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ゲーム|全米No.1「セブン」を超える驚愕と戦慄。ラストの衝撃、緊張度120%。私は盲目であったが今は見える─ヨハネ第9章25節─

映画 ゲーム
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ゲームは、1997年公開のアメリカ合衆国の映画。金持ちの男が軽い気持ちで参加してしまったゲームによって不条理な危機を味わうスリラー。監督は「セブン」のデイヴィッド・フィンチャー。脚本は「ザ・インターネット」のジョン・D・ブランケットとマイケル・フェリス。

ゲーム 映画批評・評価・考察


ゲーム(原題: The Game)

脚本:33点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計82点

作品の内容はともかく見せ方が上手、映像の凝り方やアングルなどこだわりの強い作品でした。最期のオチを考えるとおいおい逆にこれがトラウマになっちゃうんじゃないかと思えるくらいやりすぎ誕生日プレゼントだと思うんですが、まぁ映画なんだからこれくらいダイナミックじゃないと!いうような開き直りもある現実離れしたストーリーでした。サスペンスとしては、賛否の分かれる作品かと思います。まぁ、それはフィンチャー監督の作品全般に言えるところでもあります。ラストシーンから作品を組み立ててる感じもしますね。

今作品はU-NEXT で見ました。

ゲーム あらすじ(ネタバレ)

サンフランシスコ。ニコラス(マイケル・ダグラス)は大富豪だった父の莫大な資産を引き継ぎ、投資家として成功していた。が、妻と離婚した後は大邸宅にひとりで住み、生活は規則正しく「遊び」とはほとんど無縁の毎日。48歳の誕生日。彼の父親が投身自殺をした年齢だ。弟のコンラッド(ショーン・ペン)と久しぶりにレストランで再会したニコラスは「CRS」という会社の紹介状をプレゼントされる。凄い体験をしたとしか彼は言わない。偶然CRSのオフィスを見つけるニコラス。重役のファインゴールド(ジェームズ・レブホーン)はCRSの商品はゲームだという。疑念を抱きながらも彼はテストを受けた。

帰宅したニコラスは玄関の前でピエロの人形を発見。頭をよぎる自殺した父親の死体。テレビのニュースを見ているとキャスターがニコラスに話しかけてくる。コンラッドと待ち合わせたレストランでは約束をすっぽかされ、ウェイトレスのクリスティーン(デボラ・カーラ・アンガー)には服にワインをこぼされる。ウェイターから「彼女を逃すな」という書き置きを渡されたニコラスは彼女を追いかけ、ふたりはちょっとした冒険をする。奇妙な出来事の連続にパニックに陥るニコラス。コンラッドは「奴等にすべて奪われた」と怯え、ニコラスもCRSの仲間だと言って去っていく。ニコラスが乗ったタクシーは海に飛び込み、彼は必死で脱出。警察に助けを求めるとCRSのオフィスはもぬけの殻。クリスティーンの家を見つけて問い詰めると、黒づくめの男達が銃撃してきた。彼女はCRSは大掛かりな詐欺組織で、コンラッドや弁護士もその仲間だという。確かめてみると彼の口座には一銭も残っておらず、ニコラスは彼女に薬で眠らされた。気がつくとそこはメキシコの墓地。彼はやっとのことでサンフランシスコに戻るが、すでに家は競売にかけられていた。

復讐を誓うCRSにニコラスはファインゴールドがテレビに出ていたことから役者だと知り、彼を人質にCRS本社へ銃を手に向かう。そこにはゲームを始めてから彼が今まで会った人間がみんないた。すべては仕組まれていたのだ。CRSの警備員が銃撃し、流れ弾に当たったファインゴールドは倒れる。クリスティーンを捕らえたニコラスは屋上へ。逆上した彼は銃を向ける。クリスティーンは青ざめ、これも全てゲームなのだと訴える。

全てはコンラッドが誕生日のプレゼントに仕掛けた大掛かりなプレゼントで、扉の向こうではシャンペンを手にした彼が待っているのだと。信じられない彼は扉が開くと銃を撃った。果たしてそこに立っていたのはタキシード姿のコンラッド。実の弟を撃ち殺してしまった彼はショックのあまりビルから飛び降りる……しかし、それもまたゲームだった。彼が着地したのは巨大な救命マット。みんなが誕生日を祝うために集まっていた。血糊をつけたコンラッドが笑いながら言う。「兄貴、誕生日おめでとう」。

ゲーム スタッフ

監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ジョン・ブランカトー,マイケル・フェリス
製作:スティーヴ・ゴリン,セアン・チャフィン
製作総指揮:ジョナサン・モストウ
音楽:ハワード・ショア
撮影:ハリス・サヴィデス
編集:ジェームズ・ヘイグッド
配給:ポリグラム・フィルムド・エンターテイメント,ギャガ・コミュニケーションズ/ヒューマックス・ピクチャーズ

ゲーム キャスト

ニコラス・ヴァン・オートン:マイケル・ダグラス
大会社の経営者。48歳。誕生日は10月11日。離婚歴があり、幼い娘もいる。大きな屋敷に住んでいる。優秀で現実的だが人付き合いが殆どない孤独な人物。弟のコンラッドに「CRSクラブ」のカードを渡されたことが物語の切っ掛けとなる。

コンラッド・ヴァン・オートン:ショーン・ペン
ニコラスの弟。人生を楽しむ有意義な性分だが母親の死後に薬物依存症になり精神科に通っている。喫煙者で禁煙場所でも喫煙したがる愛煙家。兄に「CRSクラブ」のカードを渡したことが物語の切っ掛けとなる。

クリスティーン:デボラ・カーラ・アンガー
レストランのウェイトレス。ニコラスと関わり、事件に巻き込まれる。

ジム・ファインゴールド:ジェームズ・レブホーン
「CRSクラブ」の部長。実はフィッシャーという名の俳優。

サミュエル・サザーランド:ピーター・ドゥナット
弁護士。

イルサ:キャロル・ベイカー
ニコラスの家の家政婦。ニコラスの父の代から働いている。

エリザベス:アンナ・カタリーナ
ニコラスの元妻。医者と再婚し、妊娠中。ニコラスには別れていても誕生日に電話を掛けるなど気に掛けている。

アンソン・ベア:アーミン・ミューラー=スタール
ニコラスの経営する会社の系列会社の社長。会社に損失をもたらしたとして解雇されそうになっている。

マリア:エリザベス・デネヒー
ニコラスの秘書。ニコラスが事件に巻き込まれた時も調査に協力した。

ニコラスの父:チャールズ・マーティネー
故人。48歳の時に飛び降り自殺をした。ニコラスはこのことを気に病んでおり、特に父の享年となった48歳になったことで尚更、気にするようになった。

ニコラスの母:フロランティーヌ・モカヌ
故人。物語開始前の数年前に亡くなった。

ニコラス(少年期):スコット・ハンター・マクガイア
ホテルのマネージャー:ユウジ・オクモト

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