ピッチブラックは、2000年公開のアメリカ合衆国の映画。D・トゥーヒー監督がユニークな設定と新たなエイリアンで描くSFアクション・スリラー映画。事故で未知の惑星に漂着した宇宙船の乗組員たちが決死のサバイバルを展開するSFサスペンス・アクション。ヴィン・ディーゼルの出世作として知られ、2004年には続編である『リディック』が公開された。
ピッチブラック 映画批評・評価・考察
ピッチブラック(原題:Pitch Black)
脚本:30点
演技・演出:15点
撮影・美術:14点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計74点
B級映画でありながら、見終わってみると壮大なSFホラー映画を見たような感覚と満足感に陥るのは、リディックを演じるヴィン・ディーゼルの圧倒的な存在感とキレキレのアクションにあると思います。
宇宙船の不時着シーンが演技を含めてチープ感が漂ってるんですが、そのシーン以外は良くできているので映像は気にならなくなります。大量に出てくるエイとサメが合体したようなエイリアンがなかなか怖くてホラー映画としても楽しめますし、獰猛で攻撃力のあるエイリアンをバッタバッタと切り刻みながら攻撃するリディック(ヴィン・ディーゼル)の爽快に感じるくらいのキレキレの動きにも注目!
今作の評価が高く、リディックのキャラクターが素晴らしかったこともあり、続編はリディックを主人公にシリーズ化されました。




ピッチブラック あらすじ
事故に見舞われた定期宇宙船が不時着したのは、3つの太陽の周りをめぐる、常に昼の砂漠の惑星だった。かろうじて生き残った気弱な女性副操縦士フライ(演:ラダ・ミッチェル)、殺人犯リディック(演:ヴィン・ディーゼル)、彼を護送する刑事ジョブス(演:コール・ハウザー)をはじめとする9人は、脱出の道を探り周囲を調べるうち小型宇宙船と基地を発見するが、人影は全くなかった。この宇宙船を修理すれば脱出できるかもしれないと思った瞬間、生存者の一人が地下の洞窟を覗くと、いきなり中に引きずり込まれた。
フライは命綱をつけて中に潜るが、そこには食い尽くされた死体が…。唖然とするフライの間に闇の中から無数のエイリアンが襲いかかるが、間一髪、助け出された。
ようやく基地に戻ったフライは、残された惑星模型から22年に一度、この惑星に日食があることを知る。闇にうごめくエイリアンの謎は一つに繋がった。
そして彼らの前に、22年ぶりの日食による暗闇が訪れようとしていた…。果たして真の暗闇(ピッチ・ブラック)の中から彼らは生還できるのか!?彼らはこの危機を乗り切るため、手術によって夜目がきき、宇宙船の操縦もできるリディックを殺人犯にもかかわらず頼ることになる。こうして彼らは共に、暗闇の中で光を求めて彷徨うのだった……。
ピッチブラック スタッフ
監督・脚本:デヴィッド・トゥーヒー
製作:トム・エンゲルマン,アンソニー・ウィンリー
脚本・原案:ジム・ウィート,ケン・ウィート
撮影:デヴィッド・エグビー,A.C.E
編集:リック・シャイン,A.C.E
音楽:グレーム・レヴェル
美術:グラハム・ウォーカー
クリーチャー・デザイン:パトリック・タトポロス
VFX:ダブル・ネガティブ
ピッチブラック キャスト
リチャード・B・リディック:ヴィン・ディーゼル
キャロリン・フライ:ラダ・ミッチェル
ウィリアム・J・ジョンズ:コール・ハウザー
アブ〝イマム”・アル・ワリド:キース・デイヴィッド
パリス・P・オーグルビー:ルイス・フィッツジェラルド
シャロン〝シャザ”・モンゴメリー:クラウディア・ブラック
ジャック/ジャッキー:リアナ・グリフィス
ジョン〝ジーク”・エゼキエル:ジョン・ムーア
グレッグ・オーウェンズ:サイモン・ブルーク
アリ:フィラス・ディラニー
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リディック(ピッチブラック)シリーズ







