テキサス・ダウン｜考察・キャスト・あらすじ（ネタバレ）・映画予告編動画

テキサス・ダウン｜発電所や列車を吹き飛ばし、炎を飲み込んで凶暴な火柱と化す、超巨大竜巻を大スケールで描き出した！

2022.11.282024.02.05

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テキサス・ダウンは、2012年製作のアメリカ合衆国のテレビ映画。大都市テキサスを覆いつくす巨大竜巻の猛威！！発電所や列車を吹き飛ばし、炎を飲み込んで凶暴な火柱と化す、超巨大竜巻を大スケールで描き出した！『ファンタスティック・フォー』スタッフによる最先端VFXが可能にした驚異のスペクタクル映像！『ファンタスティック・フォー』のVFXを手掛けたスティーヴン・ブラシーニが、なす術ない恐怖と混乱を描く！

テキサス・ダウン　映画批評・評価・考察

テキサス・ダウン　映画批評・評価・考察

テキサス・ダウン [DVD]

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テキサス・ダウン（原題：F6 Twister,Christmas Twister）

脚本：20点
演技・演出：12点
撮影・美術：10点
編集：7点
音響・音楽：6点
合計55点

主演がキャスパー・ヴァン・ディーンじゃなかったら、絶対見てないであろう米テレビ映画の今作。劇場公開用映画より予算が少ないので雑CGになるいつものパターン。スケールは劇場公開されるようなSF映画と同等かそれ以上のノリ。なので雑さがより目立ってしまう感じでした。爆発やちょっとした炎もCGに見えます。ただ、出演俳優はキャスパー以外もすごくいいので勿体ない感じでした。

今作品はAmazonプライムで見ました。

テキサス・ダウン　あらすじ（ネタバレ）

アメリカ・テキサス州、クリスマスの数日前の深夜、イーサンは仕事の緊急呼び出しを受けた。彼の仕事は大学で気象観測と研究をしていた。台風や暴風雨、そして竜巻の発生などをいち早く察知し危険な場合は各関係機関に警告していた。その夜も小規模ながら竜巻の発生が確認されたため呼び出された。幸い竜巻は短時間で消え去り被害は店舗が一つというところで終わった。しかし、イーサンはこの竜巻について詳しく調査することにした。

翌朝イーサンの家族である妻アディソンは仕事場の地元放送局へと向かった。また子供達は学校へ。アディソンは地元の放送局では優秀でその仕事ぶりから同僚ローガンと共にニューヨークの大手放送局からオファーを受けていた。しかし、彼女はこのオファーにあまり乗り気ではなかった。ローガンはしきりに勧めてくるものの家族を置いての転勤はやはり気乗りしなかったのだった。そして、昨日深夜に起こった竜巻発生のニュースを放送中、夫イーサンから電話がかかってきた。生放送中であり妻がキャスターであることを知っているはずなのにだ。仕事中のアディソンは少し苛立ちが隠せなかった。しかし、その電話の内容は不穏なものだった。イーサンは大学の同僚とも検討した結果、竜巻は昨日だけに留まらずすぐに拡大すると予測した。彼の大学では研究のため最新設備を導入しており気象状況の詳しいデータを手に入れることができた。そして、そのデータから同時に複数の竜巻の発生が予測された。そのことを知ったイーサンはいち早く市民に警告を発するため放送局の妻に電話をしたのだった。イーサンからの電話に戸惑いを隠せないアディソン。局で手に入った情報では嵐の危険は去ったという内容で、そのことを今放送中だった。ひとまず電話を切り局の気象予報士ローガンにこのことを警告しようとしたアティソンだったがローガンは信用しなかった。気象学に関して自信を持つローガンがイーサンの予測を全く相手にしなかった事には理由があった。イーサンは過去に緊急警告で街全体を避難させたことがあった。ただそのときの予測は大ハズレで一般市民を無意味に混乱させたとローガンは侮蔑の目で見ていたのだった。

しかし、この時テキサス州の各地では異常事態が発生していた。複数の場所で脅威となる竜巻が発生しており、人はもちろん車や列車までも宙に舞い上げ竜巻の脅威は街へと確かに迫っていた。一方大学を離れイーサンは子供達を迎えに学校へ急いでいた。姉弟二人の子供達を連れ帰り早く安全なところに避難させる必要があった。しかし学校から連れ出した息子マックスは姉であるケイトリンが学校ではなく別の場所へ遊びにいったことを話した。実はケイトリンはデートのため学校をさぼり友人とショッピングモールへと出かけていた。イーサンが携帯電話に連絡をいれるも途中で不通になった。携帯電話の中継設備が竜巻により破壊されたためだった。とにかくモールへと急ぐイーサン達親子。その頃、ケイトリンは周囲を巻き込む竜巻の接近を目撃していた。そして、混乱するも友人と共にシェルターへと避難した。嵐が過ぎ去ったころシェルターの外に出たケイトリンは無事父イーサンと合流することができた。同時に複数発生した竜巻は街を瓦礫の山へと変えていた。しかしイーサンのもとへ更なる急報が大学の同僚から伝えられた。過去に前例のない巨大な竜巻、理論上ありえないとされながらランクだけは設定されていた最大クラスＦ6の巨大な竜巻が発生し今都市部へ向けて進もうとしていたのだった。

アディソンは放送局内で無線機を捜していた。携帯電話が繋がらないため夫イーサンと連絡が取れなくなったからだった。無線機は見つからず友人ジョアナが捜してくれることになった。また局内では竜巻の現状を伝えるためローガンが現地へと向かおうとしていた。彼には地方のローカル局ではなくより大手の放送局に移りたいという野心があった。そのため現場での生中継を敢行しようとしていたのだった。そしてより派手な映像を撮るため竜巻の進路上にある発電施設へと乗り込んだが、悲惨な結果に終わった。警報が響く発電施設での生中継のなか竜巻によってとばされたコンテナが彼と仲間のほうに飛んできたからだ。アティソンらはその映像を見てショックを受けたが都市の中心部を進む竜巻は待ってはくれなかった。局内ではまだ情報を集めようとする社員が多数いた。そんな彼らにアティソンは今すぐシェルターに避難するよう呼びかけた。そして無線機を捜しにいったジョアナが見当たらないことに気づいた。避難しようとする同僚からジョアナが地下室に行ったことを聞き様子を見に行くアディソン。彼女は倒れた機材に挟まれ動けないジョアナを発見した。何とか助け出すことに成功するも竜巻による被害で局内では火事が発生、煙により出口が分からなくなりジョアナと共に気を失ってしまった。

一方イーサンは息子マックスを娘ケイトリンの友人に預け妻であるアディソンのいる放送局へ到着した。竜巻自体はもう消えていたが被害は甚大あった。そんななか局のシェルターから出てきた知り合いにアディソンの居場所を聞くイーサン。イーサンについてきたケイトリンとともに地下室へと向かいアディソン達を見つける事に成功。この大災害のなか家族を失うという悲劇は回避されたのだった。