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爆裂都市 BURST CITY|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

爆裂都市 BURST CITY
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1982年公開の日本映画。石井聰亙(のちの石井岳龍)監督の8作目の作品。1980年に発表した自主制作映画『狂い咲きサンダーロード』でさまざまな賞を受賞し、各方面から脚光を浴びていた石井監督による、荒廃した近未来を舞台とした作品。過激なパフォーマンスを繰り広げるロックバンドに熱狂する若者たちと、それを取り締まろうとする武装警察の衝突および、原子力発電所を建設するために強制労働や立ち退きを迫る暴力団に対して不満が爆発したスラムの住民たちの暴動を同時に描く。陣内孝則、大江慎也、町田町蔵(のちの町田康)、泉谷しげるなどのミュージシャンがメインキャストに起用された。この映画が初主演となった陣内はその後俳優としての活動を本格化させる。

爆裂都市 BURST CITY 映画批評・備忘録


爆裂都市 BURST CITY

脚本:3点
演技・演出:6点
撮影・美術:10点
編集:3点
音響・音楽:5点
合計27点

今や大御所のキャスト、スタッフは今の日本映画界を引っ張る方々の名が連なった作品ですが。。。

まず音楽(騒音)があって暴力を下地にストーリーを作ってるような狂いに狂ってる映画でした。SF設定ですがまったく近未来的な感覚ではなく、どちらかというとものすごくダサイ。ダサすぎるセンス。それがこの映画の味なんだよ。それを楽しまなくて何を楽しむんだ?というめんどくさい意図を感じます。ですがなんとも言い難いエネルギーを感じる作品です。今作品に携わったスタッフ・キャストの熱さ、情熱、狂気で焼かれそうでした。

爆裂都市 BURST CITY あらすじ(ネタバレ)

工場と高架道路に囲まれた「湾岸特別指定地区304」。その一角は下層の人々が占拠し、スラムや繁華街を形成していた。そこにあるライブハウス「20000V(にまんボルト)」では、毎週土曜日夜、ラジオDJの「騒ごうぜ」との呼びかけを合図に、地元で人気のロックバンド・「バトル・ロッカーズ」と、対立する「マッド・スターリン」が舞台を奪い合いながらのギグを展開し、喧嘩で応戦するファン同士と、禁止音楽を取り締まる武装警察「バトルポリス」による三つどもえの熾烈な抗争が夜な夜な展開されていた。ギグを終えると若者たちはライブハウスを出て、自動車やバイクによるドラッグレースに興じるのだった。

そんな騒乱を尻目に、チンピラの黒沼は、お忍びでやってきた地元政治家に自身の情婦である少女・ブルーを充てがった。黒沼の元締めである暴力団「菊川ファミリー」の若頭・霧島の指示だった。霧島は地元政界による、304地区での原子力発電所建設計画の利権に食い込もうとしていた。黒沼による接待が功を奏し、原発建設の仕事は菊川ファミリーが請け負うことに決まった。霧島はスラムの人々を建設作業員に雇うことを決める。

ある日、304地区に、口の利けない兄弟がサイドカーに乗って現れる。ドラッグレースの場に迷い込んだ兄弟はバトル・ロッカーズのメンバー・風戸の自動車を抜き去り、若者たちを驚かせる。スラムのリーダー格である坂田は兄弟をかくまい、怪力を持つ兄を原発の建設現場へ連れて行った。霧島の顔を見た兄は興奮し、うなり声を上げ始める。霧島は、かつて兄弟の両親を虐殺した地上げ集団のひとりで、兄弟はかたき討ちのために霧島を探していたのだった。

バトルポリスの取り締まりがきつくなり、20000Vは営業停止に追い込まれる。マッド・スターリンは荷台に演奏機材を積んだトラックを仕立て、路上ライブを開始する。バトル・ロッカーズも負けじと同様のトラックを横付けし、演奏をぶつけ合う。そこへバトルポリスが現れ、マッド・スターリンたちへ強力な放電銃を打ち込む。マッド・スターリンのメンバーが閃光とともに爆散したのを見たバトル・ロッカーズは、それでもひるまずに演奏を続ける。

その頃、作業時間を終えたスラムの住民たちは、飯場に偽装された牢に閉じ込められる。その間、スラムは重機によって破壊されつつあった。霧島による、建設用地となったスラムを一掃するための計略だった。怒りが爆発した兄は、怪力で牢を破った。それをきっかけに、作業員たちが菊川ファミリーの構成員へ一斉に襲いかかった。逃げ惑う霧島たち構成員は、追い詰められたすえ、若者たちとバトルポリスの抗争現場へ入り込んでしまう。ロックファン、バトルポリス、スラムの人々、菊川ファミリーが入り混じっての大乱闘となる中、兄弟は霧島を見つけ出し、討ち果たす。兄弟の心には、また別の仇敵の顔が浮かんでいた。兄弟はその男を探し出すため、すぐさまサイドカーに乗り、304地区を去った。やがて若者たちも多くの犠牲を払いながらバトルポリスに勝利し、バトル・ロッカーズのフロントマン、佐々木は不敵な笑みを浮かべて拳を上げ、「なめんなよ」と叫んだ。

爆裂都市 BURST CITY スタッフ

監督 – 石井聰亙
企画 – 戸井十月泉谷しげる石井聰亙
製作 – 秋田光彦小林紘上板東映
プロデューサー – 秋田光彦
プロデューサー補佐 – 久里耕介
脚本 – 石井聰亙秋田光彦
撮影 – 笠松則通
照明 – 手塚義治
録音 – 林成光
美術監督 – 泉谷しげる
音楽プロデューサー – 柏木省三
助監督 – 緒方明
アシスタント・プロデューサー – 大塚恭司
製作主任 – 武井法政
美術 – 尾上克郎阪本順治
美術制作 – 井上弘道大島孝雄林田裕至三井昭典
メカニック・クリエーター – 古沢敏文
メイク・アップ&ヘアー・アーチスト – 大平尊文
擬闘 – 大野剣友会
カースタント – 高橋レーシング
フリークス・デザイン – 手塚眞
監督助手 – 西沢弘巳池田勇二松岡錠司太田達也
編集 – 石井聰亙山川直人阪本順治
特殊視覚効果 – 甲谷勝
音楽 – 1984

爆裂都市 BURST CITY キャスト

バトル・ロッカーズ
コマンド佐々木 – 陣内孝則(ザ・ロッカーズ)
フライング風戸 – 大江慎也(ザ・ルースターズ)
パンク死土 – 伊勢田勇人
ミラクル賀仁悪 – 鶴川仁美(ザ・ロッカーズ)
鋼鉄男 – 池畑潤二(ザ・ルースターズ)
キチガイ兄 – 戸井十月
キチガイ弟 – 町田町蔵(イヌ)
黒沼 – 泉谷しげる
マッド・スターリン – スターリン(遠藤ミチロウタム杉山晋太郎乾純
スピード・キラーズ(流れ者レーサー) – コント赤信号(渡辺正行石井章雄小宮孝泰
菊川 – 上田馬之助
坂田 – 麿赤児
紳士(ロリコン政治家) – 平口広美
ブルー – 大林真由美
霧島 – 吉沢健
役名なし(スラムの住人・機械の腕の男) – 篠原勝之
役名なし(スラムの住人・眼帯の男) – 小水一男
役名なし(スラムの住人・ドレッドの男) – 江藤潤(現・江藤漢斉
役名なし(バトルポリス) – 田村三郎
役名なし(菊川の部下) – 河田光史
役名なし(スラムの住人・兵隊服の男) – ギリヤーク尼ヶ崎
役名なし(自動車整備工) – 飯島大介
役名なし(テレビコメンテーター) – 南伸坊
役名なし(工場長) – 諏訪太朗
役名なし(菊川の部下) – 森清寿
役名なし(スピード・キラーズの女) – 室井滋
役名なし(DJ) – ダンシング義隆(誰がカバやねんロックンロールショー)※声の出演
役名なし(スラムの住人・痙攣する男) – 山崎春美
役名なし(ライブハウスの客) – 手塚眞
役名なし(スラムの住人・酸素ボンベの男) – 飯田譲治
役名なし(カミソリを持って歌う女) – 関根恵子 ※クレジットなし

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