魔女の宅急便（実写版）｜考察・キャスト・あらすじ（ネタバレ）・映画予告編動画

魔女の宅急便（実写版）｜空とぶお届け屋、はじめました。｜13歳で見知らぬ町で1年間暮らす。それが魔女になるための決まりなのです。

2022.05.032024.02.02

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魔女の宅急便（実写版）は、2014年公開の日本映画。宮崎駿によってアニメ化もされた、角野栄子の名作児童文学を原作にしたファンタジードラマ。一人前の魔女になるための修行として、知らない町で1年間生活する13歳の少女キキがさまざまな出来事を通して成長するさまを見つめる。監督は、『呪怨』シリーズの清水崇。キキを演じるのは、オーディションで選出され、角野も太鼓判を押したという新星・小芝風花。尾野真千子、宮沢りえ、筒井道隆といった豪華な顔ぶれの共演陣はもとより、原作の世界観を再現した美術や衣装にも注目。

魔女の宅急便　映画批評・評価・考察

魔女の宅急便　映画批評・評価・考察

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魔女の宅急便

脚本：3点
演技・演出：5点
撮影・美術：3点
編集：2点
音響・音楽：5点
合計18点

原作に忠実な実写映画化ということで、原作を大幅に改変しているジブリ版『アニメ　魔女の宅急便』との違いがあるのは分かるんですが、一部欠陥のある原作を宮崎駿が手直して素晴らしいアニメ映画になったことを証明するための実写化のように思えてしまうほど酷い映画でした。アニメ版の刷り込みが大きいとはいえ、脚本も映像もよくありません、予算の都合もあるのかもしれませんが、同じ小豆島を舞台とした『八日目の蝉』の方が遥かに映像が美しく、心を魅了するような情景を映し出していました。今作はファンタジー映画にも関わらず、ビジュアルの手抜きが目立ちすぎます。作品全体の世界観がカオスですし、衣装も統一感がなく学芸会のような雰囲気でした。多くの方がレビューで指摘している悪い点は切りがありませんが、つまらないという言葉に集約されるかと思います。また、主演のキキ役小芝風花の演技は良いという評価については、僕は否定的です。実写化でアニメ版を凌駕するとしたら、物語から飛び出してきたような圧倒的なビジュアルと高い演技力が必要のように思います。そのどちらもありませんでした。他のキャストについても、他の映画で見られるようなポテンシャルが発揮されているようには見えませんでした。残念ながら数ある実写化映画の中でもワーストランキング入りする作品でした。今作品、作者自ら出演し、ナレーションもされてるんですが、ジブリが作り出した名作ファンタジー小説という幻想をぶち壊したのが当の本人だったという・・・人間っておもしろいなって思えました。

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魔女の宅急便　あらすじ

魔女の間では、13歳になったとき、一人前の魔女となるために見知らぬ町で1年間暮らすという決まりがあった。魔女の母親（宮沢りえ）と普通の人間の父親（筒井道隆）との間に生まれたキキ（小芝風花）はこの決まりに従い、黒猫のジジを連れて親元を離れる。キキは辿り着いた海辺の町コリコでパン屋のおかみをしているおソノさん（尾野真千子）に気に入られ、居候させてもらうことになった。飛ぶことしかできないキキはその技を活かしお届けもの屋『魔女の宅急便』を始め、空を飛ぶことを夢見る少年・とんぼ（広田亮平）らコリコに住む人々の間で暮らし始める……。

魔女の宅急便　スタッフ

原作：角野栄子『魔女の宅急便』（角川文庫刊・福音館書店刊）
監督：清水崇
脚本：奥寺佐渡子,清水崇
音楽：岩代太郎
主題歌：倉木麻衣「Wake me up」（NORTHERN MUSIC/BEING）
企画：小川富子
エグゼクティブプロデューサー：森重晃,修健
プロデューサー：梅川治男
ラインプロデューサー：梶川信幸
撮影：谷川創平
美術：岩城南海子,伊藤豊
VFXスーパーバイザー：秋山貴彦
照明：金子康博
録音：深田晃
編集：高橋歩
音響効果：柴崎憲治
配給：東映
特別協力：ヤマトホールディングス/ジャンボフェリー
企画：スペースポンド
製作プロダクション：ステューディオスリー
製作委員会：「魔女の宅急便」フィルムパートナーズ（ステューディオスリー,東映,北京泰楽国際文化発展,KADOKAWA,D.N.ドリームパートナーズ,オリコム,日本テレビ放送網,木下グループ,安樂影片,ビーイング,こだま印刷,読売新聞社,MY Promotion,讀賣テレビ放送）