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燃えよドラゴン|少林寺で修行を続ける若者リーは、ハンの部下に殺された妹の復讐のため、ひとり悪の要塞島に乗り込む。

燃えよドラゴン
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燃えよドラゴンは、1973年公開の香港・アメリカ合衆国合作映画。少林寺拳法を武器に強大な悪に対決するスーパーヒーローの活躍を描く。主演は”空手映画”ブームをまき起こし、これを最後に世を去ったブルース・リー。ゴールデン・ハーベストの傘下でリーが主宰するコンコルド・プロダクション(香港)とワーナー・ブラザース(アメリカ)の合作を経て1973年に公開され、世界各国で大ヒットとなった。リーとカンフーが世界的なブームとなり、多くのフォロワーが生まれた作品である。2004年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。

燃えよドラゴン 映画批評・評価・考察

燃えよドラゴン(英題:Enter the Dragon)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)

俳優である前に優れた武道家リー。本物ならではのカンフー技は目にも止まらぬ速さで、公開当時、観客をひとりも残さず圧倒。リーが発する怪鳥音(“アチョー”“ホワー”などの雄叫び)や武器のヌンチャクもその神話性を強化。だが本作で一躍世界のカリスマになったリーでしたが、本作の香港での公開直前の1973年7月20日(日本公開の約半年前)にまだ32歳の若さで急死、ファンを悲しませました。監督は後に「ブルース・リー 死亡遊戯」も手掛けるロバート・クローズ。後の大物陣、ジャッキー・チェン、サモ・ハンも小さな役で出演。


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燃えよドラゴン あらすじ(ネタバレ)

陰謀うず巻く国際都市香港から、南シナ海にうかぶ要寒島ハンで開かれる大武術トーナメントへの招待状が世界中の武術の名人にあてて送り出された。ロサンゼルスに住む黒人のカラテの名手ウィリアムス(ジム・ケリー)、同じくサンフランシスコのローパー(ジョン・サクソン)もその招待状を手に香港へ向かった。その頃、香港に近い田舎で中国人ばかりのカラテの試合が行なわれていた。優勝者は少林寺で仏の道と武術を勉強中のリー(ブルース・リー)という若者だった。早速彼は、秘密情報局のブレースウェートから、要寒島での武術トーナメントに出場するよう要請されるが、武術で名を挙げるよりも無名のままの修道を望むリーはそれを断わった。しかし、修道僧長から、要寒島の支配者ハン(シー・キエン)もかつては少林寺の修行僧であったが、この寺で学んだ武術の知識を今は自分の利益のために悪用していること、さらに父から、妹のスー・リン(アンジェラ・マオ・イン)が、数年前ハンの手下のオハラに殺されたこと、などを聞かされ、出場を決意した。リーはブレースウェートのもとを訪れ、要寒島でハンがおこなっている麻薬製造密売の内情を探り出せとの指令を受け、まだ見ぬハンやオハラへの復讐心に燃えて、悪の要寒島へ出発した。島へ向かう帆船で、リーはアメリカから来たローパーやウィリアムスと知り合った。島ではタニア(アーナ・カプリ)という美女が一同を迎えた。そしてブレースウェートが潜入させた女性秘密情報局員メイ・リンがリーの手助けをすることになった。その夜、早速島内探索に出かけたリーは、麻薬密造の巨大な工場を発見し、見とがめられた数人の衛兵を倒した。翌日からトーナメントが開始されローパー、ウィリアムスは簡単に勝ち進み、リーもオハラを倒した。その日おそく、ウィリアムスがハンに殺された。昨夜、秘密工場にしのび込んで衛兵たちを倒したのはウィリアムスだと誤解されたのだ。夜、リーは再び地下工場にもぐり込み、人肉市場に売り出されようとする女たちを発見した。この発見を司令部のブレースウェイトに無線連絡しようとした途端、警報ベルが鳴り響いた。続々と襲いかかってくるハンの手下をなぎ倒したものの、罠におち捕らえられてしまった。激怒したハンは、ローパーにリーとの一騎打ちを命じたが、ローパーはリーの味方につくことを宣言したため、怒りが爆発し、部下の中でも1番の腕自慢ボロに対決を命じた。だがそのボロもローパーにはかなわなかった。その頃、メイ・リンが地下牢をあけ、ハンの部下たちと大乱闘を演じてた。リーもハンを追いつめ、全面鏡張りの部屋の中に誘い込まれたものの、すさまじい激闘の末、彼の息の根を止めた。ブレースウェートによってさし向けられた兵隊が島へ到着したときには、すでにトーナメントのフィールドはハンの部下たちの死体でいっぱいだった。

燃えよドラゴン スタッフ

監督:ロバート・クローズ,ブルース・リー(ノンクレジット)
脚本:マイケル・オーリン,ホー・シュンリン(ノンクレジット)
製作:フレッド・ワイントローブ,ポール・ヘラー,レイモンド・チョウ,ブルース・リー(ノンクレジット)
製作総指揮:レナード・ホー
音楽:ラロ・シフリン
撮影:ギルバート・ハッブス,チャールズ・ロウ
編集:カート・ハーシュラー,ジョージ・ウォッターズ,チャン・ヤオ・チュン
製作会社:コンコルド・プロダクション,ワーナー・ブラザース
配給:ゴールデン・ハーベスト,ワーナー・ブラザース

燃えよドラゴン キャスト

リー:ブルース・リー
ローパー:ジョン・サクソン
ハン:シー・キエン(声/ケイ・ルーク
ウイリアムス:ジム・ケリー
タニア:アーナ・カプリ
オハラ:ボブ・ウォール
メイ・リン:ベティ・チュン
スー・リン:アンジェラ・マオ
ブレイスウェイト:ジェフリー・ウィークス
ボロ:ヤン・スエ
パーソンズ:ピーター・アーチャー
少年:トン・ワイ
リーの父:ホー・リー・ヤン
冒頭のスパーリング相手:サモ・ハン・キンポー

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