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DROP ドロップ|スマホのドロップメッセージで脅迫された女性の運命を描いたシチュエーションスリラー

DROP ドロップ
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DROP ドロップは、2025年公開のアメリカ合衆国の映画。スマホのドロップメッセージで脅迫された女性の運命を描いたシチュエーションスリラー。2025年3月9日にSXSWで初公開され、2025年4月11日にユニバーサル・ピクチャーズによって米国で公開されました。この映画は批評家から概ね好評を博し、世界中で2,800万ドルの収益を上げました。

DROP ドロップ 映画批評・評価・考察



DROP ドロップ(原題:Drop)

脚本:32点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計80点

今作品は、マッチングアプリを通じて出会った男性とデート中の女性が、匿名で送られてくる脅迫メッセージに追い詰められていくサスペンス・スリラーです。また、この映画は、女優のオリヴィア・スイが実際に受けた、AirDropを通じた嫌がらせの体験にインスパイアされたものです。

主なストーリーは、犯人が近くにいるという状況下で繰り広げられる、犯人との心理戦が描かれます。「AirDrop」のような無線通信機能を利用した嫌がらせが、物語の鍵となっています。最後の展開では、犯人の正体とバイオレットの秘められた強さが明らかになります。

ワンシチュエーションで繰り広げられるスリリングな展開が高く評価されています。一方で、終盤の展開に対しては賛否両論が見られます。ご都合主義的なものや、登場人物の掘り下げが浅く、キャラクターに感情移入しにくい点などが挙げられます。概ねあまり注目されていなかった作品ながら、「掘り出し物のサスペンス」として予想外に面白かったという感想も多く見られました。


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DROP ドロップ あらすじ(ネタバレ)

シカゴ在住のセラピスト、ヴァイオレット・ゲイツは、虐待的な夫ブレイクの死後、再びデートを始め始めた。幼い息子トビーを妹のジェンに預け、ヴァイオレットは出会い系アプリで連絡を取り合っていた写真家ヘンリー・キャンベルとのデートのため、タワー最上階のレストラン「パラテ」へとやって来た。

ヘンリーの到着を待つヴァイオレットは、バーテンダーのカーラ、ピアニストのフィル、そしてブラインドデート中のリチャード、そして同じくダイナーのコナーと出会う。ヴァイオレットはまもなく、正体不明のユーザーから「デジドロップ」と呼ばれる近距離テキストメッセージを受け取り始める。そのメッセージは次第に脅迫的な内容へと変化していく。ヘンリーが到着し、二人は席に案内され、新しいウェイターのマットがサービスする。ヴァイオレットはさらにメッセージを受け取り、ヘンリーはそれが誰なのかを突き止めようと試みる。レストランの同じ席に座っている誰かに違いないと考えているからだ。ヴァイオレットはメッセージを無視しようと試みるが、メッセージはエスカレートし続け、ついにはユーザーはヴァイオレットに自宅の防犯カメラを確認するよう求める。

カメラには、覆面をした銃撃者が自分の家の中にいるのが映っていた。ヴァイオレットは、その男からメッセージを受け取り、誰にも知らせたり、逃げようとしたりしないで、さもないとトビーを殺すと脅された。ヴァイオレットは、レストランに盗聴器が仕掛けられており、監視カメラで監視されていることに気付く。ユーザーはヴァイオレットに、ヘンリーのバッグからカメラを取り出してSDカードを破壊するように指示する。ヴァイオレットは指示に従い、市長に勤めるヘンリーが横領の証拠を写真に撮っていることを知る。ヘンリーはヴァイオレットの行動に疑念を抱き、出て行こうとするが、ヴァイオレットはヘンリーにキスをして留まるよう促し、ブレイクとの関係で受けたトラウマを打ち明ける。ユーザーはヴァイオレットに、浴室から毒の入った小瓶を取り出してヘンリーを殺すように指示する。

コナーを疑ったヴァイオレットは彼に詰め寄るが、彼の犯行を証明できない。ヘンリーを殺したくないヴァイオレットは、フィルに人質事件を知らせるメモをこっそり渡すが、フィルはその後まもなく倒れ、建物を出ようとした際に毒を盛られて死亡する。中毒者はヴァイオレットの計画が失敗したと侮辱し、ヘンリーを今すぐ殺すよう要求する。ヴァイオレットはショットを注文し、ヘンリーのショットに薬を入れるが、ヘンリーが自分のショットを飲もうとして止めようとして散らかしてしまうのでパニックになる。ヘンリーが片付けに席を立つと、カーラはヴァイオレットの様子を確認し、リチャードも同じように最悪なデートを経験し、一晩中ヴァイオレットのテーブルを見張っていたと話す。ヴァイオレットは新しいショットを持ってリチャードを訪ねると、彼は自分が彼女を苦しめていた人物であることを明かす。

リチャードは市長に雇われており、ヘンリーを暗殺しようと企む。ヘンリーは市長に不利な証言をしようとしている。そして、ヴァイオレットに殺人の罪を着せようとしていた。ヘンリーが到着し、目の前で出来立てのショットを飲む。リチャードがヴァイオレットに得意げに振る舞うと、彼女はリチャードが食べていたデザートに毒を盛っていたことを明かす。間もなく死期が迫り、暗殺計画が台無しになったことを悟ったリチャードは激怒し、ヴァイオレットを撃とうとするが、ヘンリーに押しのけられ、リチャード自身が撃たれる。乱闘騒ぎとなり、リチャードの乱発した弾丸が窓を貫通。カーラがリチャードに刺され、リチャードは手下にトビーとジェンを殺害するよう警告する。窓が割れ、突風に吹かれてリチャードは外に投げ出され、息絶える。ヴァイオレットも落ちそうになるが、ヘンリーに助けられる。ヴァイオレットはヘンリーの車に乗り込み、家路に急ぐ。ジェンはトビーを守ろうとして撃たれる。ヴァイオレットが到着し、手下を刺すが、手下はヴァイオレットを制圧する。その後、トビーは落とした銃を回収し、ヴァイオレットは手下を射殺する。

その後しばらくして、ヴァイオレットは病院にいるヘンリーとジェンを見舞う。ヘンリーが市長の写真を投稿したことで、彼が逮捕・起訴されたことが明らかになる。ジェンは、ヴァイオレットとヘンリーが2度目のデートを計画する前に、いたずらをしようとメッセージを送る。

DROP ドロップ スタッフ

監督:クリストファー・ランドン
製作:マイケル・ベイ,ジェイソン・ブラム,ブラッド・フラー,キャメロン・フラー
製作総指揮:ロン・リンチ,サム・ラーナー,マクダラ・ケレハー
脚本:ジリアン・ジェイコブス,クリス・ローチ
音楽:ベアー・マクレアリー
撮影:マーク・スパイサー
編集:ベン・ボードゥイン
配給:東宝東和

DROP ドロップ キャスト

バイオレット:メーガン・フェイヒー
ヘンリー:ブランドン・スクレナー
ジェン:バイオレット・ビーン
トビー:ジェイコブ・ロビンソン
リチャード:リード・ダイアモンド
カーラ:ガブリエル・ライアン
リンディ:サラ・マコーマック
マット:ジェフリー・セルフ
フィル:エド・ウィークス
コナー:トラビス・ネルソン

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