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ランナーランナー|人生は、ギャンブルだ。|まさかの実話。最高にスリリングな”大逆転”ギャンブル・テンターテイメント!

ランナーランナー
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ランナーランナーは、2013年公開のアメリカ合衆国の映画。オンライン・カジノの世界を舞台に冷酷な経営者と対峙することとなった秀才学生を描くスリラー。監督は「リンカーン弁護士」のブラッド・ファーマン。製作にレオナルド・ディカプリオが参加。出演はジャスティン・ティンバーレイク、ベン・アフレックほか。タイトルの「ランナーランナー」は、ポーカー用語で不利な状況からラスト2枚で勝負を決める逆転の一手を意味する。

ランナーランナー 映画批評・備忘録


ランナーランナー(原題:Runner Runner)

脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計74点

ハリウッドスター達が好みそうな脚本であり、実際低予算ながら大物俳優が出演し、レオナルド・ディカプリオも製作者に名を連ねる。ハリウッドは時々、こういった作品の内容の割にキャストが豪華な映画が生まれますね。

世の中の事象にたいしての皮肉が効いていて、見る人にとっては痛快な作品です。金次第の世の中で、その金を使ったトリックというか使い方の演出が面白かった。


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ランナーランナー あらすじ(ネタバレ)

ウォール街の大手投資会社で働いていたがリーマンショックで失業したリッチーは、再就職のために名門プリンストン大学で修士号を取ろうとしていた。前職が高収入だったために奨学金を受けられず、学費はオンラインカジノのアフィリエイトで稼いでいる。しかし紹介した学生が親のクレジットカードを使用していたことから学部長にそれがばれ、紹介業をやめなければ退学だと言い渡されてしまう。リッチーは仕方なくオンラインカジノ「ミッドナイトブラック」のポーカーに全貯金1万7千ドルを賭けて6万ドルに増やそうとするが、納得のいかない負け方で全額を失ってしまう。相手の勝率からカジノサイトに不信感を抱いたリッチーは、調査の末、不正の証拠をつかむ。そのデータを手に、リッチーはサイト運営会社のある南米コスタリカへ飛び、サイトのオーナーでありカジノ王として名を馳せているブロックに直談判する。

不正を指摘されたブロックは、翌日リッチーを”ハウス”と称するクルーザーに呼び出し、不正はプログラマがシステムに仕掛けたバックドアから行われたものだったと会社の関与を否定する。リッチーの口座にはすった賭け金が返金され、世間に公表しなかった謝礼として残りの学費も振り込んであった。そしてブロックは、破格の雇用条件を提示して彼をカジノ運営に誘う。プリンストン大を出ても、一流企業に就職できる確率はランナーランナーでフラッシュの確率と同程度だろう。リッチーは、彼の誘いに乗ることにする。

持ち前の頭脳と度胸で現場を動かし、アフィリエイト仲間を自らの部下として雇い、水を得た魚のように仕事をこなすリッチー。未だ手に入らないのはブロックのビジネスパートナーであり元彼女のレベッカのみ。しかし3カ月が経った頃、白昼に街中で何者かに拉致されてしまう。

リッチーを拉致したのは、FBI捜査官シェイバース率いる捜査チームだった。ブロックがカジノ運営の裏で違法行為を働いていると睨み、リッチーに協力を強請してきたのだ。リッチーはブロックに報告するが、FBIの管轄外であり手出しは出来ないと一笑に付される。そして今度は50万人の顧客を持つ大物アフィリエイターとの契約を命ぜられた。

彼は、相手を罠に嵌めて契約を取り、手にした3万ドルのボーナスで、部下を連れてリゾートへ出かける。そこでのパーティで、ついにレベッカを落とす。しかし翌朝、FBIがリッチーの部下にも接触、逮捕をちらつかされた一人が国に逃げ帰ると言いだす。帰国して金融業をするという彼に、もう一人の部下クローニンは投資してくれと言って”タンス預金”の札束を渡す。札束は、シリアルの箱に隠してあった。

リッチーは社に残ったが、今度はコスタリカのギャンブル界を仕切るエレーラに賄賂を運べと言われる。運んだ金が要求額に満たなかったためにリッチーは暴行され、帰社してブロックに苦情を言うも、殴られるリスクも当然の仕事だと一蹴される。この件で目の覚めたリッチーは帰国すべく空港に向かうが、すでにFBIの手が回っており、現地警察を使って麻薬所持の冤罪を負わされ出国できなかった。シェイバースは釈放と引き換えにブロックの情報を流せと詰め寄る。コスタリカでは賄賂が物を言い、現地警察が起訴しても判事が買収されて終わりだという。FBIが動いてアメリカで裁くしかないのだ。

社に戻ると、部下のクローニンがブロックの詐欺の動きを顧客データに見つけていた。しかしその説明の途中でブロックから呼び出しがかかる。カジノ場で偽札を使ったリッチーの父親を、警察に捕まる前に連行し、危険な人物からの借金19万ドルを肩代わりした上でホテルに匿っていると言うのだ。父親を人質に取られた形になったリッチーは、父親と共にブロックから逃げ出せるよう策を練り、ほうぼうに賄賂を撒いて手はずを整えていく。

そしてクローニンから、とんでもない詐欺を見つけたと電話が入る。すぐに向かおうとするが、リッチーはブロックの部下にタルコレス川に連れて行かれてしまう。それはブロックがエレーラを拷問する現場であった。リッチーがクローニンの部屋に着いた時には、すでに彼は何者かに拉致された後だった。

そこへ現れたレベッカ。リッチーはブロックの差し金かと疑うが、彼女は否定し、ブロックが1週間後にアンティグアへの逃亡を企てていると暴露する。事業を始めて3年目にはすでに詐欺は行われており、リッチーは罪を着せるためのスケープゴートとして雇われたのだった。彼はレベッカに手を貸してくれと頼み、会社の裏金を盗んでさらに買収を続け、逃亡の準備をする。

FBIも業を煮やし、リッチーに48時間以内に証拠を出せと強要する。リッチーはクローニンの部屋に戻り、”証拠”を探す。そして、シリアルの箱の底にUSBメモリを見つけた。クローニンは会社の犯罪ー出資金詐欺、ブロックの使い込み、資金洗浄、リッチーに罪を着せるための偽装工作ーを完璧に調べ上げていた。

アンティグアへのプライベートジェットが発つまで48時間。私は味方よというレベッカを信じ、パイロットの買収に向かう。ブロックの部下に見つかってしまうが、すでに買収した現地人らにより部下は伸される。警察が会社に乗り込む頃、ブロックとレベッカを乗せたプライベートジェットが飛び立った。

機が空港に到着しブロックが降り立つと、そこにはリッチーの姿があった。到着したのはアンティグアではなく、アメリカの領土であるプエルトリコだった。ブロックはFBIに逮捕される。

逮捕の隙を見て、レベッカとリッチーはプライベート機で飛び立つ。気付いたシェイバースは慌てるが、預かりものだと空港職員から渡された紙袋を開けると、USBメモリが入っていた。「これで無罪だ」と彼は笑う。

ランナーランナー スタッフ

監督:ブラッド・ファーマン
脚本:ブライアン・コッペルマン,デヴィッド・レヴィーン
製作:アーノン・ミルチャン,ジェニファー・デイヴィソン・キローラン,レオナルド・ディカプリオ,マイケル・シャンバーグ,ステイシー・シェア,ブライアン・コッペルマン,デヴィッド・レヴィーン
製作総指揮:エリック・ホルンバーグ,ブラッド・ウェストン
音楽:クリストフ・ベック
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ジェフ・マカヴォイ
製作会社:リージェンシー・エンタープライズ,アッピアン・ウェイ・プロダクションズ,ダブル・フィーチャー・フィルムズ
配給:20世紀フォックス,プレシディオ

ランナーランナー キャスト

リッチー・ファースト:ジャスティン・ティンバーレイク
アイヴァン・ブロック:ベン・アフレック
レベッカ・シャフラン:ジェマ・アータートン
シェイバース捜査官:アンソニー・マッキー
アンドリュー・クローニン:オリヴァー・クーパー
ハリー・ファースト:ジョン・ハード

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