツ提督の補佐官。前作からの登場人物。ライバックをよく知る人物で、彼を強く信頼している。

リンダ・ギルダー大尉ブレンダ・バーキ
CIAの女性職員。グランド・コンチネンタル号の乗客。「グレイザー1」のアクセスコードを持つ人物。職場恋愛禁止の条項を無視してトリリング大尉と付き合っており、彼との休暇旅行を計画してグランド・コンチネンタル号に乗車していた。傭兵たちに脅迫されてアクセスコードを教えたことで用済みとなり、橋梁上で列車から突き落とされて殺される。

パティマ(女傭兵)アフィフィ・アラウィー
マーカスの部下。女性スナイパー。劇中では狙撃によってライバックを負傷させる。終盤においてヘリに乗り込もうとするボビーを追ってヘリ内で格闘戦になって圧倒するが、油断からほぼ素人のボビーに腕がらめを極められ、そのままヘリから突き落とされ絶命する。

傭兵1ピーター・グリーン
マーカスの部下。ライバックの元教え子で、金髪が特徴の男で、乗客に扮して列車内に潜入した、ベレッタM12で武装している。ライバックの相棒として動き回っていたボビーに怒り心頭の様で、荷物室に潜んでいたボビーを追い詰め、罵倒しながら銃を突きつけるが、背後から現れたライバックになす術もなく投げられ、力づくで首をへし折られて絶命する。

傭兵2パトリック・キルパトリック
マーカスの部下。皮肉屋でハンチング帽を被っている。ライバックの名を聞き「最高の人材」と評する。終盤まで生き残るが、マーカスに皮肉を言い放ったことで怒りを買って刺殺される。

傭兵3スコット・ソワーズ
マーカスの部下。無口で坊主頭の男。傭兵1・2と行動することが多い。CDを持ち出したボビーを追い詰めるが、油断していた隙をつかれ彼に銃殺される

バーテンのケリーサンドラ・テイラー
グランド・コンチネンタル号の食堂車のバーテンダー。サラをテロリストたちから庇い足を撃たれて負傷する。

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