スポンサーリンク

ロッキー・ザ・ファイナル|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

ロッキー・ザ・ファイナル
この記事は約8分で読めます。

2006年公開のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー』シリーズの6作目であり、『ロッキー5/最後のドラマ』(1990年)以来、16年ぶりとなる続篇。4作目『ロッキー4/炎の友情』以来、再びシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務め、本作がシリーズ完結篇と銘打たれている。なお、その後スピンオフであり、ロッキーも登場する続編として『クリード チャンプを継ぐ男』が製作されている。

ロッキー・ザ・ファイナル 映画批評・備忘録


ロッキー・ザ・ファイナル(原題:Rocky Balboa)

脚本:37点
演技・演出:18点
撮影・美術:16点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計88点

キャッチコピーは「NEVER GIVE UP 自分をあきらめない」その言葉のとおり、ロッキーは老体に鞭を打ち躍動する!
ロッキーの完結編に相応しい堂々たるファイトと舞台がありと胸を打たれる感動のドラマ。

※第1作から30年、前作からも既に16年が経っていたため、本作は当初イベント的な意味合いで製作されているものと受け止められていた。
しかし実際に公開されたところ、批評家からもその内容を絶賛され、「今年最大のサプライズ」との声も聞かれた。
※原題は『ROCKY BALBOA』とロッキーのフルネームがそのまま使われているが、日本では完結篇と言うこともあり、公開に当たってタイトルが『ROCKY THE FINAL』に変更された。
※シリーズを通してロッキーの妻エイドリアンを演じたタリア・シャイアは、本作の出演にも意欲的だった。しかし新撮の出演シーンがなく、スタローンに「死ぬ場面だけでも」「幽霊でもいいから出たい」と食い下がるも、頑として聞き入れられなかった。それに怒ったシャイアは半年間スタローンと口を利かなかったが、スタローンから本作のプレミアに招待され、完成した作品でエイドリアンの死が作品において重要な役割を担っていることを理解し、自分の出演を拒否したことに初めて納得したという。※メイソン・ディクソン役のアントニオ・ターバーは、元世界ライトヘビー級王者の肩書を持つ現役のプロボクサーである。スタローンは、役者にボクシングを教えるよりボクサーに演技を教えたほうがリアルな映画を撮れるだろうと考え、ターバーをディクソン役に抜擢した。
※最後の試合シーンの前に、マイク・タイソンが本人役で登場している。
※スパイダー・リコはシリーズには30年ぶりの登場であり、演じているのも当時と同じく、元ボクサーのペドロ・ラヴェル本人である。

amazonプライム・ビデオ

ロッキー・ザ・ファイナル あらすじ(ネタバレ)

ロッキー・バルボアが伝説のヘビー級王者として激闘を繰り広げていた時代から長い年月が過ぎた。老境に入ったロッキーは現在も名士としてファンに愛されながら、地元フィラデルフィアで今は亡き妻エイドリアンの名前を冠した小さなイタリアン・レストランを経営し、かつての自分の活躍を語り部としてレストランの客に聞かせる生活を送っていた。

エイドリアンの命日、独立した息子ロバートが墓参りに訪ねてこないことを寂しく思いながら、義兄ポーリーとともにエイドリアンとの思い出の地を巡り、フィラデルフィアで過ごした青年時代を回顧する。かつて馴染みにしていたバーを訪れたロッキーは、そこでバーテンダーとして働く中年女性マリーが現役時代に説教して家に帰した不良少女であることを知り、それをきっかけにマリーやマリーの息子ステップスと交流を深めるようになる。

ある日テレビ番組の企画で、現世界ヘビー級チャンピオンであるメイソン・ディクソンと現役時代のロッキーとのバーチャル試合が組まれ、大きな話題となる。ディクソンは無敗の王者として圧倒的な強さでボクシング界に君臨していたが、どの試合でも対戦相手を秒殺してしまうためにファンからの人気が非常に低く、自身もそのことに苦悩していた。コンピューターが弾き出した試合の結果はロッキーのKO勝利、評論家も大半がディクソンよりもロッキーを評価していた。しかし、ロッキーがたまたま目を留めた次の週の番組では、別の評論家が「ロッキーはすでに過去の人間であり過大評価されているだけだ」と試合結果に対して痛烈な批判を浴びせていた。それを見たロッキーは、自分の中にボクサーとしての情熱が蘇ってくるのを感じていた。

ライセンス発行を渋る体育協会を説得し、ロッキーはプロボクサーとして復帰。しかしローカルな小試合での復帰戦を目指していたところへ、唐突にディクソンとのエキシビションマッチが申し込まれる。バーチャル試合の話題性に便乗しディクソンの人気回復を狙う、ディクソン側のマネージャーの画策だった。降って湧いた大きな舞台に二の足を踏むロッキーだったが、マリーの激励によって試合を承諾。それを知ったロバートは、偉大なボクサーだった男の息子であることの苦悩を父にぶつけ、これ以上自分を苦しめるようなことをしないでくれと懇願するが、ロッキーは逆に困難に立ち向かうことの大切さを説き、ロバートの心を動かす。



劇場公開版とディレクターズカット版ではエンディングが分岐するため、以下、別々の節とする。

劇場公開版での結末

ポーリー、ロバート、マリーや旧知のトレーナー・デュークらの協力を得て過酷なトレーニングを積み重ね、やがてラスベガスのリングでディクソンと対峙するロッキー。大方の予想はディクソンの早いラウンドでのKO勝ちだったが、ハードトレーニングの成果と不屈の精神力、ディクソンが左拳を骨折するアクシデントにより、試合は乱戦に突入する。最終第10ラウンド、ディクソンの渾身のパンチがクリーンヒットし、ロッキーはマットにダウンする。朦朧とする意識の中でその脳裏に蘇ったのは、かつて困難に立ち向かう意志の大切さをロバートに説いた自らの言葉だった。ロッキーは再び立ち上がってディクソンに向かっていき、そして両者ともに諦めることなく闘い続けた末に、試合終了のゴングが鳴り響いた。試合は2-1の判定でディクソンが勝利したが、戦った二人は互いに実力を認めあい、観客は総立ちでその激闘を賞賛、ロッキーは判定のコールを背に誇らしげにリングを去っていった。

後日、「共に闘った」亡きエイドリアンのために墓参し、紅いバラの花を手向けるロッキーには、もはや過去の思い出にすがる事なく「今」を、そして「これから」を生きていく充実感が満ち溢れているのだった。

ディレクターズカット版収録のアナザーエンディング

ポーリー、ロバート、マリーや旧知のトレーナー・デュークらの協力を得て過酷なトレーニングを積み重ね、やがてラスベガスのリングでディクソンと対峙するロッキー。大方の予想はディクソンの早いラウンドでのKO勝ちだったが、ハードトレーニングの成果と不屈の精神力、ディクソンが左拳を骨折するアクシデントにより、試合は乱戦に突入する。最終第10ラウンド、ロッキーの渾身のパンチがクリーンヒットし、ディクソンはマットにダウンする。ロッキーが優勢になると、試合終了のゴングが鳴り響いた。試合は2-1の判定でロッキーが勝利し、有終の美を飾った。

ロッキー・ザ・ファイナル スタッフ

監督:シルヴェスター・スタローン
製作:チャールズ・ウィンクラー,ビリー・チャートフ,ケヴィン・キング,デヴィッド・ウィンクラー
共同製作:ガイ・リーデル
製作総指揮:ロバート・チャートフ,アーウィン・ウィンクラー
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:クラーク・マシス
プロダクションデザイン:フランコ=ジャコモ・カルボーネ
衣装デザイン:グレッチェン・パッチ
編集:ショーン・アルバートソン
音楽:ビル・コンティ
挿入歌:フランク・シナトラ『High Hopes』、スリー・6・マフィア『It’s A Fight』

ロッキー・ザ・ファイナル キャスト

シルヴェスター・スタローン
マイロ・ヴィンティミリア
バート・ヤング
トニー・バートン
アントニオ・ターバー
ジェラルディン・ヒューズ
ペドロ・ラヴェル

ロッキー・ザ・ファイナル 予告編・無料動画


amazonプライム・ビデオ

ロッキー 映画シリーズ

ロッキー|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
1976年公開のアメリカ合衆国の映画。不器用で口は悪くも根は優しいロッキーと、ボクシングジムのトレーナーであるミッキー、親友のポーリー、そしてポーリーの妹で後に恋人となるエイドリアンが織り成す人間味溢れるドラマや、ビル・コンティ作曲の 『ロッキーのテーマ』が多くの観客の心を掴んだ。公開当初、無名俳優の書いた脚本をB級映画出身の監督が製作するという背景から、作品に対する周囲の視線は冷ややかだったが、映画は観客の心を掴み、瞬く間に全米だけで1億ドルの興行収入を記録。第49回アカデミー賞作品賞ならびに第34回ゴールデングローブ賞ドラマ作品賞受賞作品。また、2006年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立...
ロッキー2|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
1979年公開のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー』(1976年)の続編。本作では1作目の監督ジョン・G・アヴィルドセンに代わりスタローンがメガホンを取り、監督・脚本・主演の三役を務めている。 前作を超える壮絶なボクシングの試合場面が展開され全世界でヒットしたが、作品の評価・興行成績ともに前作には及ばなかった。 ロッキー2 映画批評・備忘録 ロッキー2(原題:Rocky II) 脚本:38点 演技・演出:19点 撮影・美術:16点 編集:8点 音響・音楽:9点 合計90点 前作ロッキーのクライマックスシーンから始まり、前作の余韻を上手く前半のストーリーに取り込むこと...
ロッキー3|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
1982年公開のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー』シリーズの3作目であり、『ロッキー2』(1979年)の続編。当初この「ロッキー」シリーズはこの作品をもって完結する予定だった。前作に引き続いてシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演の三役を務めた。当初はシリーズ最終章の予定で製作されたため、師匠であるミッキーの死や、宿敵アポロ・クリードとの友情など、ストーリーに区切りをつける描写が多く見られる。同年10月公開の『ランボー』撮影のための役作りの必要性もあり、トレーナーの指導の下、食事内容の改善と本格的な筋力トレーニングにより徹底的に肉体改造が施され、脂肪がそぎ落とされたスタローンの身体は前2...
ロッキー4/炎の友情|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
1985年のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー3』(1982年)の続編として製作された、『ロッキー』シリーズ第4作。当時の東西冷戦と、ゴルバチョフ登場によるソ連との雪解けムードをストーリーに織り込んだ、過去3作とは大きく趣の異なる作品となっている。興行的にはシリーズ最高のヒットを記録したが、本作自体や監督・主演を務めたシルヴェスター・スタローン、助演のブリジット・ニールセンらは、『ランボー/怒りの脱出』と『レッドソニア』も併せて第6回ゴールデンラズベリー賞10部門中8部門にノミネートされ、5部門を受賞するという不名誉な記録を残している。 ロッキー4/炎の友情 映画批評・備忘録 ロッキー4...
ロッキー5/最後のドラマ|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
1990年公開のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー』シリーズの5作目であり、『ロッキー4/炎の友情』(1985年)の続編。シリーズ1作目で監督を務め各方面で絶賛されたジョン・G・アヴィルドセンを再び監督として招聘し『ロッキー』シリーズに終止符を打つ作品として製作された。しかし結果としてはシリーズ最低の興行成績で作品の内容的にも酷評された。 ロッキー5/最後のドラマ 映画批評・備忘録 ロッキー5/最後のドラマ(原題:Rocky V) 脚本:35点 演技・演出:13点 撮影・美術:13点 編集:7点 音響・音楽:7点 合計75点 ヒーローの挫折を描いた今作。凄まじく酷評...
ロッキー・ザ・ファイナル|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
2006年公開のアメリカ合衆国の映画。『ロッキー』シリーズの6作目であり、『ロッキー5/最後のドラマ』(1990年)以来、16年ぶりとなる続篇。4作目『ロッキー4/炎の友情』以来、再びシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務め、本作がシリーズ完結篇と銘打たれている。なお、その後スピンオフであり、ロッキーも登場する続編として『クリード チャンプを継ぐ男』が製作されている。 ロッキー・ザ・ファイナル 映画批評・備忘録 ロッキー・ザ・ファイナル(原題:Rocky Balboa) 脚本:37点 演技・演出:18点 撮影・美術:16点 編集:9点 音響・音楽:8点 合計8...
クリード チャンプを継ぐ男|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
2015年公開のアメリカ合衆国のスポーツドラマ映画。日本では2015年12月23日公開。『ロッキー』シリーズの一作で初のスピンオフ作品であり、『ロッキー・ザ・ファイナル』以来9年ぶりの続編。ロッキーシリーズ初のワーナーブラザース配給作品。親友アポロ・クリードの名前が由来ですが、「クリード」には、英語で信条、信念の意味もあります。 クリード チャンプを継ぐ男 映画批評・備忘録 クリード チャンプを継ぐ男(原題: Creed) 脚本:38点 演技・演出:19点 撮影・美術:16点 編集:9点 音響・音楽:8点 合計90点 永遠の名作『ロッキー』の魂<ソウル&gt...
クリード 炎の宿敵|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画
2018年公開のアメリカ合衆国の映画。出演はマイケル・B・ジョーダンとシルヴェスター・スタローンなど。 『ロッキー』シリーズのスピンオフ映画『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。敵役として、『ロッキー4/炎の友情』(1985年公開)でアポロ・クリードやロッキーと対戦したイワン・ドラゴと、その息子のヴィクター・ドラゴが登場する。イワン役は『ロッキー4』と同じくドルフ・ラングレンである。また、ブリジット・ニールセンもイワンの妻ルドミラ役を再び演じている。2022年に続編(クリードIII)が予定されており主演のマイケル・B・ジョーダンが監督する。 クリード 炎の宿敵 映画批評・備忘録 クリー...