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蜜蜂と遠雷|2017年に直木賞と本屋大賞を史上初ダブル受賞した恩田陸による同名小説を映画化。ピアノコンクールに集う若き天才たちを描く。

蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷(みつばちとえんらい)は、2019年公開の日本映画。2017年に直木賞と本屋大賞を史上初ダブル受賞した恩田陸による同名小説を映画化。近年高い注目を浴びる芳ヶ江国際ピアノコンクールに集う若き天才たち。元神童の亜夜、不屈の努力家・明石、本命視されるマサル、そして異端児・風間塵らの戦いが始まる。監督は「愚行録」の石川慶。再起を図る亜夜を「勝手にふるえてろ」の松岡茉優が、サラリーマン奏者の明石を「新聞記者」の松坂桃李が、信念の貴公子・マサルを「レディ・プレイヤー1」の森崎ウィンが、異質な天才・塵をオーディションで抜擢された鈴鹿央士が演じる。オリジナル楽曲『春と修羅』を国際舞台で活躍する藤倉大が作曲。作中の演奏はピアニストの河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央が担当する。

蜜蜂と遠雷 映画批評・評価・考察


蜜蜂と遠雷

脚本:27点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:9点
合計76点

松岡茉優、松坂桃李らの共演で、第156回直木賞と第14回本屋大賞に輝いた、恩田陸の同名小説を映画化。ある国際コンクールに挑んだピアニストたちの内面と苦悩に迫る。

史上初めて直木賞と本屋大賞をダブル受賞した小説を、「愚行録」も高く評価された石川慶監督が映画化。ある世界的なコンクールに挑むピアニストたちの繊細な心情を、リアルなコンクールの場面を通じて表現。ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川監督は同国出身のピオトル・ニエミイスキに撮影を任せ、映像もサウンドもこれぞ映画という高品質に。「勝手にふるえてろ」「万引き家族」の松岡、「新聞記者」の松坂、ハリウッド映画「レディ・プレイヤ-1」の森崎ウィンら多彩なキャストがそれぞれの役どころを熱演しました。ベートーベン、バッハ、モーツァルトはじめ劇中流れるクラシックの名曲も魅力的です。

原作小説が評判通りとても良い作品なので、原作ファンからすると大半を端折った内容は不満が残るものになってしまいました。といっても今作品を2部作・長時間で描き、興行的に成功させるのは難しいようにも思えます。小説とは別物の作品として楽しむか予習してコンクールの映像化を楽しむか。。。


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蜜蜂と遠雷 あらすじ

3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。岩手の楽器店で働くかたわら、夢を諦めず、“生活者の音楽”を掲げ、年齢制限ギリギリで最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石。幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。そして、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持ち、突如として現れた謎の少年、風間塵。国際コンクールの熾烈な戦いを通し、ライバルたちと互いに刺激し合う中で、亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うことになる。果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか。そして、最後に勝つのは誰か?

蜜蜂と遠雷 スタッフ

監督:石川慶
脚本:石川慶
原作:恩田陸『蜜蜂と遠雷』
製作:佐藤善宏,石黒裕亮,加倉井誠人
製作総指揮:山内章弘
音楽:篠田大介
撮影:ピオトル・ニエミイスキ
編集:石川慶,太田義則
制作会社:東宝映画
製作会社:映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
配給:東宝

蜜蜂と遠雷 キャスト

栄伝亜夜:松岡茉優(幼少期:加藤莉奈
高島明石:松坂桃李
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール:森崎ウィン
風間塵:鈴鹿央士
高島満智子:臼田あさ美
仁科雅美 : ブルゾンちえみ
ジェニファ・チャン:福島リラ
ピアノ調律師:眞島秀和
クロークの女性:片桐はいり
菱沼忠明:光石研
田久保寛:平田満
ナサニエル・シルヴァーバーグ:アンジェイ・ヒラ
嵯峨三枝子:斉藤由貴
小野寺昌幸:鹿賀丈史
栄伝亜夜の母親:キタキマユ

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