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竹取物語|〈かぐや姫〉の誕生から、月の世界に戻るまでをロマンスを織りまぜて描く。

映画 竹取物語
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竹取物語(たけとりものがたり)は、1987年公開の日本映画。〈かぐや姫〉の誕生から、月の世界に戻るまでをロマンスを織りまぜて描く。『竹取物語』を原作とする本作品は、かぐや姫の正体が宇宙人であるという設定で、大伴大納言と竜(全長100mの首長竜)の戦いや、蓮の花型の巨大宇宙船で月の迎えが来るラストの特撮シーンなど、現代的なアレンジが見せ場であるのが特徴。原作での5人の求婚者は、3人に絞られている。

竹取物語 映画批評・評価・考察


竹取物語(たけとりものがたり)

脚本:25点
演技・演出:14点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:9点
合計69点

月に帰ったかぐや姫のおとぎ話をそのままSF映画仕立てに仕上げた今作。公開当時の初見の時より今の方が楽しめました。竜のデザインがネッシーに見てしまい迫力は程遠いものでしたが、宇宙船のデザインは素晴らしく、その美しさはハリウッド映画を凌ぐものといっても良いくらいです。また、テーマソングのピーター・セテラが歌う”STAY WITH ME”も映画のイメージにぴったりです。個人的にかぐや姫のイメージは沢口靖子になってしまったとほど、ハマリ役だと思いますし、ワダエミの衣装も素晴らしいと思います。脚本は浅い内容でしたが、さすが市川崑、芸術性は素晴らしい作品でした。


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竹取物語 あらすじ(ネタバレ)

八世紀の末。都に近い美しい山里。行商人の宇陀が竹取の家へ行き、女房の田吉女がぼんやりとしているのを目撃する。わずかの金がないばかりにたった二、三日の患いで娘の加耶を亡くしてしまったのだ。夜、閃光が空を走り、何か巨大なものが大音響とともに竹林のある山に落下する。翌日、竹取の造は竹林へ行き、加耶の墓のそばで金属物体を見つけた。墓に向かって光線が走り、物体の中にいた赤ん坊が見るまに加耶そっくりの少女に変身する。だが、その瞳は青かった。小さな水晶球を握って離さない少女を、田吉女は天からの授かりものとして育てようと言い出す。

金属物体を宇陀が彫金師のところへ持ち込み、それが混りけのない金であることがわかった。宮中の紫宸殿で朝議が行われ、山里の天変地異が話題になり、大伴の大納言がわが国ではとれない純金が出廻っていることを報告する。加耶が一日で、十七、八の娘になり、竹取の造は山里を離れた場所に豪荘な邸をたてて移り住む。

加耶の美しさが近隣の評判になり、かぐや姫と呼ばれるようになった。安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人が彼女に求婚する。近くの長老の家の子守りで、盲目の明野に相談し、世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐという条件を出した。

三人はそれぞれ船を仕立てて出発していった。満月の夜、水晶球を通じて加耶が月から来たことがわかった。車持の皇子、安倍の右大臣はいずれも偽物をさし出し、大伴の大納言は竜に襲われてしまう。水晶球から通信が入り、次の満月に月から迎えにくるという。帝は自分の威信にかけ、月からの使者を阻止せよと藤原の大國に命じる。

満月の夜、巨大な宇宙船が月から飛来した。兵士の射る矢は何の効果もなかった。加耶は「人間の真心を忘れない」と告げ、加耶は宇宙船のなげる光線の中に入って上昇していく。明野の月が見えるようになり、大伴の大納言は「かぐや姫、きっとまた会える」とつぶやくのだった。

竹取物語 スタッフ

監督:市川崑
製作:田中友幸,羽佐間重彰
企画:三ツ井康
プロデューサー:角谷優,藤井浩明,新坂純一
脚本:菊島隆三,石上三登志,日高真也,市川崑
資料提供:馬場和夫
特技監督:中野昭慶
音楽:谷川賢作
オーケストラ指揮:井上道義
オーケストレイション:山本純ノ介
演奏:東京交響楽団
コーラス:東京混声合唱団
主題歌:ピーター・セテラ “STAY WITH ME”(邦題:ステイ・ウィズ・ミー song for KA・GU・YA・姫)
撮影:小林節雄
美術:村木忍
録音:斉藤禎一
照明:下村一夫
編集:長田千鶴子
助監督:吉田一夫,手塚昌明
製作担当者:平松重和
衣裳:川上鈴雄
衣裳監修:斎藤寛
衣裳デザイン:ワダエミ
衣裳協力:三松
整音:大橋鉄矢
音響効果:小島良雄
殺陣:美山晋八
音楽協力:東宝音楽出版
現像:東京現像所
製作会社:フジテレビジョン,東宝映画
配給:東宝

竹取物語 キャスト

加耶:沢口靖子
大伴の大納言:中井貴一
車持の皇子:春風亭小朝
安倍の右大臣:竹田高利コント山口君と竹田君
明野:小高恵美
商人の宇陀:常田富士男
藤原の大國:加藤武
帝:石坂浩二
彫金師:山口弘和コント山口君と竹田君
坂上の太政大臣:浜村純
村の長者:出光元
理世の妻:横山道代
小野の房守:井上博一
五歳の加耶:中野美穂
理世:中村嘉葎雄
僧上の道尊:伊東四朗
皇后:岸田今日子
田吉女:若尾文子
竹取の造:三船敏郎

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