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VERSUS ヴァーサス|誰も見たことのない戦い。それは、終わりのない戦い。|この衝撃、問答無用のカタルシス。

VERSUS ヴァーサス
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VERSUS ヴァーサスは、2001年製作の日本映画。北村龍平と山口雄大の出世作。キャストでは、主演の坂口拓、榊英雄、松田賢二、松本実なども後に俳優として活躍。B級アクションの定番素材(ゾンビ、ガン・アクション、カンフー、剣術)を組み合わせた>サンプリング映画であるものの、制作費3000万円という低予算インディーズ映画とは思えないほど完成度は高い。スタッフ、当時無名だったキャストも後に出世しており才能がある若手が集った作品でもある。

VERSUS ヴァーサス 映画批評・評価・考察


VERSUS(ヴァーサス)

脚本:32点
演技・演出:14点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計82点

作り手の情熱を感じる作品でもあり、試行錯誤しながら、撮影に取り組んで殺陣のアングルや照明などにもこだわりを感じる。万人受けする登場人物のクールさやカッコ良さもありながら、マニア受けする要素もあり良くできたエンターテイメント作品に仕上がっている。

VERSUS ヴァーサス あらすじ(ネタバレ)

囚人番号KSC2-303は、警察に護送される最中、とある組織に所属していた囚人仲間とともに脱走を果たす。しかし集合地点に居合わせた組織のヤクザ達は、早る二人に「待て」という。

やがて「ボスがつれて来いといった」女の処遇を巡って、ヤクザ達と険悪になった脱獄囚はヤクザから銃を奪い、一人を射殺する。しかし、射殺されたはずのヤクザは突如立ち上がり、脱獄囚と仲間のヤクザ達に襲い掛かった……。
背後に広がる、死者を蘇らせる「黄泉がえりの森」に女を連れて飛び込む脱獄囚と、それを追うヤクザ達。脱獄囚とヤクザとの、ヤクザ達が殺して遺棄してきた死者たち・ヤクザの裏切り者が呼んだ暗殺者たち・囚人を護送していた刑事たちを巻き込んだ血みどろの乱戦が始まった。

次々と地中から蘇る死者達、死んだそばからゾンビとなってふたたび襲い掛かるヤクザや暗殺者達との激闘の末、女とともに生きのびた脱獄囚の目の前に、組織のリーダーを務める謎の男が現れる。結界を開き邪悪な力を手に入れようと企む彼は、500年前、実は彼の弟であるKSC2-303に邪魔されその機を逸していたのだが、現代に転生し漸くそのチャンスを得ようとしていた。そして、その扉を開く鍵を握っていたのは謎の女だった。果たして、その女を巡って壮絶な戦いが展開されるが、KSC2-303は兄の強大な力の前に遂に命を落としてしまう。そんなKSC2-303を、謎の女が自らの血を使って蘇らせた。だが、実は謎の女の血で蘇ったKSC2-303の血こそ、結界を開く鍵だったのだ。ボスの狙い通りとなった今、いよいよ本当の戦いの火蓋が切って落とされた!

そして壮絶な戦いの末、戦いに勝利したのはKSC2-303だった。しかし、それから99年後。三度この世に転生した兄弟と謎の女は、新たな宿命の戦いに挑もうとしていた。

VERSUS ヴァーサス スタッフ

監督:北村龍平
脚本:北村龍平山口雄大
プロデューサー:進啓士郎
アソシエイト・プロデューサー:高橋信之
撮影:古谷巧
編集:掛須秀一
特殊メイク:仲谷進
アクション監督:下村勇二
音楽:森野宣彦
津軽三味線:吉田健一
総合プロデューサー&プロデュース:西村秀雄& WEVCO Produce Company

VERSUS ヴァーサス キャスト

坂口拓……囚人番号KSC2-303(ダークヒーロー)
榊英雄……全てを知る不死身の男、ヤクザのリーダー(全てを知る男)
三坂知絵子……記憶のない女
松田賢二……ナイフ使いのバイセクシャルのヤクザ(レザボア)
大場一史……ナイフ使いと懇ろのメガネのヤクザ (レザボア、ガンマニア)
松本実……チビで小心なヤクザ(レザボア、赤顔、チビ)
新井雄一郎……不死身の男にただ1人忠誠を誓うヤクザ(レザボア)
片山武宏……赤い髪の暗殺者(アサシンズ)
吉原歩……二挺拳銃の暗殺者(アサシンズ)
浅井星光……空手使いの暗殺者(アサシンズ、赤毛)
谷門進士……異様な雰囲気の刑事(必殺処刑コップ)
増本庄一郎……右手を切断される刑事(必殺処刑コップ)
古宮基成……組織への手引きをした脱獄囚
渡部遼介……KSC2-303に射殺されたヤクザのサブ・リーダー
上赤俊朗……冒頭で惨殺される侍(侍)

VERSUS ヴァーサス 予告編・無料動画