処刑人II(しょけいにんつー)は、2009年公開のアメリカ合衆国の映画。前作『処刑人』から10年ぶりとなる続編である。神の啓示を受けた敬虔(けいけん)な兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑するバイオレンス・アクション映画。前作公開直後より続編の製作は決定していたのだが、契約上のトラブルが起こった結果公開まで10年を要してしまった。
処刑人II 映画批評・評価・考察
処刑人II(原題:The Boondock Saints II: All Saints Day)
脚本:28点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:8点
合計75点
今回は主人公たちのルーツが解き明かされていく内容となっており、1作目を見ていないと分からない事になるので1作目を見てから2作目を見ることをお薦めします。1作目ほどの映像的な斬新さは感じないものの、魅力的な捜査官を演じるジュリー・ベンツの登場で序盤から作品を楽しめます。前作も登場人物一人ひとりの個性の見せ方が上手い監督だと思ってたんですが、今作も上手いなとつくづく感心してしまいました。
処刑人II あらすじ
神の啓示を受け、法で裁けない悪人たちを片っ端から始末する処刑人、コニー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)のマクナマス兄弟。腕利きの殺し屋で“イル・ドゥーチェ”と呼ばれる父ノア・マクナマス(ビリー・コノリー)とともに開廷中の裁判所を襲撃し、イタリアン・マフィアのボス、ジョー・ヤカベッタを公衆の面前で処刑してから8年。
ボストンの街で、知り合いの神父が殺害される。それは、何者かが処刑人兄弟に送りつけた挑戦状だった。アイルランドの片田舎で平穏な日々を送っていた2人だったが、その知らせを耳にして再びボストンへ。悪人どもを処刑すべく、再び正義の戦いを開始する。2人を誘い出した新たなる敵は、組織の勢力を回復させたジョー・ヤカベッタの息子コンセイシオ(ジャド・ネルソン)だった。新たなる仲間の登場、明らかになる父“イル・ドゥーチェ”の過去……。FBI特別捜査官のユーニス・ブルーム(ジュリー・ブルーム)を巻き込み、戦いはさらに過激にエスカレートしていく……。
処刑人II スタッフ
監督:トロイ・ダフィー
脚本:トロイ・ダフィー
原案:トロイ・ダフィー,テイラー・ダフィー
製作:クリス・ブリンカー,ドン・カーモディ
製作総指揮:トロイ・ダフィー
音楽:ジェフ・ダナ
主題歌:ザ・スキッズ「セインツ・アー・カミング」
撮影:ミロスラフ・バシャック
編集:ビル・デロンド,ポール・カンパタ
処刑人II キャスト
コナー・マクマナス:ショーン・パトリック・フラナリー
マーフィー・マクマナス:ノーマン・リーダス
ロミオ:クリフトン・コリンズ・Jr
ユーニス・ブルームFBI特別捜査官:ジュリー・ベンツ
ノア・マクマナス(イル・ドゥーチェ):ビリー・コノリー
ルイ(ローマ人、オールドマン):ピーター・フォンダ
コンセイシオ・ヤカヴェッタ:ジャド・ネルソン
デイビッド・グリーンリー刑事:ボブ・マーレイ
ダッフィー刑事:ブライアン・マホーニー
ドリー刑事:デヴィッド・フェリー
ゴージャス・ジョージ:ボブ・ルービン
デヴィッド・デラ・ロッコ:デヴィッド・デラ・ロッコ
ジェイコブ・マクマナス:スウィーニー・マッカーサー
使い走りのジミー:ロブ・ウェルス
アイルランド人の銃の売人:トム・バーネット
ドク:ジェラルド・パークス
ダグラス・マッキニー神父:ドウェイン・マクリーン
リポーター#1:ハワード・フーバー
ポール・マキシミリアン・スメッカー:ウィレム・デフォー
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