バービー｜考察・キャスト・あらすじ（ネタバレ）・映画予告編動画

バービー｜バービーランドで暮らすバービーとケン。ある日、ふたりは完璧とは程遠い人間世界に迷い込んでしまい……。

2023.08.01

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バービーは、2023年公開のアメリカ合衆国の映画。アメリカ合衆国の玩具メーカーマテル社が発売、世界的にヒットした着せ替え人形バービーの実写映画化。バービーランド― そこはすべてが完璧で、毎日がハッピーな〈夢〉のような世界！ピンクに彩られた世界で暮らす住人は皆が“バービー”であり皆が“ケン”と呼ばれている。そこでバービーと恋人のケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン、デート！そんな完璧な毎日が続くバービーランドからある日ふたりは、完璧とは程遠い“人間の世界”（リアルワールド）に迷い込んでしまう……。カラフルでおしゃれな衣装に身を包み、いつもハッピーな人気者・バービーを演じるのはもちろんマーゴット・ロビー！そして奔放なバービーのボーイフレンドで、ピュアすぎてちょっぴり暴走しがちのケンを演じるライアン・ゴズリング。

バービー　映画批評・評価・考察

バービー　映画批評・評価・考察

バービー（原題：Barbie）

ドールの世界に革命を起こし、世界中を熱狂させてきたバービー。オシャレでかわいいだけではなく、常に時代を先回りし、性別や人種を超え「You Can Be Anything（なりたい自分になれる）」を発信、世界中に勇気を与えてきた。そのバービーの、想像をはるかに超えたパワフルな物語がこの夏ついに公開される！予告編が公開されるや否や、世界中のSNSのタイムラインを席巻、各紙もこぞって「この夏のベストムービ一」として猛プッシュ！待ちに待った最強のイベントムービーがやってくる！完璧なバービーランドから、人間の世界へ─。 2人が知った驚きの秘密とは？すべてが完璧で今日も明日も明後日も《夢》のような毎日が続くバービーランド！バービーとボーイフレンド？のケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン。しかし、ある日突然バービーの身体に異変が！原因を探るために人間の世界へ行く２人。しかし、そこはバービーランドとはすべて勝手が違う現実の世界、行く先々で大騒動を巻き起こすことに─？！彼女たちにとって完璧とは程遠い人間の世界で知った驚きの〈世界の秘密〉とは？そして彼女が選んだ道とは─？予想を裏切る驚きの展開と、誰もの明日を輝かせる魔法のようなメッセージが待っている─！笑って泣いてハッピーになる、最強のドリームファンタジー！

バーベンハイマー現象について

アメリカでは2023年7月21日に公開された。本作品と同日に公開された『オッペンハイマー』と一緒に鑑賞する者が多いと報じられており、インターネット上では両方の映画のタイトルを合わせた「Barbernheimer（バーベンハイマー）」という造語（インターネット・ミーム）も誕生した。

また、このムーブメントに乗じたファンがSNS上で原子爆弾やキノコ雲などを融合させたファンアートを投稿し、アメリカ本社の公式アカウントが「It’s going to be a summer to remember（忘れられない夏になりそう）」と返信したことから、日本のユーザーから批判される事態となった。

バービー　あらすじ（ネタバレ）

ステレオタイプのバービー人形 (「バービー」) とさまざまなバービー人形は、女性が自信を持ち、自給自足し、成功している母系社会であるバービーランドに住んでいた。ケンの仲間たちはビーチでのレクリエーション活動に従事して日々を過ごしているが、バービーたちは医師、弁護士、政治家などの重要な職に就いていた。ビーチ・ケン（「ケン」）はバービーと一緒にいるときだけ幸せで、より緊密な関係を求めますが、バービーは独立と女性の友情を支持して彼を拒んだ。

ダンスパーティー中に、バービーは突然死の不安に襲われた。翌日、彼女はいつもの日課をこなすことができなくなり、足が平らになってセルライトがあることに気づいた。賢いが容姿が醜い追放者である奇妙なバービーは、彼女の病気を治すためには現実の世界に旅行して、一緒に遊んでいる子供を見つけなければならないと彼女に言った。そこに向かう途中、バービーはケンがオープンカーに密航しているのを発見し、しぶしぶ同伴を許可した。

ベニスビーチに到着した二人は、数々のおかしな行動を起こし、マテル社のCEOを警戒させ、捕獲を命じた。バービーは、飼い主である10代の少女サーシャを追跡した。サーシャは、非現実的な美しさの基準を奨励しているとしてバービーを批判した。取り乱したバービーは、マテル社の従業員でサーシャの母親であるグロリアが、彼女の実存的危機の本当のきっかけであることを知った。

グロリアは、自分自身のアイデンティティの危機を経験しながら、サーシャの古いバービー人形で遊び始め、うっかり自分の懸念をバービー人形に移した。マテル社はバービー人形をおもちゃ箱に入れて再製造しようとするが、彼女はグロリアとサーシャの助けで逃げ出し、三人はマテル社のCEOや高級幹部らとともにバービーランドへ向かった。

一方、ケンは家父長制について知り、初めて尊敬され受け入れられていると感じた。バービーランドに戻ると、彼は他のケンたちに引き継ぐよう説得し、バービーたちはメイド、主婦、気の合うガールフレンドなどの従順な役割を教え込まれた。バービーが到着し、ケンとバービーたちに元の状態に戻るよう説得しようとしたが、拒否された。彼女は落ち込んでしまうが、グロリアは女性に対する社会の相反する期待について感動的なスピーチをし、バービーは自信を取り戻した。

サーシャ、ウィアードバービー、アラン、その他の製造中止になった人形の助けを借りて、グロリアはすべてのバービーに彼女のメッセージを使用して、バービーを従属的な行動から解放した。その後、復元されたバービーはケンを操作して、ケン同士で戦わせた。このようにして、バービー人形たちは権力の座を取り戻す一方で、男性優位を謳う憲法改正から気をそらされた。その過程で、彼らはまた、以前の社会システムの誤りに気づき、ケン一家とすべての追放された人形のより良い扱いを含む、バービーランドにいくつかの変更を加えることを決定した。

バービーとケンはお互いに謝罪し、自分たちの失敗を認めた。ケンはバービーなしでは自分のアイデンティティも目的もないと嘆くが、バービーは彼に自律的なアイデンティティを見つけるよう勧めた。自分自身の目的とアイデンティティが分からないままのバービーは、マテル社の共同創設者ルース・ハンドラーの精神と出会い、バービーの物語には決まった終わりがなく、彼女の絶え間なく進化する歴史はルーツの歴史を超えていると説明した。

バービー、ケンズ、マテルの重役らがバービーに別れを告げた後、バービーは人間になって現実の世界に戻ることを決意する。しばらくして、グロリア、夫、サーシャは、現在「バーバラ・ハンドラー」という名前で呼ばれているバービーを初めての婦人科の診察に連れて行った。