ギフトは、2000年公開のアメリカ合衆国の映画。不思議な霊感を持つ女性が殺人事件に巻き込まれていくスリラー。監督は『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。主演にケイト・ブランシェット、共演にキアヌ・リーヴス、ヒラリー・スワンク、グレッグ・キニア、ケイティ・ホームズ、J・K・シモンズ。
ギフト 映画批評・評価・考察
ギフト(原題:The Gift)
脚本:27点
演技・演出:16点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計70点
豪華な俳優陣ですが、内容はオカルトB級映画であり、かなりシンプルなストーリーになっています。キアヌが珍しく悪役で出演、その妻をヒラリー・スワンクを演じています。彼でなくても彼女じゃなくても良さそうな役なのですが、サム・ライミ監督ってことで出演してくれたような気もします。あとイメージの固定化しないようにキアヌは前年でマトリックスのネオを演じてましたので、違うタイプの役を演じたかったのでは?
けっこうキアヌは、ヒット作の後に悪役や正反対のタイプの役を演じることが多いように思います。この年は、『ザ・ウォッチャー』でも悪役を演じています。
この映画、全く怖くないんですが、その怖くない理由が、リアルだからなのかもしれません。ケイト・ブランシェットが演じてる占い師、霊能者の演技がそれっぽいんです。超常現象になれている。霊能者の前に一人の優しい母親であることなど、テレビに出る前の冝保愛子にすごく似ています。幽霊よりも人が怖いことを知っている。ある意味、悟り、達観しているところがあります。
この映画の最大の見所は、ビッチで全裸のケイティ・ホームズですかね。
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ギフト あらすじ(ネタバレ)
ジョージア州の小さな町に住む未亡人の占い師アニー(ケイト・ブランシェット)は、人の運命を見抜く特殊な能力の持ち主。夫婦仲に悩むヴァレリー(ヒラリー・スワンク)にも助言するが、その暴力的な夫ドニー(キアヌ・リーブス)には魔女扱いされている。
ある日、息子の教師ウェイン(グレッグ・キニア)と婚約者ジェシカ(ケイティ・ホームズ)の結婚の行方を占うのだが、彼女はそこに恐ろしい幻想を見てしまう。
数日後、ジェシカが失踪。やがて死亡が判明。事件解明のため保安官に協力を要請されたアニーは、占いでドニーを容疑者として浮かび上がらせ、裁判で彼は有罪に。
だが真犯人は、実はウェインだった。アニーは事件のあった池のそばでウェインに襲われかけるが、そこを精神が病んでいるもののアニーを慕っている車の修理工バディ(ジョヴァンニ・リビシー)が助けてくれる。しかしバディはその前に自殺しており、助けてくれたのは彼の霊魂なのだった。
ギフト スタッフ
監督:サム・ライミ
脚本:ビリー・ボブ・ソーントン,トム・エッパーソン
製作:ジェームズ・ジャックス,トム・ローゼンバーグ,ロバート・タパート
製作総指揮:ショーン・ダニエル,グレゴリー・グッドマン,ゲイリー・ルチェッシ,テッド・タネンバウム
音楽:クリストファー・ヤング
撮影:ジェイミー・アンダーソン
編集:ボブ・ムラウスキー,アーサー・コバーン
製作会社:レイクショア・エンターテインメント
配給:パラマウント・クラシックス,アミューズピクチャーズ
ギフト キャスト
アナベル“アニー”・ウィルソン:ケイト・ブランシェット
バディー・コール:ジョヴァンニ・リビシ
ドニー・バークスデール:キアヌ・リーブス
ジェシカ・キング:ケイティ・ホームズ
ウェイン・コリンズ:グレッグ・キニア
ヴァレリー・バークスデイル:ヒラリー・スワンク
マイク・ウィルソン:リンジー・プロバンス
リンダ:キム・ディケンズ
デヴィッド・ダンカン:ゲイリー・コール
ジェラルド・ウィームス:マイケル・ジェッター
アニーの祖母:ローズマリー・ハリス
パール・ジョンソン保安官:J・K・シモンズ
ケネス・キング:チェルシー・ロス
アルバート・ホーキンス:ジョン・ビーズリー
裁判長:エド・レディック
ハギンズ巡査:スチュアート・グリア
トミー・リー・バラード:ダニー・エルフマン