キラー・ジーンズ｜考察・キャスト・あらすじ（ネタバレ）・映画予告編動画

キラー・ジーンズ｜“人喰いジーンズ”が巻き起こす恐怖をスプラッター描写満載で描いたホラーコメディ

2023.04.142024.03.29

この記事は約5分で読めます。

キラー・ジーンズは、2020年公開のカナダ映画。人喰いジーンズが勝手に動き出して、次々に人間たちを血祭りに上げていくさまを描いたホラーコメディー。ジーンズの特徴を活かした殺しのバリエーションが見どころだが、ファストファッションや消費文化の弊害を訴える社会派作品としての一面もある。2020年8月のファンタジア国際映画祭でデジタル初公開されました。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」（2021年10月29日～11月11日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか）上映作品。

キラー・ジーンズ　映画批評・評価・考察

キラー・ジーンズ　映画批評・評価・考察

キラー・ジーンズ [ ロマーヌ・ドゥニ ]

楽天ブックス

￥ 1,785（2024/04/29 09:04時点）

Amazon

楽天

Yahoo!ショッピング

キラー・ジーンズ（原題：Slaxx）

脚本：30点
演技・演出：12点
撮影・美術：13点
編集：9点
音響・音楽：7点
合計71点

アパレル業界の闇を大胆に、皮肉ったホラーコメディ。80年代の馬鹿馬鹿しいホラーテイストを織り交ぜながら、社会派テーマを上手く表現しています。
観る前は、どうせアタック・ザ・〇〇みたいなおバカホラーと思ってましたが、これがなかなかの内容でホラー・コメディではあるものの、ブラックユーモアの利いた社会派映画でした。

今作品はAmazonプライムで見ました。

キラー・ジーンズ　あらすじ（ネタバレ）

理想主義的な10代のリビー・マクリーンは、トレンディな衣料品店であるカナディアンコットンクロージャーズ（CCC）に出勤初日を迎えた。店長のクレイグに加えて、リビーはシュルティ、ハンター、ジェマ、ロードなどの自己陶酔的で不満を持った従業員に出会った。会社の創設者であるハロルド・ランズグローブが短時間訪問し、待望のスーパーシェイパー (あらゆる体型に適合できるデザイナージーンズ) の発売に向けて準備をしている従業員に元気なスピーチをした。

ジェマは物置からジーンズを盗んだ。ジーンズはジェマの腰の周りに収縮し、最終的にジェマの下半身を引き裂いた。クレイグは、ジェマを探すためにハンターを行かせた。ハンターはジーンズを見つけて履こうとしたが、彼女が転んでコートのフックに頭を突き刺すまでジーンズがねじれた。クレイグはリビーにジェマとハンターの捜索を依頼した。リビーはジェマのバラバラの体を見つけ、クレイグに連絡した。警察やメディアが昇進の機会を複雑にする可能性があることを心配して、クレイグはリビーにジェマの死を隠すように説得した。ロードがジーンズを見つけたが、ジーンズのジッパーはロードの体のいくつかの部分を切断した。ジーンズはロードを噛んで死ぬ口を形成した。リビーは、バラバラのロード詰められた箱があるのを見つけた後、再びクレイグに警官に電話するように頼んだ。クレイグはリビーを殴り彼女を止めた。

ファッション・ブロガーでソーシャル・メディアのインフルエンサーでもあるペイトン・ジュエルズが、少人数のクルーと一緒に到着し、ジーンズの試写会を行っていた。ジーンズはカメラでペイトンを絞め殺してから、シュルティを除く店の他の全員を殺し大暴れした。クレイグは、ジーンズが床に血を流しているのを見て、何が起こっているのかを理解した。クレイグは、うぬぼれたPR担当者のバーブ・ルボツキーに警告しようとしたが、代わりに、彼女がバーブを侮辱した後、ジーンズがバーブを殺すことを許可した。意識を取り戻したリビーは、殺人事件の映像が含まれているペイトンの落としたカメラを見つけた。リビーは驚くべきビデオをシュルティに見せた。リビーは、ジーンズがシュルティを殺した可能性があることを確認したが、シュルティがボリウッドの歌を歌っていたのでそうならなかった。リビーとシュルティはカメラをクレイグのところへ持っていった。

ジーンズは、パンツに人間の形を与えるマネキンに装着した。インドとのつながりを認識したリビーは、シュルティにヒンディー語でジーンズと話すように頼んだ。壁に血で書いたジーンズは、13 歳の児童労働者であるキーラットによって所有されていることが明らかになった。キーラットは、スーパーシェイパーの調達に使用された実験的なインドの綿花畑で脱穀機に殺された。リビーとシュルティは、キーラットの啓示についてクレイグに怒って立ち向かう。クレイグは、CCCのオーガニックで人道的であるというイメージは嘘であり、小売業者が実際に搾取工場や GMO を搾取していることを認めた。リビーとシュルティは、殺人事件の終結と引き換えに、キーラットの話を公に暴露することを交渉した。会社が非倫理的な行為にさらされた場合、地域ージャーの昇進が台無しになることを望まないクレイグは、消火器でズボンを爆破することで中断した。

狂ったクレイグはシュルティを刺して有害な映像を含むカメラを手に入れたが、メモリカードがなくなっていることに気づいた。クレイグはメモリカードを探している間、リビーの首を絞め窒息させた。ジーンズの大群がクレイグを襲い、彼をむさぼり食った。リビーは、店の自動封鎖がもうすぐ終わるまえに目を覚ました。しかし、リビーがドアのロックを解除するときにドアをブロックしようとしたが、大勢の客たちがリビーを押しのけ、踏み倒した。ジーンズは押しかけた客たちの殺戮を続けた。頭から血が溢れてきたリビーの手にはメモリーカードが見えた。