バトル・インフェルノは、2019年製作のアメリカ合衆国の映画。人間に取り憑いた悪魔を払い“エクソシスト”の儀式を題材にしたオカルトホラー。題材そのものはホラーの定番だが、主人公が本物の聖職者ではなく、真っ赤なニセ者というのがユニーク。幼なじみの友人とともに、毎週悪魔払いの儀式をリアルタイム中継するというヤラセ番組を配信していた主人公が、あるとき本当に降臨した悪魔を相手にすることに……。本当は信仰心も神のご加護も持たない主人公は本物の悪魔と戦えるのか?特集企画『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映。
バトル・インフェルノ 映画批評・評価・考察
バトル・インフェルノ(原題:The Cleansing Hour)
脚本:28点
演技・演出:15点
撮影・美術:14点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計72点
低予算ながら、限られた予算で見所のあるB級ホラー映画に仕上がっています。シチュエーション(エクソシズムの番組)ホラー、モキュメンタリー、オカルトホラー(古典)をうまく組み合わせた設定で、クライマックスにあっと言わせる伏線の貼り方と回収はお見事でした。魔王の能力ついてもう少し言及しておいた方がラストの状況を理解できる人が増えたかなと思います。主人公達を選んだ理由やアクセス数を気にしている理由など、伏線は察しがつく人は理解できるのですが、分からない人が意外と多いんですよね。90分程度の上映時間の割に、内容は濃い方だと思いますし、悪魔の造形も好きでした。
今作品はU-NEXT で見ました。
バトル・インフェルノ あらすじ
幼馴染のマックス(ライアン・グズマン)とドリュー(カイル・ガルナー)は、リアルタイムで悪魔祓いの儀式を行うネット番組『除霊の時間』を配信中。それは、ドリューが構成を考え、マックスが神父役で出演するヤラセ番組だったが、視聴者数は急増、インチキグッズの売り上げも伸びていた。だがある撮影日、取り憑かれた人間役の俳優が姿を見せず、ドリューは婚約者のレーンに急遽代役を依頼。なんとか無事に撮影はスタートするが、レーンの様子が何かおかしい。台本を無視して、まるで本物の悪魔に取り憑かれたかのように振る舞っている。すると突然、スタッフの1人が火だるまになって焼け死んでしまう。マックスとドリューが動揺するなか、視聴者数は激増していく……。
バトル・インフェルノ スタッフ
監督:ダミアン・レヴェック
製作:ダミアン・レヴェック,ダン・クリフトン,ナタリー・レヴェック
脚本:ダミアン・レヴェック,アーロン・ホルヴィッツ
音楽:ジュリエット・ビーヴァン,ショーン・ビーヴァ
撮影:ジャン=フィリップ・ベルニエン
編集:ダミアン・レヴェック
バトル・インフェルノ キャスト
マックス:ライアン・ガスマン
ドリュー:カイル・ガルナー
レーン:アリックス・アンジェリス
クリス:クリス・ルー・クム・ホイ
トミー:ダニエル・ホフマン=ギル
ライリー:エマ・ホルツァー
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