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荒野の決闘|キネマ旬報オールタイムベストテン西部劇部門で堂々の第一位! 映画史に残る「OK牧場の決闘」

荒野の決闘
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荒野の決闘は、1946年公開のアメリカ合衆国の映画。「駅馬車(1939)」「怒りの葡萄」のジョン・フォードの復員第二作で、ステュアート・N・レイクの著作に基くサム・ヘルマンのストーリーから、この映画の製作者のサミュエル・G・エンジェルがウィンストン・ミラーと協力して脚本を書いたもの。西部劇の巨匠ジョン・フォード作品の中でも『駅馬車』と並んで最高傑作とされる。ラストシーンの「OK牧場の決闘」は映画史に残る名場面。

荒野の決闘 映画批評・評価・考察

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荒野の決闘(原題:My Darling Clementine)

『荒野の決闘』はジョン・フォード監督の戦後第一作になります。復員後一作目は『コレヒドール戦記』ですが、これは戦時中に撮影まで行われており、公開前に終戦を迎えたものでした。よって、太平洋戦争終結後に最初に企画された作品という意味では『荒野の決闘』がそれにあたります。

 

本作の公開時には、劇場にヘンリー・フォンダとビクター・マチュアの復員を迎える垂れ幕がかかっていました。製作開始時に、所謂「フォード一家」のエキストラたちに招集がかけられましたが、その中に応じない者達が居てフォードの不興を買いました。

 

しかし、実は彼らが戦死したり負傷して身動きできない者たちであることを知らされ、フォードはひどく落ち込んだ、というエピソードが残されています。

 

『荒野の決闘』では、作中で多くの登場人物が各々の大切な人を失っていきます。弟を二人まで亡くすワイアット。愛人を救えず死なせてしまうドク。全ての息子を殺されるオールドマン・クラントン。やっと再会した婚約者を失うクレメンタイン。そういったやり場のない喪失感を描く一方で、一見その対極に見える、治安を回復した保安官に対する住民たちの感謝や、教会建設のためのダンスパーティの歓喜に包まれた住民たちの描写など、明るくのどかでしみじみとした平和な情景も丹念に描かれています。この両者が一体となって生み出される詩情は、「多くの犠牲を払って得た平和」を示唆しており、「太平洋戦争終結直後」という製作時の時代背景が密接に反映していると思われています。


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荒野の決闘 あらすじ(ネタバレ)

1882年のことである。カウボーイのワイアット、ヴァジル、モーグ、ジェームスの四人兄弟は、メキシコで買った牛を数千頭追って、カリフォルニアへ向かっていた。その途中、アリゾナのツームストン集落の近くで彼らはクラントン父子に会った。クラントン親父は一頭5ドルで牛を全部買おうと申し出たが、それでは買値を割るのでワイアットは断った。その夜は集落の近くで夜営したが、あくる日兄弟が留守の時、末弟のジェームスが銃殺され、牛はことごとく盗まれてしまった。

クラントンの仕業とにらんで、ツームストンの警官となる。ワイアットが酒場でポーカーをしていると、メキシコとのハーフのチワワが流し目をつかった。彼女に気のないワイアットが手荒くしたので恨みを買ったのは是非ないことだった。彼女は医者のホリディにほれていたので、ホリディとワイアットが仲良くなる邪魔をしようとしたが、二人は意気投合して親友となる。ホリディは肺結核なので自爆自棄となって、西部の荒野を流れ歩いているが、もとは立派な紳士である。その彼を訪ねてはるばるボストンから許婚のクレメンタインが訪ねて来る。ホリディは自分の病身ゆえに彼女を幸せにしてやれないと思い、ツームストンを去ってしまう。

チワワはこのことを聞くと怒って、クレメンタインの部屋に押し入り喧嘩を始める。そのときチワワが落としたブローチは殺されたジェームスの持ち物であった。ワイアットが詰問すると彼女はホリディにもらったと言う。ワイアットはホリディを追って連れ帰る。ホリディがチワワを問い詰めると、彼女はクラントンの息子の一人ビリーからもらったことを白状する。その様子を盗み聞いていたビリーがチワワを射った。ヴァジルはビリーを追っかけて射殺するが、彼もクラントン親父に背後から射殺される。ホリディはチワワに手術をしたが、彼女は死んでしまう。

ワイアットは逮捕状を以てクラントン牧場へ行く。モーグとホリディも同行し、壮烈な拳銃戦の結果、クラントンと四人の息子、ホリディは倒される。

クレメンタインは新築される学校の先生となり、彼女と再会を約してワイアットはモーグと共に父の許へ、ことの次第を報告に赴いた。

荒野の決闘 スタッフ

監督:ジョン・フォード
脚本:ウィンストン・ミラー,サミュエル・G・エンゲル
原作:スチュアート・N・レイク『WYATT EARP FRONTIER MARSHAL』
製作:サミュエル・G・エンゲル
製作総指揮:ダリル・F・ザナック
音楽:シリル・モックリッジ,アルフレッド・ニューマン
撮影:ジョー・マクドナルド
編集:エドワード・B・パウエル
製作会社:20世紀フォックス
配給:20世紀フォックス,セントラル映画社

荒野の決闘 キャスト

ワイアット・アープ:ヘンリー・フォンダ
チワワ:リンダ・ダーネル
ドク・ホリデイ:ヴィクター・マチュア
クレメンタイン・カーター:キャシー・ダウンズ
オールドマン・クラントン:ウォルター・ブレナン
モーガン・アープ:ワード・ボンド
グランヴィル・ソーンダイク:アラン・モーブレイ
ヴァージル・アープ:ティム・ホルト
ジェームズ・アープ:ドン・ガーナー
ビリー・クラントン:ジョン・アイアランド

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