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パリで一緒に|パリ祭の喧騒に包まれたパリの街で悪党や警察から追い回される――おしゃれで陽気なラブ・ロマンス!

パリで一緒に
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パリで一緒には、1964年公開のアメリカ合衆国の映画。オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン共演のロマンチック・コメディー。パリで新作映画の脚本を執筆するはずのベンソンだが、締め切り間近だというのにいまだ白紙だった。そんなベンソンのもとにタイピストのガブリエルが派遣されてくる。ベンソンは彼女からインスピレーションを得てようやく取りかかるが…。脚本で書かれた物語が交錯するユニークな展開、トニー・カーティスはじめ大スターたちのゲスト出演にも注目。「フランス式十戒」のジュリアン・デュヴィヴィエと「愛情の瞬間」のアンリ・ジャンソンの原案を「影なき狙撃者」のジョージ・アクセルロッドが脚色、「逢うときはいつも他人」のリチャード・クワインが演出したロマンチック・ドラマ。

パリで一緒に 映画批評・評価・考察


パリで一緒に(原題:Paris When It Sizzles)

脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計82点

フランスの名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の「アンリエットの巴里祭」をハリウッドでリメイク。オードリー・ヘプバーンとは「麗しのサブリナ」でも共演した名優ウィリアム・ホールデンが脚本家を演じ、彼がタイピスト役のヘプバーンに清書させる物語に従い、劇中劇で恋と冒険の物語が同時進行するという凝った展開です。ヘプバーンの他の作品でもおなじみのパリで現地ロケも敢行したのが楽しく、名女優マレーネ・ディートリッヒ、ベテランのトニー・カーティスなど競演陣も豪華。監督は「女房の殺し方教えます」などコメディの名手であるリチャード・クワイン。


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パリで一緒に あらすじ(ネタバレ)

脚本家ベンスン(ウィリアム・ホールデン)はパリのホテルで新作映画のシナリオを執筆していた。彼の友人マイヤハム(ノエル・カワード)が金を出している。期限はあと2日というのに書いたのは少しだけ。彼はガブリエル(オードリー・ヘップバーン)というタイピストを雇ったが、それは彼のシナリオにも良い結果を生んだ。

シナリオはーリック(ウィリアム・ホールデン)という大盗賊が、俳優フィリップ(トニー・カーティス)がギャビー(オードリー・ヘップバーン)とのデイトをすっぽかしたため、ギャビーを誘惑し、おとりにして警察の目をくらませ、大仕事をしようと企んだ。ところが、ギャビーは実はパリの売春婦で、警察の手先になってリックの行動を探っていたのだ。それを知らないリックは彼女を伴って撮影所に行き、大作フィルムを盗み出した。そして、リックは彼女を警察のスパイと見抜き殺そうとしたがー

シナリオの口述をここまで聞いたガブリエルはベンスンの人柄にひかれ、恋心を抱くようになった。

リックは盗んだプリントで大金をゆするが失敗した。そしてギャビーは警官をだまして1室にとじこめ、2人は空港に逃げた。リックが待たせてあった飛行機に乗ろうとしたとき、監禁された部屋から脱出、追って来た警官に撃たれ、ギャビーの腕の中で死んだ。

ー脚本は完成した。でもガブリエルは気に入らなかった。脚本の中のリックがベンスンに思えるからだ。

締め切りの日、ベンスンが目を覚ますとガブリエルの姿がない。街でガブリエルを見つけると、彼女の心を察したベンスンがハッピーエンドで終ることを約束した。彼女の笑顔があった。

パリで一緒に スタッフ

監督:リチャード・クワイン
脚本:ジョージ・アクセルロッド
原作:ジュリアン・デュヴィヴィエ,アンリ・ジャンソン
製作:リチャード・クワイン,ジョージ・アクセルロッド
音楽:ネルソン・リドル
撮影:チャールズ・ラング・Jr
配給:パラマウント映画

パリで一緒に キャスト

ガブリエル・シンプソン/ギャビー:オードリー・ヘプバーン
リチャード・ベンソン/リック:ウィリアム・ホールデン
アレックス・マイヤハイム:ノエル・カワード
ジレー警視:グレゴワール・アスラン
パーティーのゲスト:マレーネ・ディートリッヒ
ジキルとハイドの格好をした男:メル・フェラー
フィリップ:トニー・カーティス

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