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スタンピード|暴走する猛牛、波瀾万丈の旅と恋… 西部劇のダイナミズム溢れる傑作!

スタンピード
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スタンピードは、1966年公開のアメリカ合衆国の映画。イギリス人の未亡人とその娘を伴って、横取りを企む牧場主や様々な困難を乗り越えながら、セントルイスからテキサスまで彼女たちの牛を届けるカウボーイの姿を描いた西部劇。リック・ハードマンのシナリオから、「シェナンドー河」のアンドリュー・V・マクラグレンが監督した西部劇。

スタンピード 映画批評・評価・考察


スタンピード(原題:The Rare Breed)

ジェームズ・ステュアートが信念を貫く器の大きい漢を演じています。男というより漢ですね。今作品は血生臭い従来のガンファイト主体の西部劇ではなく、ヒューマンドラマのような生き方を描いた作品になります。

ジェームズ・ステュアート
191cmの長身で、その誠実な人柄と、日々の生活で困難に立ち向かう「平均的な中流階級のアメリカ人」の善良な役柄を多く演じたことによる印象から「アメリカの良心」と呼ばれた。米国ボーイスカウト連盟の功労賞シルバー・バッファロー章の数少ない受賞者の一人です。

スタンピード あらすじ(ネタバレ)

セント・ルイスでの家畜売買に、英国からやって来たマーサー(モーリン・オハラ)とヒラリー(ジュリエット・ミルズ)母娘がいた。母親は英国からハーフォード種の角のない牛を連れて来ていた。アメリカではロングホーン種(角の長い牛)が巾をきかせ、角のない牛は牛同士の生存競争で育たないものとされていた。母娘の雌牛はただの乳牛として買いとられ、ビンジと名づけられた雄牛だけが、ボウエン牧場に2千ドルで買取られた。

この輸送を任されたのはサム(ジェームズ・ステュアート)だったが、この牛の優秀さを知るテイラーに、千ドルの金で横奪りを頼まれた。サムは、テイラーの悪辣さを知って、テイラーの牧童で怪我をしているガートとジェフ(ジョセフ・ジョンソン)に千ドルをくれてやるのだった。サムとビンジ、それにビンジが飼育される牧場に向かうマーサーとヒラリー母娘の旅が始まった。

ダッジ市から馬と馬車の旅になったが、途中にはボウエン牧場の息子ジェミー(ドン・ギャロウェイ)が出迎えに来ていた。テイラーはサムが裏切ったことを知って、デックとエドに後を追わせていた。だが、2人は牛より母娘の金を狙って一行を襲った。ジェミーは傷を負ったが、2人はサムに倒された。一行はボウエン牧場にビンジを送り込んだ。

この旅でジェミーとヒラリーが結ばれ、サムとマーサーの間に愛情が芽生えた。だが牧場主のボウエンもマーサーに愛情を持つようになった。やがて秋が来てビンジは牧地に放された。そして春がやって来て牛集めの季節となった。牧地の各地に散った牛を集めに牧童たちは忙しくなった。牛集めの最中に、サムはハーフォード種の子牛を連れたロングホーンの雌牛を発見した。

スタンピード スタッフ

監督:アンドリュー・V・マクラグレン
脚本:リック・ハードマン
製作:ウィリアム・アランド
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ウィリアム・H・クローシア
編集:ラッセル・F・シェーンガース
製作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

スタンピード キャスト

サム・バーネット:ジェームズ・ステュアート
マーサ・エヴァンス:モーリン・オハラ
アレクサンダー・ボーウェン:ブライアン・キース
ヒラリー・エヴァンス:ジュリエット・ミルズ
ディーク・サイモンズ:ジャック・イーラム
ジェイミー・ボーウェン:ドン・ギャロウェイ
チャールズ・エルズワース:デヴィッド・ブライアン
ジェフ・ハーター:ベン・ジョンソン
エド・メイブリー:ハリー・ケリー・ジュニア
フアン:ペリー・ロペス

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