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昆虫大戦争|人類絶滅の危機!異常発生を続ける猛毒昆虫群の大襲撃!現代の科学も及ばぬ恐怖の謎!

昆虫大戦争
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昆虫大戦争(こんちゅうだいせんそう)は、1968年公開の日本映画。松竹大船撮影所作品。『吸血鬼ゴケミドロ』に続く、終末テーマのSFパニック映画シリーズ。当時泥沼化していたベトナム戦争と東西陣営による核戦争の脅威をテーマに、孤島を舞台に愛憎、スパイ戦、大国のエゴなど、濃厚な人間ドラマが描かれた。「水爆搭載機の墜落と捜索」がストーリーの骨子となっているが、本作公開の二年前の1966年に、パロマレス米軍機墜落事故が起こっており、これは当時かなり現実味の強いテーマだった。

昆虫大戦争 映画批評・評価・考察


昆虫大戦争

脚本:20点
演技・演出:13点
撮影・美術:11点
編集:6点
音響・音楽:5点
合計55点

昆虫大戦争のタイトルに惹かれて見たら、あれ?となる事は間違いありません。巨大昆虫やらモンスターが激闘を繰り広げるパニック映画を連想してたら、社会派のSFサスペンス映画だったみたいな感じです。社会派というだけあっていろいろなテーマを盛り込んでいるストーリーでしたが、科学的なリサーチはありません、あきらかに文系が考えそうなものでした。この時代だからこそこの作風なのでしょうが、あまり良い気分では見終えれない作品でした。

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昆虫大戦争 あらすじ(ネタバレ)

南海のある島に、秋山は昆虫採集に来ていた。彼は飛行機が墜落するのを目撃した。その飛行機は水爆を搭載してベトナムへ向う途中の米軍戦略爆撃機だったが、一万メートルの高度で昆虫の大群に遭遇し、墜落したのだ。グアム島の司令部では、ゴードン中佐に水爆回収の作戦が下された。米軍捜索隊は島の洞窟に、アゴの肉をえぐり取られて死んでいる機長と副操縦士、そして記憶を喪失しているチャーリを発見。一方秋山は軍用時計を拾ったことから機長と副操縦士の殺人容疑をうけてしまった。秋山は昆虫採集の依頼主である東京生物科学研究所の南雲と、近くの島に住むアナベルに無実の証言を頼んだ。チャーリーのうわごとから、機長たちは洞窟の中で、昆虫の大群に襲われたことを知った。秋山は、東京の裁判所に連行されるという朝、妻のゆかりに子供が出来たと知らされ脱走して、アナベルの許に逃げ込んだ。しかし、アナベルは細菌戦用の研究をしている、X国の一味で、意識を回復したチャーリーをさらっていたのだ。そして、猛毒を持った虫を集め、米軍の皆殺しを図っていた。チャーリーは毒虫の犠牲になり、狂って街に出たところをゴードンに射殺された。一方すべてを知った秋山は、南雲と落ち合った。南雲は自らの身体を使って、毒虫に対する解毒剤を発見した。しかし、昆虫は南雲の口を借りて奇怪なことをしゃべったのだ。「人類が自分の核兵器で滅ぶのは勝手だが、我々が巻き添えを食うのは御免だ。人間を皆殺しにする」と。秋山はアナベルの家に急いだ。しかし、アナベルたちは大量に繁殖した昆虫の餌食になっていた。昆虫は次々と人間を攻撃し始め、秋山もゆかりを守るため、その犠牲になったのだった。一方、南雲はリモコンで水爆を爆破しようとするゴードンを止めようと争ったが、すでに遅く、水爆は爆発した。そのあとは不気味な静けさが残るばかりだった。

昆虫大戦争 スタッフ

製作:小角恒雄
原案:天田欽元
監督:二本松嘉瑞
脚本:高久進
音楽:菊池俊輔
撮影:平瀬静雄
美術:芳野尹孝
録音:中村 寛
照明:青木辰夫
現像:東洋現像所
協力(特撮監督):川上景司,菅沼峻日本特撮株式会社

昆虫大戦争 キャスト

南雲:園井啓介
秋山譲治:川津祐介
秋山ゆかり:新藤恵美
アナベル:キャシー・ホーラン(声:北浜晴子
チャーリー:チコ・ローランド(声:たてかべ和也
小室:瞳麗子
ゴードン中佐:ロルフ・ジェッサー(声:納谷悟朗
軍医:フランツ・グルーベル
水爆機機長:マイク・ダーニン
米軍司令官:ハロルド・コンウェイ
松永:上田忠好
刑事:青沼三郎
藤井:青山宏
工藤:市村俊幸
南雲の助手:園江梨子
副官:ウォルフラム・ベギシャス
副操縦士:ゲルマン・ライナー
通信兵:ウィリアム・ドュウク
搭乗員:ハッピー・バーマン
声の出演:テアトルエコー

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