1987年制作のアメリカ合衆国のコメディ映画。ひょんな事から伝説の生物ビッグフットに遭遇、保護する事になったヘンダスン一家とその周囲で起きる騒動を描く。
ハリーとヘンダスン一家 映画批評・備忘録
ハリーとヘンダスン一家(原題:Harry and the Hendersons)
脚本:32点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計80点
ウィリアム・ディア監督は、『世にも不思議なアメージング・ストーリー』の短編『パパはミイラ』で認められ、スピルバーグに抜擢されて撮ったのが今作。UMA系の特撮映画というより、ハートフルコメディタッチで、家族全員で楽しめる心がほっこりできる映画です。
ファンが多く、素晴らしい映画にも拘わらず、日本ではなぜか?DVD・ブルーレイ化されていませんでしたが、AmazonさんがDVD化してくれました。善人と悪人を見事なほど演じ分けるジョン・リスゴーに影響を受けた日本のベテラン俳優も多く、俳優志望の方は、ジョン・リスゴーが出演している映画を見ることをお薦めします。
ビッグフットはリック・ベイカーがデザインし、『プレデター』、『プレデター2』でプレデターのスーツアクターを演じたケヴィン・ピーター・ホールが演じている。
リック・ベイカーは第60回アカデミーメイクアップ賞を受賞した。また、1981年に特殊効果を手がける「シノベーション・スタジオ」を創設。マイケル・ジャクソンの『スリラー』のミュージック・ビデオで特殊メイクを手がけたことでも知られる。若い頃にダース・ベイダーの型を創るなどハリウッドの巨匠の一人。
※1991年には続編のテレビドラマが製作され、3シーズン続いた。
ハリーとヘンダスン一家 あらすじ
ジョージ・ヘンダスンは妻ナンシー、娘サラ、息子アーニーと共にキャンプからシアトルの自宅へ車で帰る途中、何かをはねた。それは伝説の生物・ビッグフットだった。
ビッグフットが死んだと思ったジョージたちはその体を家に持って帰るが、死んではおらず、目を覚ましたビッグフットは彼らの家で暴れまわる。
一家はそのビッグフットに“ハリー”と名前を付け、こっそりと面倒を見るうちに次第に親しくなっていくが、ある日、近所の住人たちにそれを目撃された事から、大騒動になっていく…。
ハリーとヘンダスン一家 スタッフ
監督:ウィリアム・ディア
脚本:ウィリアム・ディア,ウィリアム・E・マーティン,エズラ・D・ラパポート
製作:ウィリアム・ディア,リチャード・ヴェイン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ブルース・ブロートン
撮影:アレン・ダヴィオー
編集:ドン・キャンバーン
配給:UIP
ハリーとヘンダスン一家 キャスト
ジョン・リスゴー
メリンダ・ディロン
マーガレット・ラングリック
ジョシュア・ルドイ
レイニー・カザン
ドン・アメチー
M・エメット・ウォルシュ
デヴィッド・スーシェ
ビル・オンティヴェロス
ケヴィン・ピーター・ホール