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バッテリー|少年野球を通じて友情と兄弟の絆を描き、累計380万部を突破したベストセラー小説を映画化

映画 バッテリー
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バッテリーは、2007年公開の日本映画。少年野球を通じて友情と兄弟の絆を描き、累計380万部を突破したベストセラー小説を、「誘拐」「13階段」の森下直が脚色して「木村家の人々」「陰陽師」の滝田洋二郎が監督。自信にあふれる孤高の中学生ピッチャーの原田巧役には、3000人のオーディションを勝ち抜いた新人・林遺都が演じる。

バッテリー 映画批評・評価・考察


バッテリー

脚本:31点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点

滝田洋二郎監督が、少年文学のベストセラーを映画化。ピッチャーの才能を持った少年と、彼の相棒となったキャッチャーの少年。彼らの友情と成長を描く。

シリーズ累計1000万部を超える、あさのあつこの超ベストセラーから第1作を映画化。岡山県の一地方を舞台に、少年野球に夢中な2人の少年の関係を軸にして、彼らの成長と友情を綴った感動作。秀でた才能を持ちながら孤独を抱えた主人公の少年を、オーディションで抜擢された新人・林遣都が好演、強い印象を残しました。脇を固める菅原文太、天海祐希、岸谷五朗ら実力派たちの演技も見どころです。原作ファンも納得のさわやかな仕上がりです。

ちょっと予想外。感情描写が秀逸で登場人物それぞれの思いが伝わってきます。涙腺崩壊。

バッテリー あらすじ(ネタバレ)

長男の巧(林遺都)が中学へ入学するタイミングで岡山県に引っ越してきた原田一家を迎えたのは、祖父の洋三(菅原文太)だった。甲子園出場校の監督と知られた洋三の血を受け継ぐ巧は少年野球大会でも活躍する剛腕のピッチャーだが、弟の青波(鎗田晟裕)は持病を抱えている。そんな巧の投球に惚れ込んだのは、医者の息子の永倉豪(山田健太)だった。野球は小学校の卒業で辞めるという親との約束も反故にして、豪は巧とバッテリーを組むことを決意する。母の真紀子(天海祐希)から野球を止められている青波も、兄に女房役ができたことが嬉しくて堪らない。

中学校の野球部には、鬼監督の戸村(萩原聖人)がいた。それでも巧は、マイペースの姿勢を崩そうとしなかった。その態度が反発を買い、他の野球部員からリンチを受ける巧。事態は明るみに出て、校長は野球部の活動停止を言い渡した。巧の同級生である矢島繭(蓮佛美沙子)には、ライバル校の野球部の従兄弟がいた。その縁から非公式な試合が行われる。しかし、その試合中、巧と豪の力量の違いが明らかになった。二人の信頼関係は崩れ、バッテリーも崩壊してしまう。

仲違いした巧と豪の間を取り持ったのは、青波だった。三角ベースで、ひさびさに野球のプレイを楽しむ巧と豪。だが、その疲労から青波は急性肺炎を起してしまう。小児ICU観察室に収容される青波。巧を叱責する真紀子だが、夫の広(岸谷五朗)から諌められる。そして、巧と豪のように、青波と巧や豪の間にもバッテリーが存在することを思い知らされた。 「勝ってな、お兄ちゃん」の声に励まされ、巧は再試合の球場へと向かった。ピッチャーマウンドに立った巧は、キャッチャーの豪に向かって剛球を投げ続ける。二人の黄金のバッテリーが復活した。

バッテリー スタッフ

監督:滝田洋二郎
脚本:森下直
音楽:吉俣良
主題歌:熊木杏里「春の風」
撮影:北信康
編集:冨田伸子
製作会社:角川ヘラルド映画,日本映画ファンド,東京放送,東宝
配給:東宝

バッテリー キャスト

原田巧:林遣都
永倉豪:山田健太
原田青波:鎗田晟裕
矢島繭:蓮佛美沙子
戸村真:萩原聖人
小野薫子:上原美佐
永倉節子:濱田マリ
沢口文人:米谷真一
東谷啓太:太賀
草薙:山田辰夫
阿藤監督:塩見三省
校長:岸部一徳
原田真紀子:天海祐希
原田広:岸谷五朗
井岡洋三:菅原文太

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