スポンサーリンク

女囚さそり 701号怨み節|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

女囚さそり 701号怨み節
この記事は約7分で読めます。

1973年公開の日本映画。東映製作の女囚さそりシリーズの第4作目である。過去に殺人を犯して逃亡中の松島ナミが警察に捕まるが逃げ出し、直後に出会った元過激派学生運動家に一度は犯罪者的意識で心を許したさそりが、その男に裏切られた怨念に燃え、刑務所を脱走して復讐を果すまでを描く。前作までは女子刑務所を管理する所長や看守が男性だったのに対し、本作では初めて女性がそれらの職務を担っている。日本では『ゴルゴ13』と2本立て公開で、4億400万円の売上は1974年(昭和49年)邦画配給収入の第7位にランキングされた。

女囚さそり 701号怨み節 映画批評・備忘録


女囚さそり 701号怨み節

脚本:24点
演技・演出:15点
撮影・美術:14点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計68点

 悪役にダンディ俳優、田村正和と細川俊之が出演しています。悪役でも細川俊之はやっぱ渋い声でたたずまいもかっこいいです。力石徹やドナルド・サザーランドの吹替なんか好きでした。一方、ドーランを塗り過ぎて顔が黒い田村正和は斬新というか微妙な俳優すぎて驚きました。名優も若い頃は下手くそだったんですね。
 今作も警察が極悪人揃いで、看守長の森秋子をレイプするという暴虐シーンがあるんですが、それが生々しいんです。森秋子はすごく艶があるのでシリーズで最もエロいシーンと思います。前作はハードボイルド色が強かったんですが、今作は1作目に近く、ロマンポルノみたいな空気感があります。梶芽衣子が演じたサソリの中では一番感情表現がある演出でした。ご本人は4作の中で一番気に入っているそうです。

amazonプライム・ビデオ

女囚さそり 701号怨み節 あらすじ

刑務所を脱走したさそりこと松島ナミは、児玉警部の執拗な捜査により逮捕された。だが、ナミは護送される途中、車を電柱に激突させ、ふたたび脱走した。傷を負ったナミは、ヌード劇場の便所に潜んだ。そのナミを見つけた、照明係をしている工藤は、人目のつかない舞台の下へナミを抱きかかえ傷の手当てをした。元過激派の学生運動家だった工藤は、警察の凄絶なリンチにより片足を不自由にさせられてしまっていた。そして、その時の刑事が児玉だった。二人はいつしか、犯罪者意識で通じ合い、安心感を覚えていた。しかし、そんな二人に嫉妬した工藤の愛人・みどりは警察へ通報した。児玉は工藤を逮捕し、リンチを加え、ナミの居所を白状させようとするが、工藤は頑なに拒否するのだった。釈放された工藤は、ナミと二人で児玉の家を襲った。しかし、児玉は留守で、妻の君代だけだった。その君代は逃げようとして、窓から落ちて死んでしまった。怒った児玉は大捜査網を張り、工藤を逮捕。そして、工藤の母・トメをだしに使い、ナミの居所を白状させてしまった……。ナミは再び女子刑務所へ送られ、死刑囚専用の第四独居房に入れられた。ナミは刑務所長・中曽根たちにリンチを加えられた後、処刑されることになった。児玉たち刑事や法務省役人の立ち合いで処刑の準備はできた。だが、ナミは看守に連れられて行く途中、逃亡し、児玉の車のトランクに忍び込んだ。所内がナミの脱走で騒然としている時、児玉は刑務所を出て、人気のない埋立地に着く。児玉は自らの手でナミを処刑すべく、看守を使ってナミを脱走させたのである。児玉はナミを引きずり出し、自分で作った絞首刑台に乗せた。しかし、ナミは逆に、ふいをついて児玉にロープをかけ、殺してしまった。ナミは、その足で、工藤のいるヌード劇場へと向った。死んだと思ったナミを見た工藤は、ナミに抱きつくが、ナミは手に待った短剣で工藤の胸を突き刺す。やがて、ナミは工藤に心を許したことを後悔し、人間不信の逃亡生活を始めるのだった。

女囚さそり 701号怨み節 スタッフ

監督:長谷部安春
企画:吉峰甲子夫
原作:篠原とおる
脚本:神波史男松田寛夫長谷部安春
撮影:仲沢半次郎
録音:内田陽造
照明:元持秀雄
美術:北川弘
編集:祖田富美夫
助監督:小平裕
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:藤井善男
進行主任:松本可則
装置:石井正男
装飾:上原光雄
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣装:宮下貞子
演技事務:石川通生
現像:東映化学
音楽:鏑木創
製作:東映東京撮影所

女囚さそり 701号怨み節 キャスト

松島ナミ
演 – 梶芽衣子
第一級殺人及び刑務所から脱走中の女。児玉によるとこれまでに「刑事殺し8件、脱獄3回(未遂28回)をしており、国家レベルの凶悪犯」などと言われている。冒頭では教会で挙式を行う花嫁衣装の飾り付けの仕事をしている。これまでのシリーズと同じく、冷たい目と口数の少ない佇まい、凶暴性と執念深い性格は健在。児玉率いる刑事から追われる中、工藤に助けられたことがきっかけで親しくなり2人で逃亡する。
工藤安男
演 – 田村正和
ヌードスタジオの照明係として働く。現在はニヒルな性格で質素に生活しているが、過去には元学生運動過激派グループの一人で野心的な性格だった。活動家時代に警察から受けた激しい拷問のせいで警察を恨んでいると同時に恐れている。その時のリンチにより不自由になった右脚を引きずって歩くようになり、上半身には痛々しい大きな傷跡が今も残る。活動家時代のアジトに今でも時々出入りしておりライフル銃の扱いに慣れている。
児玉武志
演 – 細川俊之
警視庁捜査一課警部。凶悪犯であるナミを生きたまま捕らえることに執着を見せる。元公安部に所属し当時学生運動の活動家だった工藤を逮捕し、下腹部に熱湯をかけるなどの激しい拷問を行う。暴力的で狡猾な性格の持ち主で、ナミを逮捕するためには時間と労力を惜しまない。ナミと工藤が2人で行動していると知り、部下に指示を出すとともに自ら捜査に身を投じて2人を捕まえようとする。
刑務所の関係者
中曽根所長
演 – 楠田薫
女囚や看守たちから恐れられる人物。規律に厳しい性格で女囚を叩くためのムチをいつも携帯している。受刑者や死刑制度について偏った考えを持っており持論を展開する。大門とは女囚への考え方の違いから内心良く思っていない。自身の執務室で大型犬を飼っている。ナミが死刑執行することを楽しみにしている。
大門看守長
演 – 森秋子
他の看守とは違い慈悲深い性格でムチは持たず、言葉によって励まし諭す形で女囚たちと心を通わせようとする。凶悪犯にも心の片隅に御仏への慈悲を乞う心があると信じ、ナミが刑事から暴行を受けた時も庇おうとする。
南村看守
演 – 根岸明美
看守たちのリーダー的存在。中曽根に感化されて女囚たちにムチを振るって指導するなど威張っている。ただし、休憩中は中曽根に隠れて同僚と共に、男性が被写体のグラビア雑誌を読んだりしている。
稲垣明子
演 – 中原早苗
中曽根たちが管理する刑務所の死刑囚。大門に精神的に支えられ、日々念仏を唱えながら写経をして心を落ち着かせる生活を送る。大門によると刑務所に来た当初は大荒れに荒れていたが、今は別人のように静かになっている。
その他の主な人たち
広瀬刑事
演 – 土方弘
児玉の部下。警視庁捜査一課所属。髪型は薄毛で短髪。児玉の信頼も厚く高井とコンビで行動し、ナミを匿う工藤を尾行して彼女の居場所を探る。活動家時代の工藤の取り調べでは、意識朦朧状態の彼に強引に書類に捺印させた。
高井刑事
演 – 大下哲矢
児玉の部下。警視庁捜査一課所属。冒頭でナミにより左手を負傷し包帯をし、その後は左手だけ黒い手袋をはめるようになる。ナミや工藤と何度か対峙した時に暴力を振るったり激しい取り調べなどするなど手荒い行動を取る。
みどり
演 – 渡辺やよい
ヌードスタジオのダンサー。工藤の愛人。関西弁らしき言葉を話す。親しくなった当初、工藤の下半身にあるヤケド痕の存在を知り驚いている。工藤の控室でナミがかけていた手錠を見つけて刑事に通報する。
工藤トメ
演 – 初井言栄
安男の母。警察に依頼されてはるばる故郷から警視庁に赴き、安男の取り調べに協力する。罪を犯した安男に改心してもらいたいと涙ながらに訴えかける。東北訛りの言葉で話すのが特徴。
児玉絹代
演 – 金井由美
児玉の妻。身重の体。一人で自宅にいた所、工藤とナミに押し入られて人質となるが、直後に転落死する。
その他の人たち
花嫁
演 – 岸真琴
支配人
演 – 伊達弘
刑事
演 – 土山登士幸佐藤晟也大泉公孝滝波錦司亀山達也清水照夫
真崎看守
演 – 安藤純子
看守
演 – 久邇あき子巴聖子吉田梨枝尾崎ひろみ瀬木けい子根岸真理瞳エマ村田博子河野洋子
女囚
演 – 竹村清女名逹ますみ小甲登枝恵山本緑田沢佑子章文栄岸ひろみオモトサヨ宮崎あすか根岸京子
法務相関係者
演 – 山田甲一、清水正
 児玉のマンションの刑事
演 – 五野上力
武装看守
演 – 沢田浩二城春樹大杉雄太郎溝口久夫
以下ノンクレジット

教会の刑事
演 – 佐川二郎
児玉のマンションの刑事
演 – 木村修山浦栄

女囚さそり 701号怨み節 予告編・無料動画


amazonプライム・ビデオ

 

コメント