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マディソン郡の橋|たった4日間の恋に永遠を見いだした中年の男女の愛を描いた、大人のラヴストーリー。

マディソン郡の橋
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マディソン郡の橋は、1995年公開のアメリカ合衆国の映画。アイオワ州の片田舎で出会った、平凡な主婦と中年のカメラマンの4日間の恋を描く。世界的ベストセラー(およびロングセラー)となったロバート・ジェームズ・ウォラーによる同名小説(日本語訳・文藝春秋刊)を、クリント・イーストウッドが製作・監督・主演を務めて映画化。

マディソン郡の橋 映画批評・評価・考察


マディソン郡の橋(原題:The Bridges of Madison County)

脚本:39点
演技・演出:20点
撮影・美術:19点
編集:8点
音響・音楽:9点
合計95点

アカデミー賞女優のメリル・ストリープ(本作でオスカー10度目のノミネート)とクリント・イーストウッド(製作と監督も兼任)が夢の競演。原作はロバート・ジェームズ・ウォラーの一世を風靡したベストセラー小説。両大スターの円熟した力強い演技によって、あの恋人たちに新たな命が吹き込まれる。


同名ベストセラーの映画化権が熾烈な争奪戦を経てスティーヴン・スピルバーグに渡り、最終的にイーストウッドの監督・主演、名女優ストリープ共演という豪華顔合わせで映画化。ひょんなことから出会った、地方の主婦と旅行途中のカメラマン。2人が短い恋に永遠の魂をささげる、感涙のラブストーリー。大人の純愛を題材にしつつも新鮮かつ味わい深く、日本でも大ヒットし、“マディソン郡”ブームが起きました。物語の舞台と同じく米国アイオワ州マディソン郡でロケ撮影を敢行。タイトルとなった橋など、数々の風景も目に焼きつくものです。

劇場公開時に映画館で観ました。その時は、まだ19歳くらいだったからか、どちらかというと子供達の視点で親の恋愛を観ている感覚でした。一緒に観に行った子は原作ファンだったこともあり、めちゃめちゃ感動している様子でした。再鑑賞してみると、当時とはまた違う感覚で観ることができました。

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マディソン郡の橋 あらすじ(ネタバレ)

1989年冬。アイオワ州マディソン郡。フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、母の遺書に「死んだら火葬にしてほしい」とあるのに当惑する。2人は彼らに当てた母の手紙と日記を読み始める……。

1965年秋。フランチェスカは結婚15年目で単調な生活を送っていた。夫のリチャード(ジム・ヘイニー)と2人の子供がイリノイ州の農産物品評会に出掛け、彼女は4日間、一人で家にいることになった。新鮮で開放的な気分になった彼女の前に、プロ・カメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が現れ、道を尋ねた。彼は、珍しい屋根付きのローズマン橋の写真を撮りに来ていた。フランチェスカは彼の魅力に引かれ、その晩、夕食に誘う。彼が宿に帰った後、「明日の晩、もう一度いかが?」とのメモを、明朝の撮影で彼が訪れる橋の上に残した。

翌日、2人はホリウェル橋の上で落ち合った。二人は次第に打ち解け合い、キンケイドは新しいドレスを着た彼女の手をとり、ダンスを踊った。自然の成り行きで一晩中愛し合った2人は、次の日、郊外でピクニックを楽しんだ。残り時間がわずかなことに気づき始めた彼らは、その夜、親密に抱き合った。最後の朝はぎごちなさと不安の中で迎えた。フランチェスカは「これはお遊びなの?」となじるが、彼は「一緒に来てくれ」と言う。悩み苦しんだ末に、荷物をまとめた彼女だったが、家族のことを思うその顔を見て、キンケイドは去った。

夫と子供たちが帰ると、元の日常が戻った。数日後、夫と買い物に街に出掛けた彼女は、降りしきる雨の中、立ち尽くすキンケイドの姿を見た。車から出ようとドアのノブに手をかける彼女だが、どうしてもできない。そして、彼とはそれきりだった。1979年、夫リチャードが死去。彼の死後、フランチェスカはキンケイドに連絡をとろうとしたが果たせず、やがて彼の弁護士が彼の死を報せ、遺品が届いた……。

手記を読みおえたキャロリンとマイケルは、母の秘めた恋に打たれ、2人は母の遺灰を彼女が愛したキンケイドと同じように、あの橋から撒いた。

マディソン郡の橋 スタッフ

監督:クリント・イーストウッド
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
原作:ロバート・ジェームズ・ウォラー『マディソン郡の橋』
製作:クリント・イーストウッド,キャスリーン・ケネディ
音楽:レニー・ニーハウス
主題歌:『DOE EYES(Love Theme From THE BRIDGES OF MADISON COUNTRY)』
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
製作会社:アンブリン・エンターテインメント,マルパソ・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース

マディソン郡の橋 キャスト

ロバート・キンケイド:クリント・イーストウッド
フランチェスカ・ジョンソン:メリル・ストリープ
キャロライン・ジョンソン:アニー・コーリー
マイケル・ジョンソン:ヴィクター・スレザック
リチャード・ジョンソン:ジム・ヘイニー
キャロライン(幼少期):サラ・キャスリン・シュミット
マイケル(幼少期):クリストファー・クルーン
ベティ:フィリス・リオンズ
マッジ:デブラ・モンク
ピーターソン弁護士:リチャード・レイジ
ルーシー・レッドフィールド:ミシェル・ベネス

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